(…)公式に認められた言説作成者がこれらを認めるのは、かまわないが、普通の人がそうすると、クレムリン偽情報になる。アメリカ帝国の情報権益を推進するため、つまり戦争に疲れたアメリカ人に、この戦争がアメリカにどのような利益をもたらすか説明したり、NATO拡大を止められなかったプーチンの失敗をあざけったりする権限を与えられた言説作成者が、そうしているのに対し、普通の人々がそうするのは何が真実で事実かをはっきれさせるためだからだ。(…)
※プーチン大統領がウクライナ侵攻を決断した理由 ストルテンベルグNATO事務総長 欧州議会 https://www.youtube.com/watch?v=vaNsdG5Wtcg 動画 1分43秒
♣[ニュース分析]全世界に広がる米国のミサイル防衛網 2016-03-07 ハンギョレhttps://japan.hani.co.kr/arti/politics/23522.html (*はセワヤキの注。これも真っ赤な嘘の例です。ドイツの報道もずっと「イラン防衛用」と伝えてきましたが…)
昨年(*2015年)12月、ルーマニアの首都ブカレストから約145キロ離れた南部のデベセルに、米国がミサイル防衛(MD)基地を完成させた。米国は東欧の真ん中に設置したミサイル防衛基地について、イラン(*嘘だった!)のミサイル防衛用としたが、ロシア外務省は「米国と同盟国が危険なプログラムを運用している」と反発した。ロシアは以前から、東欧に米国のミサイル防衛システムが設置されることに過敏に反応しており、東欧に設置されたミサイル防衛基地を軍事的に攻撃できると脅かしてきた。
米国は最近、韓国に最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備に関する議論を本格化させ、北東アジアの緊張を高めている。東欧では、米国が地域にミサイル防衛システム構築を本格的に試みた2000年代半ばから、この問題をめぐり、米国とロシアの間で摩擦が生じ、今も続いている。米国がミサイル防衛を構築する意図をめぐり、両国間の不信が解消されないでいるためだ。(…)(*米国のミサイル防衛システムの配置図が掲載されているので御覧ください)
米国議会調査局(CRS)のミサイル防衛専門家スティーブン・ヒルドレスは、軍縮関連専門誌「アームズ・コントロール・トゥデイ」に「(北東アジアの)ミサイル防衛と関連し、米国は北朝鮮のためだと言う。しかし、中国も長期的な観点から(米国の)考慮の対象となる」と述べた。またロシアと中国は、米国のミサイル防衛の拡張が自らの戦略的な力を弱めると見て、ロシアと中国は米国のミサイル防衛に対抗する兵器を開発することになるだろうと指摘した。(チョ・キウォン記者)
*当時解体が進んでいたユーゴスラビアにおいて、コソボの自治を認めるかどうかの争いにNATOが介入。1999年3月24日にNATOによるユーゴスラビア空爆が始まり、以後の78日間にNATO 38,000回出撃し、10,000回以上の空爆があり、42万発の爆弾投下、これには15トンの劣化ウラン弾とクラスター爆弾が含まれていた。もちろん、国連の裁可も安全保障理事会の承認もなしでのことだった。橋、病院、学校、大使館、工場、爆弾を免れたものは何もなかった。NATOは積極的に戦争犯罪を行い、国際人道法違反が確認されているが、「嘘」の証拠を根拠になどして、NATOの当局者は全く責任を問われていない。これによって、セルビア人が民族の中心と考えているコソボに自治が認められ、そこには現在もNATOが駐留している。歴史は勝者によって書かれるため、日本への核攻撃やユーゴスラビアへの無慈悲な爆撃に誰も疑問を持たない。被害者だけがそれを覚えている。そしてNATOは一つの戦争犯罪から次の犯罪へと突き進んでいる。NATOという名の軍事同盟国の指導者の手は無辜の血で染まっている。