イスラエル・パレスチナ間の不均衡な戦い
♣子どもも犠牲に…イスラエルとパレスチナの衝突激化(2021.05.12) https://www.youtube.com/watch?v=ee2R8WmiTuU (動画 4分56秒)
♣イスラエルとパレスチナが停戦 攻撃激化から12日目 (BBC 2021.05.21 )https://www.bbc.com/japanese/57196327
(…)バイデン米大統領はイスラエルとハマスの停戦合意が発表された後、ネタニヤフ首相と電話会談し、対応を称賛したことを明らかにした。「ハマスをはじめとするガザ地区のテロリスト集団による無差別ロケット弾攻撃で、イスラエルの罪のない人々が犠牲になっている。イスラエルが自国を防衛する権利をアメリカは全面的に支持する」(…)ガザ地区の保健省によると、ガザ地区ではこれまでに少なくとも232人が死亡した。うち100人以上は女性や子どもだという。イスラエルは、ガザ地区での死者には戦闘員が少なくとも150人含まれていると主張している。ハマスは戦闘員の被害を明らかにしていない。イスラエルの医療関係者によると、イスラエルではこれまでに子ども2人を含む12人が亡くなった。イスラエル側はガザ地区の武装勢力から約4000発のロケット弾が発射されたと主張している。
《セワヤキ: イスラエル軍が空爆に使ったのは、どんな爆弾で、その数量は? 死者数を比較すると、パレスチナ側232人、イスラエル側12人。「自国を防衛する権利」がイスラエル側にはあり、「故郷を取り戻す権利」はパレスチナ側にはないということ?》
♣【シリーズ『パレスチナの民族浄化』を読む第3弾!】
「イスラエル軍がグリーンライン付近での抗議デモに実弾を発射し多数の死者がでた」 2018.05.14
必聴⇨ https://iwj.co.jp/wj/open/archives/410412 (ハイライト動画4分56秒)
必聴⇨ https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421128 (ハイライト動画13分18秒)
必読⇨ https://iwj.co.jp/wj/open/archives/161440
《セワヤキ: 香港で起きた抗議デモでは、警察との衝突で死者が出たことが大問題となり大きく報道されました。軍ではなく警察との衝突でした。軍の方は、イスラエル軍と違って発泡などせず「掃除」をしていたのだそうです》
※デモを「一掃」?香港に現れた中国軍特殊部隊https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20191122/pol/00m/010/008000c 2019.11.24
《セワヤキ: これまで、パレスチナ人はイスラエルによって多数殺されてきました。それでも、イスラエルが「制裁」されたという話を私はまだ聞いていません。》
※米国は香港問題で対中制裁を追加https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07BRI0X01C20A2000000/
♣パレスチナに関する15の考え ケイトリン・ジョンストン 2021.05.13http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-a718fa.html (以下、抜粋)
2 「私は新しい家を建てている。私が家を建てたかった場所には人々が暮らしていたので、私は連中の上に家を建て始めた。彼らは私を止めようとしたので、テロリストである彼らを私は殺さざるを得なかった。もし、あなたが私の行動に反対するなら、あなたは基本的にナチスだ。私の家には存在する権利があるのだ。」
こんな理屈は通るだろうか?
7 以下の点をはっきりさせよう。
1) 現状: 占領/アパルトヘイトは、パレスチナ人に対する暴力だ。
2)そこで、イスラエルが、追い立て/殴打/射撃をエスカレートする
3) そこで、一部のパレスチナ人が、暴力で反撃する
4))そこで、イスラエルは、虐殺で "反撃する"
3)から、報道を始めれば、視聴者の判断を誤らせることになる。
♣【日刊IWJ 2021.05.14 & 2021.05.17参考】
今回の一連の報道を巡り、日本を含む世界の多数のメディアは、ハマスがイスラエルにロケットを発射した時点から本格的に報道を開始。イスラエルの攻撃は、彼らの自衛行為であるかのような偏った報道が数々なされてきました。
※イスラエル軍がアルジャジーラなど国際的な報道機関が入居していた高層ビルを事前通告の上で空爆!報道機関を標的にした攻撃に非難の声!(2021.05.16 BBC News) https://www.bbc.com/japanese/video-57132213
それでもBBCは、「今回の対立激化のきっかけはいくつかあった」ことを指摘しています。
そのひとつに、シェイク・ジャラー地区のパレスチナ人を強制的に立ち退かせようとするイスラエル政府の動きを上げています。イスラエル人の入植者たちがイスラエルの裁判所で土地や家屋の所有権を主張したのです。シェイク・ジャラー地区とは、エルサレム旧市街の壁の外にあるパレスチナ人の居住区です。イスラエル政府は、エルサレムの「ユダヤ化」という戦略目標の元、エルサレムをぐるりと取り囲む形で、国際法に違反して、占領地にイスラエル人がどんどん入植し、家を建て、広大な入植地を作り続けてきたのです。
もう一つに、ここ数週間のイスラム教の重要な行事であるラマダン(断食月)の期間中、イスラエル警察が強硬姿勢でパレスチナ人に対する取り締まりを継続していたことを上げています。
そしてついに、エルサレムの聖地アル・アクサ・モスクで衝突が発生したのです。 メッカ、メディナに次いで、イスラム教徒にとって3番目に大切で神聖である聖地の寺院の中で、イスラエル治安当局は催涙ガスや閃光弾を使用したのです。
※エルサレムでパレスチナ人礼拝者とイスラエル警察が衝突2021.05.08 ARAB NEWS JAPAN https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_39714/