医療保健行政の再建――やる気を出せばできるじゃないか、コロナ対策!コロナショックで民主主義に目覚めた地方行政!――
◆コロナと闘う戦略図~見えてきたウイルスの正体と闘い方【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】2020.5.916 必見➡https://www.youtube.com/watch?v=8crwEQN_DbA
(…)ウイルスの特徴から感染後に重症化する人を見分けてケアし、軽症者の重症化を防ぐ手立ても見えてきました。そのような状況の中で、どうしたら感染を制御して社会生活・経済生活を再開できるのか、それを考えます。
◆鳥取県、避難所の感染防止策を支援 2020.4.30 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58670920Q0A430C2LC0000/
鳥取県の平井伸治知事は30日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染を防止する避難所運営の支援事業に乗り出す方針を示した。発熱など体調不良がある避難者を別室に収容したり、間仕切りを施すなどして、感染を防ぐ。災害時に避難所を開設する市町村への支援費として1000万円の予算を用意。体温計や消毒剤、間仕切り用テントなどの資材購入費を支援する。(…)
◆山梨県、休業要請の個別解除へ独自基準2020.5.9 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58914800Z00C20A5000000/
(…)長崎幸太郎知事は「当座の状況から抜け出すための出口戦略ではない。第2波、第3波、未知の感染症への対応を余儀なくされる日が来ても県民の生命と経済を両立しうる『超感染症社会』に移行させなければならない」と述べ、今回の施策を「やまなしグリーン・ゾーン構想」と名付けた。(…)一方、長崎知事は「感染制御100%を目指し、PCR検査の対応件数を継続的に増強させるとともに、(過去に感染したことがあるかを調べる)抗体検査などの併用も視野に入れる」と述べた。抗体検査については、山梨大学医学部付属病院が実施方針を明らかにしている。
◆和歌山県でドライブスルー式や リアルタイムPCR検査機器が導入! 和歌山県・ロサンゼルスにできて日本にできないわけがない! 少しでも早いPCR検査拡充を! 日刊IWJガイド2020.5.20 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/40322
和歌山県はPCR検査を積極的に拡充して、検査を過少にとどめるというこれまでの国の方針に従わず、感染症対策の「検査・隔離」の原則を徹底しています。2月中旬に院内感染が発生するなど、初期に感染者が増えたものの、結果として現在の感染者数は63人と封じ込めに成功しています。すでに3月にPCR検査機器を追加導入しており、和歌山県では合計で100件の検査ができるようになります。
また和歌山県は、救急患者がコロナに感染していた場合には、そこから院内感染が始まってしまうため、救急搬送される患者を1時間半程度で検査できるリアルタイムPCR検査機器を県内の中核病院に導入するとしています。陽性の場合は行政検査と重ねてダブルチェックを実施するとしています。5月末に実働できるよう現在、臨床検査技師の研修が実施されているようです。
そして集団感染の発生など、医療機関が繁忙になった場合にも備え、医療従事者が感染を予防しながら効率的に検体採取できる「ウォークスルータイプの検査用ブース」の導入も発表しています。
また和歌山市でも、検査拡充に向けて積極的な対策が計画されています。帰国者・接触者外来や診療所の医師や患者の負担を減らすため、5月20日からドライブスルー方式の「和歌山市PCR検査センター」の設置を決めました。
※和歌山市 PCR検査センターの設置についてhttp://www.city.wakayama.wakayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/029/124/20200515/20200515_pr02.pdf
※和歌山県新型コロナウイルス感染症対策本部会議 第1回会議録 2020.3.30 https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/011900/d00203830.html
※和歌山県 新型コロナウイルス感染症 知事会見 説明概要 2020.5.1 https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/d00204172.html
◆和歌山県知事からのメッセージ2020.5.12
(…)5月12日、また全国知事会がネットを利用してありましたので、次のように思っていることを発言しました。今は感染者も減ってきて、大阪府を言い出しっぺにして、出口戦略が語られていますが、今の議論があまりにも、国民の自粛をどうするかばかりに焦点が当たり、いわば対策が片翼飛行であるような気がして、心配で仕方がないので、申しました。何でこんなに国民が自粛をして、経済が大変なことになったかというのも、大都市を中心に医療保健行政が失敗して、コロナに負けてしまい、爆発が起きたからではないか。そうすると国民の犠牲のもとで新規感染者の数が減ってきた今こそ、この医療保健行政の再建、引き締めこそ、しなければならないことだと思います。
『私から3点申し上げたいと思います。 第1は、コロナ対策の柱は2つあるということであります。「自粛」と「医療保健行政」この2つです。後者について言えば、いくら自粛してもこちらの体制がきちんとしていなかったら、また爆発する可能性があるというふうに思います。「自粛」は大変な劇薬ですけども、国民に負担をかけます、経済に犠牲をかけます。「医療保健行政」は我々の責任でできるわけであります。爆発した時は、ちょっと前の大都市みたいに1県で100人も出たらちょっと捕捉は難しい。だけど、随分減ってきた今こそ過去の失敗を反省し、そして立て直す時ではないかと思うのです。例えば具体的に言うと、疑わしい人にPCR検査をかけて陽性者を隔離する。これは常識だと思うのですが、濃厚接触者を症状が出るまで放置するとか、あるいは疑いのある人に対するPCR検査が遅れるとか、そういうことは無いようにしていかないといけない。あるいは、全員出来れば入院、最低でもホテルに隔離をする。PCR検査で陰性を確認しないで野に放ってしまうようなことがあったら、絶対に伝染るのではないかと思うのです。それから、感染源がわかりませんということで終わろうとしないで、感染者のその後、あるいはその前の行動履歴をちゃんと把握し囲い込みをしていくということがとても大事ではないかと思うわけであります。国民に自粛という負担をしてもらっている限り、我々の責務は果たさないといけない。我々行政を預っている者としては、地方行政の誇りにかけてきっちりやるべきではないかなと思う。そういう意味で、湯﨑知事のイニシアチブに賛成であります。(注:湯﨑広島県知事が中心となって取りまとめた、国への医療保健行政を締め直すことに対しての緊急提言のことをさす。)(…)』続き必読➡https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20200512.html