世界の終わりを待ちながら プーチン大統領の重要な一節のひとつをご堪能あれ:「我々は、ロシアとアジア、アフリカ、ラテンアメリカの国々との協定に中国人民元を使用することに賛成だ」――(ペペ・エスコバル)――
♣【白井聡 ニッポンの正体】入れ替わる米中覇権 ~「米国偏重」日本の選択は?~ 必見➡ https://www.youtube.com/watch?v=p-iPkIpvZOU 動画1:17:03
(24分20秒経過したところから)「(…)石油という武器以上に、石油の決済の問題なんですよね。これはイラク戦争のときに、囁かれていた一つの説ですが、何故あんなことをやったのだろうかと、大量破壊兵器は無いとわかっていたでしょうと(…)。じゃあ本当の動機ってなんだろうかというと、一つの有力な説として、イラクが石油の決済をドルからユーロに切り替えようとしていたと。で、そのことが許されえないと。イラクのような非常に重要な産油国が、石油決済でドル離れすると、ドル覇権が揺らぎかねない。」
(50分33秒経過したところから「ドル覇権」と「ドル離れ」について。そして、米国の豊かさが保たれるためのカラクリとその脆さについて。)
(…)李強首相は、より具体的に説明した。彼は、平和と発展の基礎として「人類が未来を共有する共同体」という「商標」の概念を強調し、非暴力の共存を「バンドンの精神」と結びつけ、1955年のNAMの出現と直接に連続させた:これは、「アジア流」相互尊重と合意形成でなければならない。「単独制裁と広範囲な管轄権の無差別使用」とは対照的である。「新しい冷戦」の否定なのだ。
そして、このことから李強は、東アジアRCEP貿易協定の深化に向けた中国の努力を強調し、また中国・ASEAN自由貿易協定の交渉を進めることになった。そして、これらのすべては、貿易保護主義とは対照的に、一帯一路構想(BRI)のさらなる拡大に組み込まれている。
したがって、中国人にとって重要なのは、ビジネスと並行して、文化的な交流、包括性、相互信頼、そして「文明の衝突」やイデオロギー(思想体系)の対立 を厳しく拒絶することだ。
モスクワが上記のすべてに賛同し、実際に外交的な繊細さをもって実践しているのと同程度に、ワシントンはこの中国の戦略がグローバル・サウス全体にとっていかに魅力的であるかということに恐怖を感じている。結局のところ、例外主義者が発想の場で提示するのは、一方的な支配、分割統治、そして「われわれと共にあるか、われわれに反対するか」である。そして、反対の立場を取れば、その国は非難され、嫌がらせを受け、爆撃され、そして/あるいは政権交代に追い込まれることになる。
(…)新自由主義グローバリズムの全体主義 は、確かに砂嵐で消えることはないだろう。少なくとも、今すぐではない。まだまだ毒気の旋風は続く:憲法上の権利の停止、オーウェル流のプロパガンダ、暗殺部隊、検閲、文化の抹殺、イデオロギーの強制、移動の自由に対する不当な制限、スラヴ人に対する憎悪と迫害、隔離、反対意見の犯罪化、焚書、裁判、ICCのカンガルー(インチキ)令状、ISISスタイルのテロリズムなどだ。
しかし、最も重要な要素は、中国とロシアがそれぞれ複雑な特殊性を持ちながら(どちらも西側諸国は同化不可能と見なしている)、多かれ少なかれカジノやその供給流通網につながらない、実行可能な経済モデルの構築に多額の投資をしているということである。そしてそれが、例外主義者の怒りに油を注いでいる。
♣ロシアは西側の押し付ける「ルール」では動かない―プーチン 出典:RT 2023.04.28 http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-1498.html (強調は原文)
ロシアの「かつての友好的だった国々」は、国際法や通信手段を「無茶苦茶に」破壊してきたと、ロシア大統領が述べた。
(…)「彼らは隠れて何かを書いていて、彼ら自身もそれを使って隠れて何かをやっている。私たちは彼らと一緒に隠れて何かをするつもりはありません。かといって、彼らのルールに従うつもりもありません。」
同時に、ロシアは「孤立」を望んでおらず、「友好国」と公平に協力する用意があるとプーチンは説明する。「ユーラシア、アフリカ、ラテンアメリカの友好国とは、現実的で平等、互恵的、独占的な友好関係を拡大していきます」。
ロシアには、米国を含む西側諸国の国々に「志を同じくする多くの人々」がいることを彼は指摘した。「それでも、エリートたちの振る舞いは違います。だが、これらの国のエリートたちが、常に自国民の最善の利益を目指した政策をとっているわけではないことは、あなたがたも私も知っています。このことは、彼らの身に降りかかってくるでしょう」と彼は警告した。(ロシア立法評議会の会合で)
♣ロシア外相ラブロフ氏のニューヨーク攪拌(ペペ・エスコバル)2023.04.27<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ2023.05.04>
必読➡http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-1488.html?sp
セルゲイ・ラブロフ外相のニューヨークでの一幕は、満場の大喝采となる外交的効
果を発揮したと、ペペ・エスコバルは書いている。
真の紳士、この困難な時代の最高の外交官、事実を完全に把握し、愉快なユーモアのセンスに恵まれて、有名なルー・リードの言葉を借りれば、危険な荒野を歩き、無傷であることをご想像あれ!(…)
4月24日の国連安保理第9308回会議(議題「国際平和と安全の維持、国連憲章の原則の保護による効果的な多国間主義」)は、特に重要な意味があった。
ラブロフは、2018年の国連総会決議で極めて重要とされた「多国間主義と平和のための外交の国際デー」に会議が行われることの象徴性を強調した。
ラブロフは前置きで、「あと2週間で、第二次世界大戦の勝利から78周年を迎えます。我が国が連合国の支援を受けて決定的な貢献をしたナチス・ドイツの敗北は、戦後の国際秩序の基礎を築きました。国連憲章はその法的根拠となり、真の多国間主義を体現する我々の組織(国連)そのものが、世界政治における中心的、調整的な役割を獲得したのです」と述べた。(セワヤキ: 以下、必読のラブロフ露外相のスピーチが続きます。)
♣日刊IWJ【第2弾! RT】ピューリッツァー賞を受賞しているジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏が、「世界人口の半分以上がロシアを支持している」と断言!「こんなことはこれまでありえなかったこと」であり、「ウクライナの反転攻勢は失敗する運命にある」とも!2023.6.15 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52400