敵基地攻撃能力の保有
シリアの次は北朝鮮?
日米政府トップは先日、「敵基地攻撃能力の保有」で足並みを揃えたばかり。あたかもシリア同様に米国が北朝鮮のミサイル基地叩きを展開しようとしていかのようであり、北朝鮮が過剰反応する可能性も充分に考えられます。
米空母、朝鮮半島へ出航 北朝鮮をけん制(共同通信、2017年4月9日)
https://this.kiji.is/223592816812195841?c=39550187727945729
敵基地攻撃能力の保有
「敵基地攻撃論」は、「専守防衛」に反するだけでなく、およそ現実的ではありません。一度の攻撃で相手の全ミサイルを破壊し尽くさなければ、敵からの報復攻撃を誘発し、在日米軍基地、自衛隊基地や大都市、さらには原発などが狙われることは免れないでしょう。しかも、攻撃しようにも北朝鮮の弾道ミサイルの精密な位置、つまり攻撃目標がどこにあるかが、現在の技術では分からないそうです。
軍事評論家田岡俊次氏 (日刊ゲンダイ、2017年3月20日)
「攻撃するなら、ほぼ同時にすべてのミサイルを破壊しないと相手は残った核ミサイルで反撃してくることも考えねばならない。『敵基地攻撃論』は戦争を現実的、具体的に考えない『平和ボケのタカ派』の空論と言うしかない。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201839
柳澤協二氏・元内閣官房副長官補 2017.3.16
「『米国の抑止力が効いていれば戦争にならない』というのは日本人の平和ボケの所以。相手の意志に働きかけてミサイルが飛んでこないようにすることが大事」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/368714 (ハイライト動画 5分 4秒)
軍産複合体と正攻法で戦うのをやめたトランプのシリア攻撃
http://tanakanews.com/170408syria.htm 2017.4.8田中 宇
シリア: アルカイダ用の要求有り次第のアメリカ新航空支援体制
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-e0ce.html