国民の命の方が政治的対立より大事 スプートニクVワクチン
♣ロシア製ワクチン、91.6%の有効性 英誌論文2021.02.03 https://www.afpbb.com/articles/-/3329784
(…)アンゲラ・メルケル独首相は2日、規制当局の承認を受けたものなら欧州連合がすべてのワクチンを「歓迎」すると表明。最近、スプートニクVについてロシアのウラジーミル・プーチン大統領と協議したとも明らかにした。
※Sputnik V COVID-19 vaccine candidate appears safe and effective https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00191-4/fulltext
※緊急輸入の大きな決断 60年前のポリオ流行 酒井健司 2020.09.21 https://www.asahi.com/articles/ASN9L42L4N9LUBQU001.html
(…)大流行の翌年、1961年にも流行の兆しがあった時点で、世論にも押され、ソビエト連邦から緊急にワクチンを輸入しました。 海外で実績があるワクチンであっても国内で使用するには、本来は承認の手続きが必要ですが、当時の古井喜実厚生大臣は「責任はすべて私にある」と言って、超法規的措置をとったそうです。1300万人分のワクチンが輸入され、日本全国で接種され、流行はおさまりました。以降、グラフに示すように、日本ではポリオの報告件数は急速に減少しました。(…)
♣ロシア、ワクチン売り込み加速 英医学誌評価が追い風 2021.02.11 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021021000883&g=int
ロシアが新型コロナウイルスの国産ワクチン「スプートニクV」の国外への売り込みを加速させている。英医学誌ランセットが有効性を確認したことが追い風となり、スプートニクVを承認した国は20カ国を超えた。プーチン政権は「ワクチン外交」で、国際的な影響力拡大を狙う。(…)スプートニクVは2回の接種が必要。ロシアは国際市場での価格について、1回分が10ドル以下としている。ロシアは接種が1回で済む「スプートニク・ライト」の開発も進めている。
♣中東で承認が広がるスプートニクVワクチン ユーリー・ジニン New Eastern Outlook http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-6f9b71.html 2021.02.22
(…) アル-アラブ(ロンドンに本拠があるアラブ世界向け新聞)によれば、アメリカ指導部は推進や輸出ではなく、自国民に十分なワクチンを供給することに注力しており、ロシアや中国のワクチンの有効性に疑念を投げかけるために、あらゆる手段を講じている。ロシアのSputnik Vに不信を示すアメリカやEUメディアの多くの報道が、この地域でもしっかり行われている。いくつかの記事は、ロシアのワクチンに対する情報キャンペーンで、医療や他の部門で、ロシア嫌いの目立つ兆候で、冷戦時代を思い出させる雰囲気で、新冷戦について語っている。
(…)パレスチナ自治政府保健省は、最近支配領域で使用するため、ロシアのワクチンを認可した。バーレーン国立健康規制当局(NHRA)も、他の外国ワクチン三種の登録を承認した後、緊急用にSputnik Vも認可した。 研究が、それが有効であることを示し、強い免疫反応をもたらしたので、アラブ首長国連邦も、緊急用に、ロシアのコロナウイルス・ワクチンを認可した。 イラン食糧医薬品局長が、イランはスプートニクV Covid-19ワクチンを200万回分購入し、最初の出荷が既に到着していると発表した。 二月始め、アルジェリアのベンバフマド製薬産業相は、Sputnik Vの現地生産を可能にするのを支援する全ての必要文書が、一カ月半前、国家薬品庁に送られたと述べた。「ロシアはこの技術を我々に提供し、このプロジェクトでアルジェリアを支援する準備ができている」と彼は補足した。実際、医療専門家は「現地でロシアのSputnik Vワクチンを生産するアルジェリアの決定」を歓迎した。彼らの一人がこのワクチンを生産する工場は「高度先端技術」に依存し、アルジェリアは「国営移転を望む」と述べた。 エジプト下院医療委員会委員長のアシュラフ・ハテム博士は、ロシアのワクチンの有効性が中国のものよりずっと高かったと述べた
中東の医療専門家たちはSputnik Vの効用を認めている。このワクチンは、極めて低い温度の冷却を必要とするファイザー/BioNTechのものと異なり、かなり普通の条件で、容易に保管、輸送可能だ。加えて、Sputnik Vは、ほとんど副作用がなく、一回あたりの価格は、他の外国ワクチンより、かなり安く、発展途上国にとって際立って良い選択肢だ。報道によれば、ロシア連邦はレバノンに、コロナ・ウイルス・ワクチン200,000回分を寄付する予定だ。(…)
(訳者のコメント:UIチャンネルの最新番組*で、ロシアのガルージン大使から「スプートニクを日本で生産してはどうかと再三話しているが、耳を傾けてくれない」という話を聞いていると鳩山元首相が語っておられた。)
*UIチャンネル鳩山友紀夫 × 孫崎享(元外務省国際情報局長、元駐イラン大使)2021.02.22 https://www.youtube.com/watch?v=baSLa1dvHHA (該当動画 44:30~)