「武器供与でなく停戦を!」 アメリカの世界戦略、次は中国!
♣「100%ロシアに責任がある」は正しくない。ロシア側のみでなく、ウクライナ側、特に、武器供与など、アメリカ側の問題点も報道されるべきである!~6.6羽場久美子教授(国際政治学者)講演会「ロシアのウクライナ侵攻:武器供与でなく停戦を」 2022.6.6 必聴➡ https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506789 全編動画1:42:41
東京都杉並区の久我山会館ホールにて、戦争させない杉並1000人委員会の主催により、国際政治学者・羽場久美子氏の講演会「ロシアのウクライナ侵攻―武器供与でなく停戦を―アメリカの世界戦略、次は中国」が開催された。
講演冒頭、羽場氏は「現在のロシア・ウクライナ戦争の報道の中で、アメリカの話はほとんどされない」とし、このたびのロシア・ウクライナ戦争の背後にあるにもかかわらず、言及されることの少ない「アメリカ」にフォーカスした形で講演を進めた。 羽場氏は、「ロシア・ウクライナ戦争は、アメリカ、つまり、西側世界の立場を、軍事・経済・政治すべてにおいて有利にした」と述べた。(…)
「2022年2月24日のロシアのウクライナ侵攻以降、米国のウクライナへの支援金額は37億ドル(約5000億円)相当に達している。武器に到っては、対戦車ミサイル1万2千基以上、弾薬は5千万発以上、携行式地対空ミサイル『スティンガー』1400基以上、そして、携行式多目的ミサイル『ジャベリン』5000基以上、自爆ドローン数百基がアメリカからウクライナに供与されている。(北國新聞、2022.4.8)」
こうした武器により、ロシア軍の戦車や兵士のみならず、ウクライナの建物やウクライナ兵士、そして市民の生活が破壊されるのである。羽場氏は次のように訴えた (以下は全編動画をご覧ください。羽場氏の講演は3分15秒過ぎからです。)
♣「ウクライナ紛争のエスカレーションの背景にあるのは米国によるウクライナへの武器供与!」 ~岩上安身によるインタビュー第1090回 ゲスト 国際政治学者・神奈川大学教授 羽場久美子氏 2022.8.16 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509539 (ハイライト動画 14分26秒)(以下、抜粋)
羽場教授「NATOの拡大というのは、実は2004年前後ぐらいまでは、ロシアも含めてNATOの枠組みの中に入れるという考え方もあったんですね。ですから、ゴルバチョフがブッシュと冷戦の終焉を主張した時には、基本的には欧州共通の家ということで、ロシアを招き入れるというような枠組みもあった時期もあるんですけど。 結果的には、東欧の国々が次々にNATOに入っていくなかで、ロシアに対抗してNATOを自分たちの国の砦にしていくという考え方が出てきたために、結果的にはロシアが弾き出されて、西側の砦を再編するという方向に移行していったという形になると思います」
羽場教授は2004年にほとんどの東欧の国々がNATOに入り、バルト三国も加盟し、2008年にはウクライナとジョージアもNATOに入れるということをNATOが決断していう過程で、ロシアの反発が非常に強くなったと解説した。 ウクライナは「ロシアの柔らかい下腹」といわれるほど、ロシアにとって致命的に重要な地域だと言われている。そこをNATOに組み込んでいくことは、冷戦時代のキューバ危機の際に米国が受け止めた脅威以上の脅威をロシアに与えると、羽場教授は指摘した。
インタビューでは、ウクライナという国の多様性、米国が戦闘の継続を求める理由、米国の狙い通りに運んでいる部分と、失敗している部分などについてお話しいただいた。 まだ話題のつきないことから、羽場教授にはまた続けてお話をうかがうことになった。続編もぜひ、御覧いただきたい。
♣羽場久美子(青山学院大学名誉教授、神奈川大学教授) × 鳩山友紀夫 https://www.youtube.com/watch?v=6vBRDWn4nrs 1:20:20
21:00 ウクライナ情勢 ロシアはなぜ侵攻したのか 背景にある米国の積極的な支援
32:10 ロシアが重要視する「不凍港(ふとうこう)」 北方領土、カリーニングラード、そして黒海・クリミヤ
38:40 国際秩序の変動「パワートランジション」 米国の真の狙いは「中国」
46:30 日中韓による対話の重要性 安易な軍拡議論に流されないために
52:10 停戦合意へ導くためには 「まずは武器を置く」方針のミンスク合意 トルコ提案は積極的だが、米国は・・・
1:07:10 アジアでの軍事行動を増やしている欧州諸国 日本やアジア諸国は軍事力ではなく、平和な文化力で対抗を 今だからこそ必要な共同発展・共生社会を目指すリーダーシップ
♣NATOの放火魔、イェンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)は、自分が火付け役となったウクライナの火事の代償を西側諸国の国民に払わせようとしている。
EU加盟国は不平を言わず、ロシア・ウクライナ紛争の代償を払うべきと、すべてを始めたNATOのリーダーが発言 RT 2022.07.27 スコット・リッター (Scott Ritter)<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>2022.08.20 http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-994.html
(…)現在のNATOが直面しているシナリオのほぼすべてがそれだ。米国主導のNATOは、14年間にわたって根本的に欠陥のある政策に対処してきた結果、今悪戦苦闘しているわけだ。その政策とは、最終的にウクライナにNATO加盟を約束するものだったが、そのことにロシアが断固として反対していることを承知していた上でのことだったのだ。NATOはその後、NATO加盟諸国が、2014年2月にウクライナでクーデターが起こり、正規に選出された大統領がワシントンによって選ばれた政治家の集団に取って代わる手助けをする様子を見守ることになった。
この、問題のクーデターは、ナチスドイツの系譜に連なるウクライナの過激な右翼民族主義者の関与があってこそ実現したものであり、第二次世界大戦後の1945年から現在まで続くCIAの秘密裏のバックアップがあった。このネオナチの関与については、「消防団長が放火魔の仲間を派遣して、表向きは非加盟地区を加盟地区に加入させる準備と見せかけ、実際はその仲間に消防団員候補地区近隣一帯を焼き払わせる」、そんなたとえ話をすることも可能だ。(…)
ストルテンベルグの本音は 「私のミス、あなたのミス、私たちのミスの代償を払え」ということだ。
しかし、間違いを認めることは放火魔の道徳心には編み込まれていない。
♣ウクライナ、間違った仮定、間違った結論、そして多数の兵士の死2022.08.24 Moon of Alabama http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-966727.html
♣ウクライナ紛争の当事者になるアメリカ 2022.08.25 ワレリー・クリコフhttp://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-05e253.html