「ウィズ・コロナ」で大失敗! 「ゼロ・コロナ」にゴール変更を!
※コロナの新感染者数
日本: https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/
世界: https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/world-data/
♣ 緊急提言ゼロ・コロナへ!政府は抜本的政策転換を!臨床疫学第一人者の徳田安春さん【ニッポンの崖っぷち】 2020.12.19 (デモクラシータイムスによる要点書き出しがサイト下部にあります)
必見➡https://www.youtube.com/watch?v=IiFNcXSclD8 以下、要点(セワヤキ)
◆武漢での対コロナ戦略で、「封じ込め」が可能ということが明らかになり、「ゼロ・コロナ」戦略を採用したアジア諸国では実際に感染を抑え込んでいる。パンデミックでは、そもそも封じ込めに成功した国から学ぶべきだ。例えば、中国、台湾、ニュージーランド、オーストラリア、アイスランドなど。「ウィズ・コロナ」をキャンペーンにまでして大々的にやっているのは日本のみ。目標を、「ウィズ・コロナ」にするのか「ゼロコロナ」にするのかによって、指数関数的に差が出るというのが、この感染症の特徴と言える。
◆感染対策の基本原則【感染源の抑制】: 感染者を一刻も早く見つけ出し保護すること、この一点に尽きる。積極的に社会的検査、防疫目的の検査を行う、これが「ゼロコロナ」には必須だ。このウィルスは、発症前の無症状者が伝播するのが特徴。その無症状者を大規模検査でうまく見つけて保護することができるかどうかで運命が決まる。世界の多くの国が検査のキャパシティを増やし、その努力が国際的コンセンサスになっている。一方、日本では文科省が大学の医療機関、研究機関などに対する協力要請も十分にしていないし、プール式PCR検査も承認していない。◆なぜ日本は検査数を抑制しているのか: その理由はゴール設定を「ウィズコロナ」にしていることにある。だからやる気が起こらない。反対に「ゼロコロナ」をゴールに設定していれば、検査拡大は当然。根本的な目指す方向がずれているのが検査数抑制の原因だ。
◆「ゼロコロナ」達成への道のり: まず、国がこの「PCR検査抑制主義」をやめ、PCR検査を大々的に拡大する。同時に、迅速抗原検査を戦略的に広める。第二世代第三次世代の抗原検査が開発されているので、できるだけ質のいいものを直ちに輸入して使えるようにするべきだ。一回5ドルの検査キットも出ている。これなら、Go to Travelをやるより安い。
◆大規模検査の方法: 感染密度が高いところを見つけ出すために、まず、地域を絞った上で、ランダムサンプリングして、感染状況を把握するためのサーベイランス検査を行う。地域限定の無作為多数を対象にした検査をやり、感染の概要をつかむ。例えば、ある地域の人口の10%にこの検査をしてその地区の感染密度を把握し、それに応じた対応をする。この検査の目的は、検査することにあるのではなく、感染者の早期発見・保護・隔離・追跡にある。封じ込めに成功するためにはこれらを徹底的に行うことが必須。
◆大規模検査で感染密度が高いことがわかった地区、及び、すでに感染密度が高いとわかっている地区には、サーキットブレイカー式で自粛を要請する(ロックダウンは法的にできないので、不要不急の外出の自粛を要請)。外部からの立ち入りも自粛してもらう。マイクロにサーキットブレイカー式で感染密度を抑えた上で大規模検査をする。
◆自粛なしでも封じ込められるというシミュレーションシ: 沖縄を例にとれば、大規模抗原検査を毎日県民の10%ずつにやり、感染者を保護・隔離していけば、自粛なしても4月までに封じ込めに成功するというもの。(このやり方にさらに4週間の自粛を併用すると3月までに、また、自粛を封じ込めまで継続することにすれば2月には封じ込めに成功するというミュレーションもある)
◆社会全体への説明と納得は欠かせない: ゴールをウィズ・コロナからゼロ・コロナに変更し、そのゴールに向かって、大規模検査、早期の保護隔離、追跡を繰り返す。安く正確な迅速抗原検査を大量に何度もやって陽性者をどんどん保護する。政府がこの戦略の転換を国民にきちんと説明し、インフォームドコンセントを実施することが大事だ。 社会全体への説明と納得がなければ国民からの信頼は得られない。信頼が得られなければ今度はワクチンにも影響してくる。ワクチンが感染症対策の終着駅だが、政府が信頼を失えば、ワクチンでも大きな失敗をする。そんなことでは、国民に対して責任を負えないことになる。
♣安価で一度に大量の検査が可能な新型コロナウイルス抗原検査装置 Instagen®の開発 〜産学協同で費用は従来のPCR検査の1/10以下に〜株式会社エフ・ピー・エス 2020.12.22 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000071819.html
産学協同で短時間・高感度の新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)抗原検査装置 Instagen®(インスタジェン)の開発に成功。検体採取、前処理を除き、機械にかけてから約1分程度の短時間で検出できることが大きな特徴です。さらに出張検査カーとの連携によりクラスター対策に役立て医師との遠隔診断を可能にします。
・高感度の検出を実現
・検査時間の短縮(検体採取、前処理を除き、1分程度の検出)
・最大96検体の同時検査が可能(多人数の同時処理)
・検査機器のネットワーク化(クラウド活用)
・出張検査カー連携(クラスター対策)医師との遠隔診断を可能に
♣新型コロナ、日本のPCR検査数はOECD加盟国36カ国中35位。世界と比べても際立つ少なさhttps://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200430-00176176/
世界の先進国の集まりである経済協力開発機構(OECD、本部パリ)は4月28日、加盟国36カ国を対象に、人口1000人当たり何人がPCR検査を受けたかを比較した最新のグラフを発表した。日本の検査数は1000人当たりわずか1.8人で、下から2番目だ。メキシコの0.4人に次ぐ少なさとなっている。