「武器ではなく 命の水を」医師・中村哲とアフガニスタン 必見!http://www.dailymotion.com/video/x4sva35 52分http://www.dailymotion.com/video/x4svgen 5分)
「アメリカ同時多発テロから15年。今も戦乱の続くアフガニスタンで干ばつと闘う日本人がいる。医師・中村哲(69)。「武器や戦車では解決しない。農業復活こそがアフガン復興の礎だ」。中村は白衣を脱ぎ、用水路の建設に乗り出した。15年たったいま、干ばつの大地には緑がよみがえり、人々の平穏な営みが再び始まろうとしている。戦乱の地アフガニスタンに必要な支援とは何か。15年にわたる中村の不屈の歩みを通して考える。」
番組スタッフから
【番組の見どころは?】
長い戦乱状態にあるアフガニスタンで、戦火以上に人々を苦しめているのが「干ばつ」です。いまでも国民の3分の1の760万人が食料不足に苦しんでいると言われています。医師中村哲さんは用水路を建設し、乾いた大地を農地に復活させようと奮闘しています。数々の苦難を乗り越え用水路に水が流れ始めると、奇跡のような光景が現れます。乾いた大地が広大な農地へと蘇り、人々の穏やかな暮らしが戻り始めます。武器や鉄砲でな無く水が取り戻した平和を見ていただければと思います。
【この番組を企画したきっかけは?】
私が初めて中村哲医師の取材をしたのが1998年、以来18年間、断続的に現地取材を続けてきました。干ばつの酷さ、用水路建設の困難、甦る緑の大地などを記録し続けてきました。9.11から15年目の今年、悲劇の記録ではなく希望の映像記録を残したいと思い企画をしました。
【心に残ったもの、あるいは心に残るものは?】
用水路建設は中村医師一人の力で行ったものではなく、アフガン農民の力がなければ出来ませんでした。彼らは用水路の建設を自分たちの村を再生させる活動だと信じ、雨の日も酷暑の日も中村医師と共に水路を掘り続けました。その姿には同じ人間として共感、尊敬できるものでした。巷間言われる怖いアフガン人のイメージは微塵もありません。
【見てくださる方に一言】
泥沼化するアフガン問題に対処するために国際社会は軍隊の派遣や様々な支援を行ってきました。しかし、アフガン和平はいまだ実現していません。そんな中、中村医師の用水路の水が小さな地域ですが、穏やか暮らしを取り戻しました。戦乱と干ばつの地に真の平和をもたらす物は何なのか、静かに問いかける15年の記録をご覧ください。
(日本電波ニュース社 プロデューサー&カメラマン 谷津賢二)
「中村哲さんに聞いた」――マガジン9〜この人に聞きたい
http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php
中村さんは「ペシャワール会(http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/)」の代表として、パキスタン、アフガニスタンで、さまざまな活動に携わっておられます。
編集部: (…)日本政府はよく国際貢献と言いますが、どうもそれがズレている感じがします。中村さんたちがなさっているような事業に、もっとお金を出すべきじゃないか、なんて単純に思ってしまいますけど。
中村: 端的に言えば、人々が生存するための、生きていくための事業に対する支援。これがなんと言っても第一だと思いますけどね。我々は、日本政府からは一円の援助も受けていませんが、どうも、日本政府の援助の仕方は、あまりそういう生存への援助にはなっていないんじゃないか、と思いますね。いや、日本政府に限ったことじゃなく、アメリカやほかの国際組織のやり方にも、僕は違和感を覚えることが多いんです。(…)
(…)ほんとうにそうなんです。僕は憲法9条なんて、特に意識したことはなかった。でもね、向こうに行って、9条がバックボーンとして僕らの活動を支えていてくれる、これが我々を守ってきてくれたんだな、という実感がありますよ。体で感じた想いですよ。 武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する。それが具体的な形として存在しているのが日本という国の平和憲法、9条ですよ。それを、現地の人たちも分かってくれているんです。だから、政府側も反政府側も、タリバンだって我々には手を出さない。むしろ、守ってくれているんです。9条があるから、海外ではこれまで絶対に銃を撃たなかった日本。それが、ほんとうの日本の強味なんですよ。
編集部: その体で実感した9条を手放すことには、どうしても納得できない。
中村: 具体的に、リアルに、何よりも物理的に、僕らを守ってくれているものを、なんで手放す必要があるんでしょうか。危険だと言われる地域で活動していると、その9条のありがたさをつくづく感じるんです。日本は、その9条にのっとった行動をしてきた。だから、アフガンでも中東でも、いまでも親近感を持たれている。これを外交の基礎にするべきだと、僕は強く思います。(…)
(以上 マガジン9より)
日本政府からの援助一円もなしで、こんなにすごいことをやれる人がいるんですね。確かに、日本政府は、こういう平和につながる援助をすることには税金を出し渋り、逆に、戦争につながることには、貴重な税金をジャボジャボと浪費しています。
「平成27年度の予算で5機のオスプレイを516億円で購入する予定となっていますが、この価格は平均の2倍近いことが判明しました。日刊ゲンダイの報道記事によると、アメリカ軍の購入費用は1機当たり50億~60億円で、日本の1機当たり約103億円の半分近い価格になっているとのことです。」http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5708.html
これではまだあき足らず、この「欠陥商品」を17機も購入することになっているらしいのです。米国からは既に「お墨付き」が届いています。
「日本にオスプレイ17機売却、社会保障費削減分に匹敵の総額3600億円」
米国防総省は5日、垂直離着陸機V22Bオスプレイ17機と関連装備を日本に売却する方針を決め、米議会に通知しました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-05-08/2015050801_01_1.html
安保法制が一年前に強行採決されています。近い将来、米兵を満載した自衛隊(日本軍?)のオスプレイが、中村哲さんやアフガニスタンの農民の頭上を飛ぶようなことになるのでしょうか? 「テロとの戦い」という名の米軍の「国家テロ行為」に日本も手を染めることになるのでしょうか?
安保法制、「人間かまくら」で強行採決(山本太郎の討論)2015/9/17
https://www.youtube.com/watch?v=b9weBsDB1Os
2016年 9月14日 セワヤキ www.sewayaki.de