KAROSHI 大国日本 「高プロ制度」が5月31日衆議院本会議で可決!6月4日にも参議院で審議入りする見込み
安倍政権が今国会の目玉法案としている「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」を含んだ「働き方改革関連法案」が5月31日午後、衆議院本会議で採決されました。自民、公明両党と、日本維新の会、希望の党を含む賛成多数による可決でした。これを受け、6月4日にも参議院で審議入りする見込みです。立憲民主党などの野党は引き続き、長時間労働を促進する危険性をはらんだ「高プロ制度」の削除を求めていく姿勢です。
一方、世界では、労働問題をめぐる国際的な議論や活動が著しい進展を見せています。現在、ILO(国際労働機関)では107回目の年次総会が開催されている真っ最中です。(http://www.ilo.org/tokyo/information/pr/WCMS_630773/lang--ja/index.htm )
ILOとは各国の政府、企業、労働者それぞれの代表によって構成されている国際機関であり、第一次世界大戦直後の1919年に設立された歴史あるユニークな組織です。事務局本部はスイスのジュネーブに置かれています。今年のILO総会では、セクシャル・ハラスメントおよび性暴力を規制する国際労働条約の成立が主要な議題のひとつとなっています。
8時間労働のコンセプトは200年前に生まれたhttps://kurashigoto.me/column/P99YD
以後「8時間労働」を求める動きは世界各地で起きていたのですが、法律として最初に定めたのは、1917年のロシア革命で誕生したロシア・ソビエト連邦社会主義共和国でした。続いて1919年に国際労働機関(ILO)が「労働時間を1日8時間かつ1週48時間に制限する」という第1号条約を採択し、これが国際的なルールとして確立しました。
安倍政権下の日本では、こうした国際社会の趨勢に背を向け、労働時間の制限を有名無実化し、働かせ放題の企業天国作りが進行しています。安倍総理がしばしば口にする「岩盤規制」の「岩盤」とは実は私たちのかけがえのない「基本的人権」のことを指していて、その基本的人権にドリルで穴をあけることが安倍政権の目指している「規制緩和」なのです。この事実を私たちはよく理解する必要があります。
※高プロ制度の危険性https://iwj.co.jp/wj/open/archives/422082
※「過労自殺は、自ら選んだ死ではない」https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414128
(日刊IWJガイド2018.6.1 日号 参考 )
デモ関連情報 http://www57.atwiki.jp/demoinfo/pages/1.html
日本全国デモ情報http://www.magazine9.jp/demoinfo/
メデ ィアのリスト http://www.sewayaki.de/メデ%20ィアのリスト.html
「国会議員 - Yahoo!みんなの政治」 https://seiji.yahoo.co.jp/giin/
参議院インターネット審議中継 http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
衆議院インターネット審議中継 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php