ヒロシマ あの原爆投下は何だったのか?―現在起きていることを理解するための考察―
◆広島原爆投下に関するアメリカの残酷な論理は70年続いている Finian Cunningham 2015.08.04 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/70-d618.html
(…)アメリカによる対日本原子爆弾投下の本当の狙いに関して長年憶測がされてきた。1995年1月、ニューヨーク・タイムズはこう報じた。“実際、歴史学者達の中には、原爆投下は、戦時の敵日本を狙ったものというより、戦時の同盟国ソ連を狙って、戦後の対立関係に対する警告として行われたのだと主張する人々がいる”。(…)70年前の最初で、しかもたった一度の核兵器使用で、広島と長崎でのホロコーストを引き起こしたアメリカの論理は、今日まで続く残虐な論理だ。核兵器は、70年前と同様、いまだにロシアに向けられている。平和な国際関係は、このアメリカ独自の残酷な論理を完全に暴き出し、根絶することによってしか実現されまい。
◆原爆の隠蔽:米国によるヒロシマとナガサキへの原爆投下の隠されたストーリー 2011.08.09デモクラシー・ナウ! http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-9caf.html
(…)ところが我々は、大半のアメリカ人は、確実に、アメリカの指導者達、アメリカの為政者達、アメリカの全マスコミは、全て1945年当時の、原爆の使用、二度の使用を擁護しています。ですから、言いたいことは、こうした兵器は使用するにはあまりに危険過ぎるのに、我々はかつて使用し、我々はそれを擁護し続け、先制攻撃政策を維持し続けているということです。私にとって、これは広島と長崎の極めて危険な教訓です。(Atomic Cover-U https://www.youtube.com/watch?v=yq4BO5aJ71M)。(…)
エイミー・グッドマン:"原子力"と"核兵器"と"情報隠蔽"という言葉は、今日まで徹底的に貫かれていると。
グレッグ・ミッチェル: そうです。
◆広島の神話 責任を負わない戦争犯罪とアメリカ軍の歴史の嘘 医学博士ゲーリー・G・コールズ Global Research 2013.07.31 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-25d4.html
(…)マッカーサー将軍は、原爆爆発の真下の地面で実際一体何が起きたのかについて、見事に完全な検閲を課した。日本総督の地位についた後、彼の最初の行動の一つは、広島と長崎の原爆の恐ろしさを記録する全ての写真証拠没収し、および/または、破壊することだった。(…)それは、こういうことだ。戦争は、夏の原子爆弾無しに、1945年春に終わっていた可能性があり、それゆえ沖縄での何千人ものアメリカ海兵隊員や兵士達の大量戦死者もなかった可能性がある。(…)アメリカ諜報機関は、トルーマン大統領政権もそれを全て把握していたのだが、トルーマンが、広島を焼却するという運命的な命令を下す何ヶ月も前に、日本が名誉ある降伏の方法を必死に探し求めていたことを知っていた。(…)トルーマンと顧問連中は、こうした取り組みを知っており、日本では神と見なされていた天皇裕仁に、戦後、単純に、名目上の首長の地位を認めるだけで、戦争は外交によって終わらせられたはずなのだ。(…)広島原爆の核分裂物質はウランだった。長崎原爆はプルトニウム爆弾だった。科学的好奇心は、計画を完了まで押し進めた極めて大きな要素だった。マンハッタン計画の科学者達(そして、アメリカ陸軍の計画指揮者レズリー・グローヴス将軍)は“もし都市が丸ごと一発のウラン爆弾で破壊されたら一体何がおきるだろうか?”“プルトニウム爆弾ではどうだろう?”ということに好奇心を持っていた。二発の原爆を使用するという判断は1945年8月よりずっと前になされていた。科学実験を推進するためには、日本の降伏を受け入れるという選択肢はありえなかった。もちろん、もし広島への原爆投下が即時降伏を強制することを狙ったものだったのであれば、三日という二発の爆弾の間隔は良心のかけらもないほど短い。(…)
◆『ヒロシマというとき』 栗原貞 https://home.hiroshima-u.ac.jp/bngkkn/database/KURIHARA/hiroshimatoiutoki.html
〈ヒロシマ〉というとき
〈ああ ヒロシマ〉と
やさしくこたえてくれるだろうか
〈ヒロシマ〉といえば〈パール・ハーバー〉
〈ヒロシマ〉といえば〈南京虐殺〉
〈ヒロシマ〉といえば 女や子供を
壕のなかにとじこめ
ガソリンをかけて焼いたマニラの火刑
〈ヒロシマ〉といえば
血と炎のこだまが 返って来るのだ
〈ヒロシマ〉といえば
〈ああ ヒロシマ〉とやさしくは
返ってこない
アジアの国々の死者たちや無告の民が
いっせいに 犯されたものの怒りを
噴き出すのだ
〈ヒロシマ〉といえば
〈ああヒロシマ〉と
やさしくかえってくるためには
捨てた筈の武器を ほんとうに
捨てねばならない
異国の基地を撤去せねばならない
その日までヒロシマは
残酷と不信のにがい都市だ
私たちは潜在する放射能に
灼かれるパリアだ
〈ヒロシマ〉といえば
〈ああヒロシマ〉
やさしいこたえが
かえって来るためには
わたしたちは
わたしたちの汚れた手を
きよめねばならない