よみがえる亡霊2017年8月15日 ( セ=セワヤキ注)
※なぜ首相の靖国神社参拝が問題になるのか
それはまず第一に,「国のために戦って死ねば神様になれるという回路」を国として認めることである(井上ひさし,『朝日新聞』2016.8.9 夕)。この回路があったからこそ,この国の政府は,生きながらにして爆弾になれ,魚雷になれと若者に命じ,16.5%の命中率しかない特攻に送り込むことができたのである。否,それは国のためではなく,〈天皇のため〉であった。(…)官軍の戦没者は,「天皇のために忠死したという唯一点で,国によって神として祀られ,現人神天皇の礼拝を受けるという無上の栄誉」(『国史大辞典』吉川弘文堂)を与えられている。この靖国神社があってはじめて,天皇と国家と兵士を結ぶ回路が完結するのである。それゆえ靖国神社は,戦時中「軍国主義を普及徹底させるうえで,絶大な威力を発揮し,日本国民を侵略戦争にかりたてる精神的支柱としての役割を担うことができた」(同書)のである。多くの反対を押し切って、首相が、靖国神社参拝を強行することは,少なくともこの回路を追認することになることは明らかである。さらに,現在再び若者たちをこの回路に誘い込もうとする意図があると理解されても仕方がない。(「週間読書人」第2402号 2001.9.7[論潮9月]欄 http://www.asyura2.com/archives/16/08/15/other/2002.html )
※「よみがえる亡霊」1956年
最近、
赦免されて刑務所の門を出る
一部の戦犯者たちの
誇らかな顔と
不謹慎な言葉には
激しい憤りを覚えずにはいられません。
再軍備の声は巷に高く
その眼から怪しげな光芒を放つ亡霊は
今や
暗く淀んだ海面から浮かび上がりつつ
あります。
浜田は同じ年に「亡霊」にからむ簡明な事実を記している。
「日本に於いては/日本人による/戦争責任者の裁判は/行われませんでした。」
あまりにも簡単明瞭な文面に私はたじろぐ。そして、いまさら、度肝をぬかれる。
(セ「週間金曜日」2015年?月30日版に掲載の辺見庸の文より。青字は版画家・彫刻家の浜田知明が、1956年に製作した同名のエッチングに、彼自身が添えた言葉)
※自民党、改憲の街宣を開始 2015年6月7日に、自民党が全国100カ所で一斉に改憲を呼びかける街宣を行う。http://iwj.co.jp/wj/open/archives/247682
セ「自民党による改憲(亡霊による壊憲?)」の動きが強まってきました。有権者、特に若い人達が、目覚めるかどうかに日本の存亡がかかっています。 安倍内閣の閣僚の84%が「日本会議」に、95%が「神道政治連盟」に所属しています。その「日本会議」が目指すもの は、「皇室中心」「改憲」「靖国神社参拝」「愛国教育」「自衛隊海外派遣」です。
必読!➡http://www.sewayaki.de/「日本会議の研究」.html
※安倍晋三首相「秋の臨時国会中に党の改憲案まとめ、憲法審査会に提出」(産経新聞、2017.6.24 http://www.sankei.com/politics/news/170624/plt1706240021-n1.html )
※改憲案候補(時事通信2017.8.14 https://www.jiji.com/jc/article?k=2017060600333&g=pol )
(1)9条に自衛隊の根拠規定を追加
(2)大規模災害時に国会議員の任期を延長する緊急事態条項の創設(セ*①)
(3)幼児教育から高等教育までの無償化(セ*②)
(4)参院選挙区の「合区」解消
(*①「災害をダシに憲法を変えるな!」4分28分http://iwj.co.jp/wj/open/archives/341762)
(*② 憲法に書き込まずとも法律で制定可。「お試し改憲」で油断させる手!)
※「緊急事態条項」これこそ「ナチスの手口」、否、ナチスよりひどい!http://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86
※憲法が変わっちゃったら、どうなるの? 明日の自由を守る若手弁護士の会
https://www.youtube.com/watch?v=V7EcIEdNZ4A#t=44 2013 .6. 19 5分53秒
※自民党大勝で迎える現行憲法史上最大の危機
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213552 6分
有権者は自民党の描く日本の未来を受け入れる覚悟があるのか? 安倍改憲では基本的人権が実質切捨てになるが国民はそれでいいのか? 安倍改憲では「絶対に」を抜くことによって「拷問」が解禁されることになるがいいのか? 小林多喜二の悲惨な最期に思いを寄せた梓澤弁護士の発言 ∶「加害者の側が、もう人間が人間でなくなる。拷問は屈辱の中で人の命を奪う。それなのになぜ、自民党案では憲法36条から『絶対に』という言葉を抜くんですか!この自民党改憲草案は! 許せないですね、僕は! これを書いた人たちが!」
※CIAが行っていた残虐非道な拷問の実態とは?
「CIAは拘束者らを消耗させるために、眠らせないという手法を取った。最長180時間も立たせたまま、あるいは手を頭の上で縛るなど無理な姿勢を維持させて睡眠を妨害した。肛門から水を注入したり、氷水の風呂につからせたりする手法や、母親への性的暴行などを予告する脅迫手段も使われた。排泄用のバケツだけを置いた真っ暗な部屋に拘束者を閉じ込め、大音量の音楽を流す拷問もあった。2002年11月には、コンクリートの床に鎖でつながれ、半裸の状態で放置されていた拘束者が死亡した。死因は低体温症だったとみられる。こうした尋問を経験した拘束者たちはその後、幻覚や妄想、不眠症、自傷行為などの症状を示したという。」https://www.cnn.co.jp/usa/35057693.html (1~4) 2014.12.10
※必見!谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長インタビュー
「気がつけば、左手は、肩から指先まで皮膚がべろりとはがれ、垂れ下がっていた」http://iwj.co.jp/wj/open/archives/95640 2013.8.9 14分45秒
※必読!被爆医師・肥田舜太郎氏インタビューhttp://iwj.co.jp/wj/open/archives/43
文字起こし http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1038.html 2011.10.6(No.1~5 )
訃報https://mainichi.jp/articles/20170321/k00/00m/040/062000c
※2017年 長崎平和宣言「ノーモア ヒバクシャ No-More-Hibakusha 」
https://www.youtube.com/watch?v=dVKfYgqSMBY (10分2秒)
http://nagasakipeace.jp/japanese/peace/appeal.html (日本語 &「賛同ボタン」)
http://nagasakipeace.jp/japanese/peace/appeal/pdf.html(11各国語 11 languages)
※長崎・平和祈念式典 平和への誓い全文 深堀好敏さん(朝日新聞2017.8.9)http://www.asahi.com/articles/ASK885HP0K88TIPE02F.html