Sewayaki's Blog

「武器供与でなく停戦を!」

「文明の衝突とロシア国家哲学」

ロシア破壊のシナリオがあった! 

未来は選べる! 

プロパガンダそれとも真実 ? Ⅲ 

プロパガンダそれとも真実? Ⅱ 

ワクチン、知ることが恐い真実

「ウクライナで起こっていること」

ロシアの弱体化!

プロパガンダの魔力を無力化する

NATO vs ロシア 

プロパガンダ それとも 真実? 

ウクライナ危機について 

「ウクライナ危機について」

アゾフについて

戦争はすでに始まっていた!

和平を急げ!

ウクライナの真実 Ⅲ 

ウクライナの真実 Ⅳ

ウクライナの真実 Ⅱ 

「ウクライナの真実」

「NATO東方拡大」

ロシアとウクライナの女性たちの声

「ウクライナ危機」

ポストコロナの時代をどう生きる? 

「コロナ反撃パッケージ」?! 

日本改革のための医療経済学

ワクチンだけではコロナ対策にならない可能性について

『民主主義が後退している国』

日本のコロナ感染者激減の理由を考える

瀬戸内寂聴さん死去

衆議院選挙で見えてきたことは…

★選挙に行こう4

★選挙に行こう3

★選挙に行こう2 

★選挙に行こう! 

2021 衆議院総選挙情報 Ⅵ 

2021 衆議院総選挙情報 Ⅴ 

2021衆院選情報 Ⅳ   

2021衆院選情報 Ⅲ

2021年衆院選挙情報 Ⅱ

2021年衆院選挙情報 

「CO2ニュートラル」という神話 Ⅱ 

情報操作?

「CO2ニュートラル」という神話 Ⅰ

『Minamata』――人類の犯し続ける罪

「不朽の自由作戦」&「自由の番人作戦」

「テロとの戦い」でテロリスト倍々に!

日本に忍び寄るミサイル戦争の危機 

戦前を引きずる日本の入管行政

ウィシュマさんの死で露呈した日本の裏の顔

アフガニスタンの教訓

今からでも遅くない!

ヒロシマを蹴って《立つ鳥跡を濁す》IOC! 

小水力発電・ソーラーシェアリング

菜種油でコロナ対策?

『種苗法改正がもたらす闇』

中国・北朝鮮の脅威? 

最大の成果は「脱貧困」

「刑務所ビジネス」に終止符? 

「中国包囲」の全体像を見る

「重要土地利用規制法案」

「医療法改正案」可決・成立 

ナクバ(大災厄)から73年

自民党政権、改憲にまっしぐら 

日本をも世界をも危険にさらす五輪開催

イスラエル・パレスチナ間の不均衡な戦い 

「緊張緩和」でアジアにも世界にも平和を! 

「自民党国民投票法改正案」反対の声を!

「国民投票法改正」

「コロナ対策は自助でやれ!」

「日米共同訓練をやめてくれ!」

「国民投票法改悪」迫る! 

インド株B.1.617が日本にも! 

菅総理は対決と紛争を決意?!

欧米マスメディアが見せない世界  Ⅱ

「私が原発を止めた理由」

プーチン、ノックアウト反撃に出る! 

バイデンが大統領である理由

米中外交協議での激しいバトル

国民の命より原発マネーのほうが大事とは! 

欧米マスメディアが見せない世界Ⅰ 

国民の命の方が政治的対立より大事  スプートニクVワクチン

覇権国が地球上に残した爪痕 Ⅰ 

コロナ克服の鍵➡「無症状感染者」の発見と隔離!

米国発環境汚染 Ⅱ 遺伝子組み換え作物と除草剤/殺虫剤

自民党に末期症状が出ているが…

「分散型発電」

米国発環境汚染 Ⅰ  核実験と原発による放射能汚染

メチル水銀中毒症 マグロは危険?! 

「世界の警察官 アメリカ」の治安崩壊?!

菅氏の『つかみがね』86億円超!

「同盟国」アメリカに踊らされる日本

「ウィズ・コロナ」で大失敗! 「ゼロ・コロナ」にゴール変更を!

《連合の正体見たり枯れ神津》 

「安倍・菅政権は何によって支えられているのか」

「属国は何を押しつけられてきたか」

中村哲さんの一周忌に 2020.12.04

自民党「国民投票法改正案」

日本の種苗法改定はRCEP(自由貿易協定の一種)と関連!

種苗法改正案の審議が始まる 

コロナの抗体は時間経つと減少!!  マスクの効果

独裁政治との戦い始まる

【大阪都構想】大阪市民の大勝利が日本の地方を救う力に!

日本の首相は「権力快感おじさん」と呼ばれるポンコツ独裁者

福島原発汚染水の海洋放出、回避可能! 福島住民の声を聞け!

「核兵器禁止条約」条約発効に

危険な原発事故汚染水の海洋放出

中曽根康弘元総理合同葬問題

日本学術会議推薦者任命拒否問題 Ⅱ

日本学術会議推薦者任命拒否問題 Ⅰ

「学問の自由」は国を照らす燈台!

メディアのリスト

菅新総理の素顔 Ⅱ 

石破さんってどんな人?

石破氏排除に動いた力

「世界で最も影響力のある100人」の一人として選出されて

新総理菅義偉の素顔

SARSで17年ワクチンができないわけ

日本発PCR検査手法・検査機が海外で普及?!

「敵基地攻撃能力保有」を阻止しよう!

慰安所をつくっていた証拠あり!

新型コロナをめぐる「ニセ医学」に騙されないために

2020.8.15: 75回目の敗戦忌

ヒロシマ あの原爆投下は何だったのか?

米中関係悪化―日本の未来は?

赤恥かき捨て政治、どこまで許す?

日本に広がる「優生思想」に☐氏も感染?!

「種苗法改正」後の生活シミュレーション

新型コロナの治療薬  Ⅰ

スーパーシティ特区

医療保健行政の再建

検察庁法改正案固執の裏に

検察庁法改正問題

コロナ騒動裏でショックドクトリンⅢ

トリチウム水の海洋放出についてhttps

種苗法改定-自家増殖-採種-禁止法案-

「#検察庁法改正案に抗議します」

「バカな大将、敵より怖い」Ⅲ

大学の独自判断による「医療維新」!

「馬鹿な大将、敵より怖い!」 Ⅱ

「種苗法改正」後の生活シミュレーション

「種苗法改定」迫る!

パルスオキシメーターでCOVID-19感染の重症化を予測?!

“韓国の成功事例”が憎い?!

「馬鹿な大将、敵より怖い」

食生活でコロナ対策

政権がPCR検査を断固増やさない理由は

医療崩壊の懸念

中国の脅威?

新型コロナはどこから

「新型コロナウイルス情報発信」開設!

日本のコロナ対策は…?!

コロナウイルスにどう取り組むか

森友事件 闇を照らす声を聴け!

コロナ騒動裏でショックドクトリン Ⅱ

コロナ騒動裏でショックドクトリン

「iPS細胞研究費95%削減ごり押し」の動機を探る

「早期英語教育」☞日本が危ない!

コロナウイルスの「基本再生産数」

「施政方針演説」検証

イラク占領と「日本モデル」

暗殺!自衛隊に中東派遣命令!

中村哲氏は誰に殺された?

なぜ逮捕状が取り消されたのか

日本が世界に貢献できる道は、これだ!

重大決定迫る!

「日本への原発導入元祖」死去

れいわ新選組 山本太郎を追って (2)

アーマーレビー堤防で洪水対策を!

アベ政権のまやかしとその正体  Ⅲ

アベ政権のまやかしとその正体  Ⅱ

アベ政権のまやかしとその正体 Ⅰ

自民党のマッチポンプ

れいわ新選組 山本太郎を追って (1) 北海道

集会・言論の自由

「幸福実現党」に幽霊が!?

日本がゴミ箱になる近未来

日本と韓国の近代史! Ⅱ

日本と韓国の近代史!

米国にとって日本は何

米国は従属国の独裁を好む

戦争すれば国は弱くなるんですよ

あの二個は「人体実験」だった!

史実を認める勇気を!

「核と日本〕」を動画でたどる

日米安保で日本、経済破綻か?!

経済制裁で墓穴を掘る似たもの同士

「有志連合」って?

国民民主、改憲勢力へ鞍替えか?!

第25回参議院選挙から民意を汲み取ると

「官邸参戦?静岡に異変」

自民党の街頭演説で

自民党の街頭演説で

候補者の政策課題

参院選の主要争点にすべきは、これ doc

国民の生活苦など、鼻にもかけない自民党!

「複雑心奇形」に放射能の影響が!?

血税で欠陥機大量購入

米国のママが始めた運動が世界の潮流に!

松下電器中国の「厳正声明文」

除草剤で発癌リスク「41%増」?!

「森林経営管理法改正法案」審議中!

「種苗法改正」

憲法学の「神様」樋口陽一氏にIWJがインタビュー

古館伊知郎が訴える緊急事態条項の危うさ

アベノミクスの尻拭いを緊急事態条項で

統一した韓国と北朝鮮は機会の地だ

政治を正す方法

日米安保関係の原理原則 2

日米安保関係の原理原則 1

「アベノミクス」の偽装を暴く 3)

『維新の正体』

「 金子文子と朴烈」

「アベノミクス」の偽装を暴く 2)

小川淳也衆議院議員の演説

ベネズエラの平和と安定のために

ベネズエラ情勢

医療費削減のため安楽死

「アベノミクス」の偽装を暴く 1)

『アメリカの汚名』2)

『アメリカの汚名』1)

米中覇権交代 2)

米中覇権交代 1)

水道の「再公営化」

水道法改正が成立!

大阪日日新聞論説委員

「徴用工」と「外国人技能実習生」

爪を隠した新緊急事態条項

全国知事会が…!

沖縄米軍基地に関するデマ検証

『全土基地方式』

日本列島“不沈空母化“

『英語化は愚民化』

植民地化の言語政策

改憲勢力を動かす巨大な闇の力

集団強姦事件またもや不起訴に!

「国民の権利」を「国民の義務」に?!

原爆投下の日に

「ナチスの手口」から学んだ?!

ギャンブル依存症

北朝鮮専門の課が新設

カジノ実施法案

「災害」 と 「緊急事態条項」

KAROSHI 大国日本

「働かせホーダイ」

家庭菜園でも自家採種はできない?!

ゆがめられた政治と教育

子宮頸癌ワクチン

市民の不満爆発!

偽証・捏造・改竄

米国の軍事オプション

「教育の独立を守った!」

教育現場不当介入

「都迷惑防止条例改正」

「原発忌」

文書改ざん認める

道徳教育の教科化

マイナンバー不記載

『アメリカの汚名』

「眼横鼻直」

憲法改正より日米地位協定の改定を!

労働時間延長の偉大な効果

村本大輔氏・爆笑コント

「戦争放棄」だけが生き延びる道!

1945年を繰り返すな!

イタリアの「五つ星運動」

米国の軍事オプション

「全滅させられる訓練」!

「指揮権密約」で自衛隊は…!

「種子を支配するものが世界を制する」

「民進党分裂」に関する極秘報告書

トランプ米大統領訪日

「野党再編」と 「野党共闘」

安倍総理、国連総会で演説

衆院解散選挙 2017年10月

プーチンが北朝鮮問題を解決する

福沢諭吉 と「ブラック企業」化の関係は?

日本の学校教育の「アメリカ化」

核シェルターより「草の根 反核運動」

よみがえる亡霊

忖度を生む「内閣府の肥大化」

「日本会議の研究」

厚生省は正気か?!

公職選挙法違反の応援演説

国家ファースト

安倍内閣支持率急降下!

臨時国会の召集を!

「小さな火」が戦火に変わる

国民が戦争モードに!?

暴かれた共謀罪の正体!

「ナチス病」日本で蔓延!?

北朝鮮が核開発に固執する理由

「北朝鮮の脅威」報道

森友学園問題 国会審議を与党が妨害か!

敵基地攻撃能力の保有

先制攻撃の非現実性

森友学園の闇

「テロ等準備罪」実は「共謀罪」

水道民営化「貧乏人は水を飲むな!」?

「教育勅語」とは?

「家庭教育支援法」本当の狙い

「朝鮮戦争終結」☞「日本独立」

「沖縄ヘイトデマ」の意図

デマには真実で対抗を!

「一に辺野古、二に辺野古!」

台湾 脱原発へ!

日本の奪われた空

「逃げ切れ!日本の医療!」

『TPPのバスの終着駅は日本文明の墓場だ』

オスプレイ墜落事故

「積極的平和」の正体はこれ!

「勾留中に暴行死」 拷問?

「TPP協定」 は死語に?

世界一高い日本の選挙供託金

中村哲とアフガニスタン

泉田新潟県知事

伊方原発、ついに再稼動!

「押しつけ憲法」否定の新資料発見!

2016年8月15日

今、沖縄で 起こっていることは「鎮圧」だ!

市民運動が実った!

高江沖縄米軍基地 1)

高江沖縄米軍基地 2)

高江沖縄米軍基地 3)

「チェルノブイリ法」

「不正選挙防止」と「開票作業の観覧」

戦争反対の人のための選挙情報

自民党議員を落選させよう!(金銭疑惑)

「独裁と戦争」は「反共政策」から始まる!

「野党共闘」民進党の本気度は?!

「惨事便乗型・壊憲」に要注意!

「TPPは悪い貿易だ!」「批准してはいけない!」

原発(核湯沸かし器)の恐怖

ベルギーで自爆テロ! 原発が危ない!

「世界報道自由ランキング」

日本の市民の「反核運動」

自民党とCIAのただならぬ関係

電力小売全面自由化

「個人番号カードを申請しない」

メデ ィアのリスト

NHKへ 意見メールを!

チェルノブイリ30年目の真実と福島

緊急事態条項に警鐘!

「小学校道徳教育の驚きの実態」

日米合同委員会 =日米軍のトップ+日本の高級官僚

鳩山元総理が明かす「辺野古新基地」の真相

CV22オスプレイの横田配備

自民党政府の戦争準備

東西ドイツの実験―「過去との対決」

最悪のシナリオ「日本列島が最終処分場に」?!

「神社本庁」は  安倍内閣を支配する極右団体では?

自民党政権の目指す「緊急事態条項」

「国民洗脳マニュアル」

目を覚まそう! 「TPP 大筋合意」?!

「緊急事態条項」の危険性―――「知る」ことは「力」!

戦争に向かわせる力

積極的平和主義

国家緊急権

ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた

「世界平和」に貢献する道を選ぶのか、「共滅」に加担する道を進むのか?

「安全保障関連法」が参議院本会議で暴力的な形で強行採決!

「国民主権」を実地に移そう!

小西洋之議員「憲法奪還の戦いがこれから始まる!」

「雨垂れ石を穿つ」

自公民よ、国民は怒っている!

子孫のために取り入れさせよう

草の根サイト 「戦後70年、私は謝りたい」

山本太郎議員、国会質疑に命をかける!

Nagasaki

「ウクライナ危機について」

「ウクライナ危機について」――戦争を嫌悪する反戦感情が、停戦への後押しへと向かわず、ロシア憎悪にとってかわられ、さらなる戦争激化を招いてしまう悪循環に、日本を含む欧米のメインストリーム・メディアは、こぞって加担しているのです。(日刊IWJ2022.03.16

 

ジョン・ミアシャイマー20220215「ウクライナ危機について」危機の責任はNATOにあるhttps://www.youtube.com/watch?v=whu52mTkT-w  ジョン・ミアシャイマー教授はシカゴ大学の政治学の特別教授。1982年から教鞭をとられています。1970年に陸軍士官学校を卒業され、将校として米国空軍に5年間士官されました。教授は国際関係理論に関して、非常に影響力を持つ著書を6冊出版され、最近のご著書は「The Great Delusion: Liberal Dreams and International Realities」。2020年ミアシャイマー教授はジェームズ・マディソン賞を受賞されました。これは3年に一度顕著な学術的貢献をされたアメリカの政治学者に贈られるものです。

《以下、教授の話の日本語字幕を書き出しました。(一部省略》》

 

私はトムから、約20分間ウクライナ危機の全体像を話すよう頼まれました。もちろん私はそれについて書いたり話したりしてきました。2014年以降は大々的に。それ故私はウクライナに関する疑問について答えることができ、光栄です。みなさんが語りたい議題です。

2つのことを行いたいと思います。まず、この危機の起源と歴史についての話。そしてそれが今日において大いに注目される理由についての話です。そしてまとめに、我々はどこに向かうのか、いくつか述べさせてください。

西側における一般的な見方は英国や米国においては確かに真実ですが――つまりプーチンやロシアにこの危機の責任があるというものです。善人と悪人が存在し、そしてもちろん我々が善人でありロシア人が悪人というものです――これは単純に間違っています。米国がその主たるものですが、米国とその同盟国にこそこの危機の責任があるのです。プーチンでもロシアでもありません。何故私はそんな事を言うのか? 

西側が2008年以降試みようとしたことを理解することが重要です。2008年は、ウクライナをロシアと国境を接する西側の防壁とするための転換点でした。その方針は3つの側面を持っていました。第一にこれは最も重要なのですが、NATOの拡大NATOをウクライナを含めた東方へ拡大するという考えです。この戦略の第二の要素はEUの拡大です。別の言葉で言えば、ウクライナを取り込もうとしたのは、NATOの拡大だけでなくEUの拡大でもあったわけです。戦略の三つ目の要素は、カラー革命です。ウクライナの場合は「オレンジ革命」でしたが、それは、ウクライナをイギリスやアメリカのような自由民主主義体制へと変えるためのものでした。単に自由民主主義ではなく、アメリカと同盟を結ぶ自由民主主義です。なぜならそれら三つはまとまった戦略で、ウクライナをロシアと国境に面した西側の防壁とするべく計画されたものだったからです。

前にも申し上げたとおり、この戦略の最も重要な要素は、NATOの拡大です。20084月のブカレストでのNATOサミットが計り知れないほど重要だからです。20084月のブカレスト会談の終了時点で、NATOはジョージアとウクライナを自らに組み込むことを宣言したのです。かれらはそれを実行すると言いました。ロシアはその時点で許さないと明確にしました。ロシア人は、超えてはいけない一線を示したのです。

御存知の通り2008年の会談以前、NATO拡大には二つの大きな画期がありました。NATO拡大の第一の画期は19990年、ポーランド、ハンガリー、チェコを取り込むものでした。第二の画期は2004年です。ルーマニアやバルト諸国などを取り込んだのです。ロシアはそれらの拡大を受け入れました。それを激しく嫌悪しましたが、二度の拡大を受け入れたのです。

そして2008NATOは言いました。「今や拡大にはジョージアやウクライナも含まれるだろう。」ロシアはそのとき、超えてはいけない一線を設けたのです。ロシアが「それを許さない」としたことを理解することは重要です。20088月、つまり同年4がつのブカレスト会談の数ヶ月後にロシアとジョージアが戦争状態に入ったことは偶然ではありません。ジョージアはウクライナとともにNATOへ加入する予定だったことを思い出してください。ロシア人は言いました。「そんなことは許さない。」そして戦争になりました。20088月のことです。

2014222日、ウクライナをめぐり危機が発生しました。それは主にウクライナ国内のクーデターによって引き起こされたものでした。親ロシア派の指導者を転覆させ親米派の指導者を据え置くものでした。米国はそのクーデターに関与しており、ロシア人は激怒しました。何ら不思議はありません

ロシア人は激怒し、二つのことをしました。第一にウクライナからクリミアを奪いました。何故そんなことをしたのでしょう? お分かりいただけますね? クリミアには「セバストポリ」と呼ばれる重要な海軍基地があります。ロシア人が、セバストポリをNATOの海軍基地にするのを許すわけがありません。そんなことはあり得ません。それがロシア人がクリミアを占領した原理的理由です。

第二のことは、ロシアが20142月の危機の直後にウクライナ東部で発生した内戦を利用したことです。ロシア人のしたことは、その内戦を焚き付けて、彼らの同盟者、ウクライナ東部の主にロシア語話者や、多くの場合ロシア人ですが、彼らがウクライナ政府に打ち負かされないようにしたのです。彼らは事実上ウクライナ政府を破綻させています。ロシア人は基本的にこう言います。「我々はウクライナがNATOに組み込まれるのを許す前にそれ(ウクライナ)を破壊する。」

それ故ロシアの反応は――これを理解することは重要なのですが――2014年最初の危機の勃発は、2008年のブカレスト会談にたいする反応なのです。ロシアの反応は二重です。第一にクリミアを占領すること。これは理解すべきですが、クリミアは奪われ二度と戻ることはありません。これが第一。第二に、暗黙のうちにロシア人がこう言ったことです。「我々はウクライナを破壊する。ウクライナをNATOの一員に組み込まれることを許す前に。

今、問いたいことは、「何故ロシア人はそんなことをするのか?」という点です。それは「レアルポリティーク(現実政治)」の基本です。西洋、特にアメリカやイギリスにいる人々は理解しないと思いますが――私はその事自体に度肝を抜かれ理解に苦しみますが――「世界一強大な米国によって運営された軍事同盟がロシアの国境にまで達してもロシア人が気を煩うことはないだろう。」 そんな発想自体が考えられません。米国にいる我々にも「モンロー主義」があります。モンロー主義はこう言います。「遠隔地にある覇権国と西半球にある国家が軍事同盟を構成することは許されない。」 もちろんその軍事力が西半球に入ることは許されません。私はキューバ危機をよく思い出しますが、起きたことは、ソビエトがキューバに核ミサイルを配備したことです。米国はそれを「断固として受け入れることは出来ない。」と言いました。遠隔地の軍事力が西半球に及ぶことは許されないのです。我々はキューバ危機を経て、その結果ミサイルは撤去されました。その後ソビエトは「シエンフエゴス(キューバ中央部南岸にある都市)」に海軍基地を築こうとしましたが、米国は――正確な言葉はわかりませんが――「あなた方のシエンフエゴスにおける海軍基地建設は許されない。」と言いました。それは許されないのです。米国は西半球を自らの裏庭と見做し、そこに遠隔地の大国が入り込むのを防いでいるのです。ロシア人が、ウクライナを自らの国境に接する防壁とする米国によって深くかき乱されるとは考えられませんか? もちろんです!!

そしてロシア人はブカレスト会談の直後、我々に明らかにしました。 きっぱりと明らかにしました。「ウクライナはNATOの一部になってはならない。」と。もちろん米国とその同盟国はそれを聞きませんでした。なぜなら、我々(米国)は善良であり我々米国は穏和な覇権国であると米国では信じられているからです。我々は世界中で、欲することをなんでもできました。

しばらくはそれが許されるように見えました。それは、申し上げたように、ロシアが1999年最初のNATO拡大を受け入れたからであり、そして彼らは二回目の拡大も受け入れたからです。しかしブカレストでの会談の後、ロシアはこう言いました。「もうこれ以上は許されない」 

そして大きな危機が起きました。2014年の2月にそれは起きました。その危機はかなり抑えられてきました。 しかし昨年2021年の秋、その危機は強まり始めます。私はもちろん今年(2022年)初頭についても話しています。それは本格的な危機と化したのです。ここでの疑問は「今になって何が起きたのか?」ということです。「何故この危機が突如として再び注目されたのか?」 その答えは米国とその同盟国がウクライナを「事実上」NATOに組み入れたことです。

今日多くのレトリックを耳にすると思います。

「ロシア人に恐れるものはない。なぜなら今日において誰もウクライナをNATOの一部にするとは言っていないから」

それは本当でしょう。しかし我々(米国)が実際に行っていることを見れば、それは事実とは異なります。トランプ政権からバイデン政権に至るまで、我々(米国)はウクライナを武装化しているのです。我々はオバマ政権の時にはそれをしていませんでした。20142月に危機が発生した時点やその後数年間、オバマ政権が権力の地位を占めていたときは我々はウクライナ人の武装化を拒否していたのです。 なぜなら我々はそれがロシア人を怒らせ怖がらせると知っていたから。 ロシア人の視点を理解しましょう。 ウクライナがNATOの一員になることは、(ロシアにとって)自らの存続に関わる脅威に等しいからです。ロシアは西側に極めて明確なメッセージを送っています。「我々はこの驚異を極めて深刻に受け止めている。この驚異を取り除くために必要なら軍事力を使う用意もある。」ロシア人は大真面目なのです。それ故に2021年に起こったことは――それはもちろんトランプ政権から始まっていたことですが――それは我々がウクライナを武装化していたことです。ウクライナの武装化について話し出すときは、それはウクライナの軍事力であり、ウクライナ東部のロシアの同盟者と戦いうるものなのです。ロシア人を極めて怯えさせたことの一つにトルコがウクライナにドローンを提供したことがあります。ドローンは戦場で極めて効果的な兵器になっています。アゼルバイジャン人の視点からも(ナゴルノ=カラバフ戦争 2020年)それは昨年のアルメニア人に対して証明されました。アゼルバイジャン人はトルコ製ドローンを使っていたのです。トルコ人がドローンを、アメリカ人やイギリス人が別のありとあらゆる兵器をウクライナ人に供与しているのです。もちろん我々はそれらの武器を「防御用兵器」と定義するでしょうが、理論家のより洗練された視点を以ってすればお分かり頂けるように「防御用兵器」と「攻撃用兵器」に意味のある違いはありません。「安全保障のジレンマ」というやつです。我々にとって防御的なものが、相手にとっては攻撃的なものに映るのです。ウクライナ人にドローンを提供しても、ロシア人はそれを「防御的兵器」とみなすでしょうか? 私はそうは思いません。 イギリス人やアメリカ人がしたようにウクライナ人の訓練を始めても、ロシア人はそれを脅威と感じないとお考えになりますか? 

私はこれを保証できます。「彼らはそれを脅威とみなす」と。ここで何が起こっているのでしょうか? 我々はウクライナ人を武装し訓練し、我々がウクライナ人と外交上如何に向き合っているのかを見れば、我々は基本的にウクライナを同盟国かパートナーであるかのように議論しています。 それは我々がウクライナについて議論する際に使うレトリックの一種です。 外交的かつ軍事的に、特に米国とウクライナの紐帯は引き締められているように見えます。 同時に我々はウクライナの外で、いくつもの挑発的行動を行っています。 それはロシアを極めて刺激しています。 昨年の夏、イギリスは愚かにも、駆逐艦を黒海におけるロシアの領海で航行させました。 20216月のことです。 アメリカは爆撃機を正に黒海におけるロシア側の海岸線に沿って飛行させたのです。 それはロシアを本当に嫌がらせました。 驚くまでもありません。 ここで見えてくることは、ロシア人はNATOが東に拡大していると強く実感していることであり、NATOが正にロシアの国境にまで拡大しようとしていることです。 主にウクライナがこの同盟(NATO)の「実質的」な一員となっているからです。 そして挑発的な政策として、イギリスの駆逐艦やアメリカの爆撃機があります。 ロシアの外相、セルゲイ・ラブロフは「沸点に達した」と言いました。 彼らは沸点に達したのです。 彼らは最早交渉に感心を持たないでしょう。 彼らの欲することは現状変更です。 その結果、大規模な軍事増強が行われ、危機の前から破綻していたウクライナの経済に打撃を与えることになりました。 それ故ウクライナの状況はより悪化しています。 ロシアは西側に明確なシグナルを送っていたのです。「もし彼ら(西側)が賭け金を上げるなら我々(ロシア)も賭け金を上げるぞ。」 そして、「ウクライナはNATOの一部になることは許されない。」と。

それが今日の我々が直面していることです。 この危機は、20084月にまで遡れますが、ウクライナをNATOの一部にするという決定、それこそが「起源」なのです。 そして、2014222日に危機が起きました。 その危機は時を経るにつれ幾分改善され注目度は落ちたと言われていますが、しかし突如それが起きたのです。 現在この危機を沈静化できる何か 希望はあるのでしょうか? 私は考え得る最善の解決法を申し上げます。 それは明白な解決法です。 それは今現在政治的に受け入れられないでしょうが、明白な解決法はウクライナを中立的な国家にすることです。 おおよそロシアとNATOの間の緩衝地帯のようなそれは、20142月までは効果的なものでした。 ウクライナは199112月のソビエト崩壊の際に独立しました。 199112月から大まかに言って2014年の初めまではウクライナを巡る本当の問題は存在しなかったのです。 米国とその同盟国はウクライナを巡りロシア人と戦ってはいませんでした。 確かに2008年のブカレスト会談では論戦はありましたが危機は存在しませんでした。 何故ならウクライナは2008年から2014年にかけては、失礼、2013年まではウクライナは一貫して効果的な中立国であり緩衝地帯だったのです。 その状況を変えてしまったのはNATOです。 我々(米国)はロシア人を悪者にするためにレトリックを変えたことにお気づきになると思います。 こんな話が聞かれます。「ロシアは第二のソビエト連邦の再興を決心している。」「ロシアは『偉大なロシア』の再興を望んでいてロシア人は悪者だ。」と。 これは2014222日以降に作り出された物語です。2014222日以前にそんな議論をした者はいません。 2014222日以前に「ロシアを封じ込めるためにNATOを拡大しなければならない」と議論をしたものは誰もいません。 2014222日に起こったことは、我々によって生み出されたウクライナをNATOに組み入れるための馬鹿げた戦略そのものです。 その政策自体の欠如のせいでそれが台無しになった時、我々はその失敗を認めるつもりはありませんでした。 むしろロシアのせいにしたのです。 我々はこう言いました。 「ロシアは東欧の支配を目論んでいる」と。 もちろん今日でも同じ議論をおききするでしょう。 「ロシアは悪者で、プーチンはとても危険で、我々は彼と交渉することは出来ない。」 それは「ミュンヘン会談」に等しく、別の言葉で言えば「プーチンは第二のアドルフ・ヒットラーである」と。

「ウクライナを巡り取引することは、193810月のチェコスロバキアを巡る取引と等しい。」 

それは純粋でおめでたく、ナンセンスです。 2014222日以前はロシアの脅威などなかったのですから。 ありませんでした。 我々が話をでっち上げたのです。 

だが、いずれにせよ理想的な状況はこうでしょう。 つまり中立的なウクライナの創出です。それは91年から2014年まで存在していたウクライナです。 ですが、それは最早できそうもありません。 何故ならアメリカ人はNATOの拡大に関していかなる譲歩も行うつもりがないのですから。 さらにまた、ウクライナの中立化のための試みですが、キエフのウクライナ政府にとってもドンバス地区のロシア語話者とのある種の暫定協定に達することが重要です。 これが有名な「ミンスク合意」です。 キエフの政府は「ミンスク合意」を実行する義務があります。 この問題が解決される前に、ドンバス地区とウクライナ西部の住民との内戦は沈静化されなければなりません。 しかし現在ウクライナ政府内の政治はそれを不可能にしています。 再び申し上げるように、現在のバイデン大統領がNATOの拡大を断念する様を想像することは不可能です。 それ故、その結末は延々と続くこの危機なのです。 それが私の私見の中の悲しい現実です。

 

ウクライナ・オン・ファイヤー 日本語字幕(字幕改正版)必聴

https://www.youtube.com/watch?v=4U_IzVh_KDs 又は

https://youtu.be/4U_IzVh_KDs 

 

『乗っ取られたウクライナ』日本語字幕」必聴

https://www.bitchute.com/video/UcQqpVijGBWx/ 又は

https://rumble.com/vxurg7-revealing-ukraine-2019.html  又は

https://youtu.be/h-jnL0hcRno

 

オリバー・ストーン オン プーチン17.03.2022掲載、日本語字幕

エピソード1    https://www.youtube.com/watch?v=kbAeXNezYFc

エピソード2 https://www.youtube.com/watch?v=W1Qab7F4RMs

エピソード3 https://www.youtube.com/watch?v=6UgxEYgh770

エピソード4 https://www.youtube.com/watch?v=gsWyaY8FlKk