米中関係悪化―日本の未来は?
◆広島原爆の日も核廃絶にやる気なし安倍首相 ノーベル平和賞ICANは防衛予算でPCR検査センター130カ所以上設置できると試算https://lite-ra.com/2020/08/post-5561.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
◆リゾート地・沖縄が再度「捨て石」にされる! 南西諸島のミサイル基地配備問題 動画6分45秒 https://www.youtube.com/watch?v=J8mazkKN4JI
いま政府・防衛省によって沖縄/南西諸島一帯に「南西シフト」と呼ばれる大規模なミサイル基地配備が進められている。(…)自衛隊はかつての島嶼防衛戦争についての研究をさかんにおこなっており、その結論として「島嶼の防衛は不可能」としている。(…)では、何故、政府は南西諸島に自衛隊を配備しようとしているのだろうか。アメリカにはオフショアコントロールと呼ばれる戦略がある。これは、中国が太平洋に進出する際に通過しなければならない第一列島線と呼ばれるラインを封鎖し、その内側の海に中国を閉じ込めてしまうというものだ。これによってアメリカは有事時の際、中国の世界貿易のほとんどを遮断できるだけでなく、中国の潜水艦による自国への核攻撃を心配することがなくなり、戦略的に優位に立つことができると言われている。アメリカの国防戦略の基本は、外敵は自国には寄せ付けず、できる限り遠くの海洋で、或いは敵領域において撃破するというものなのだ。
(…)では基地を置くとどうなるだろうか。ある国の脅威にそなえて軍備を増強すると、その国も対抗して軍備を増強し、軍拡競争となり、かえって安全保障上のリスクが高まることを、「安全保障のジレンマ」という。(…)
奄美大島、沖縄本島、宮古島、石垣島には、地対艦ミサイルと地対空ミサイルが配備される。これらのミサイルは、南西諸島の海峡とその上空を通過しようとする艦船や軍用機を攻撃するためのものだ。しかし、もし島からミサイルが発射されれば、島はすぐさま標的となり、中国は南西諸島に配備されたミサイル基地を全力で無力化しようとするだろう。住民は島の外に避難する余裕はなく、ミサイルが降り注ぐ中、島の中で逃げ惑うことになる。(…)岩屋防衛大臣は、「南西諸島は本土防衛の最前線」と言った。(…)南西シフトは、日本に中国を抑え込んでもらいたい米軍と、南西諸島に気をそらせて本土を防衛したい日本政府との合作なのだ。(…)
◆ホントにできるか「敵基地攻撃」【防衛ジャーナリスト半田滋の眼 No11】2020.07.07 https://www.youtube.com/watch?v=v2-TonGuU_w 動画
「イージスアショア配備停止であいた防衛力の穴を埋めよう!」とにわかに「敵基地攻撃能力」を整備しようという声があがっている。
◆自民、専守防衛を放棄「敵基地攻撃能力保有」【半田滋の眼 No14】2020.08.04
https://www.youtube.com/watch?v=XIf9A_-xGwg 動画
「敵基地攻撃能力の保有」を防衛力整備計画などに取り込み、「専守防衛」を放棄し、日本が攻撃される前に相手を攻撃できる国になろうとしている。
◆米中対立、総領事館閉鎖の次は? 【田岡俊次の徹底解説】 2020.07.28 動画 https://www.youtube.com/watch?v=qFeX0NiscdY
米中関係はこの後どうなるのか、日本はトランプの尻馬に載って敵対していくのか。「小国」日本が生き抜く道は、軍事力ではないことを思い知らされる…
◆21世紀最大のテーマ「覇権をめぐる米中衝突」が現実に!常時臨戦国の「正体」を露わにした米国と属国日本!「朝鮮戦争の正体」が見せる真実!岩上安身による 元外務省情報局長・孫崎享氏インタビュー後編 2020.7.10 ハイライト9分53秒https://iwj.co.jp/wj/open/archives/477967
外交は「内政不干渉」を基本方針とすべき(香港問題に関しての意見)
要点: 各国の主権というものを尊重し、「他国の内政には不干渉」であるべきだ。何よりも優先すべき大事なことは、「戦争をしない」ということの方なのだ。自国のやり方だけが「正しい」という思い上がりで、気に入らない国があれば、「独裁」だとか「悪の枢軸」だとか決めつけ、「民主主義」「人権」「言論の自由」などを自国の「正義」の旗印として、戦争や紛争で相手国をねじ伏せようとする。その姿勢こそが問題なのである。
◆「兵士よりも多くの教師を」 軍隊を持たないコスタリカは、なぜ「地球幸福度」ランキング1位なのか?https://kokocara.pal-system.co.jp/2018/06/04/country-without-army-costa-rica/
(…)コスタリカの憲法には、「GDPの8%を教育費に充てる」と明記され、これによって、大学までの無償教育が実現し、子どもたちの識字率や進学率も向上しました。また、社会保障制度を拡大し、国民皆保険を整備。中産階級を増やすことを目指したこの一連の改革が、機会と平等を人々にもたらしたのです。(…)国家予算を、軍事ではなく、教育や医療、環境保全など健康的な社会づくりに投資したほうがメリットが大きいと判断したのではないでしょうか。(…)
冷戦の時代に中米は米ソ対立の戦場となり、アメリカから何度も参戦を迫られましたが、強烈な圧力を退け、1983年には永世中立を宣言。その後も「中立路線が続けば資金援助を打ち切る」とのアメリカからの脅しに屈せず、大統領選において人々は、「未来を見据えよう」と訴えた反軍事路線の候補を当選させました。(…)
コスタリカの「敵を作らない」国家安全モデル
(…)軍を持たない代わりに外交や貿易を通じて世界中のさまざまな国々と強い友好関係、信頼関係を築いてきた(…)最近でも、2014年には、隣国ニカラグアがコスタリカの国土の一部を占領し、一触即発の緊迫した空気が流れましたが、コスタリカは国際司法裁判所に訴え、1弾も発砲することなく紛争を解決したのです。(…)「道徳的な力は原子力爆弾よりも強力だ。世界の政治的見解が我々の軍だ」何かあったら、国際法や国際機関、他の国の力を借りる。コスタリカの人々もそのような政策を支持し、戦争に頼らない国家安全こそが世界の基本になるべきだと信じています。
(…)貧困、人種差別、格差問題などの社会的不平等こそが、平和を最も脅かす要因(…) 理想的なのは、指導者が市民を恐れるようになることです。市民の力を指導者に理解させ、市民を怒らせたらどうなるかを突きつける。そして、我々がどれだけ真剣に切実に平和を求めているかを訴え、市民の意見を尊重せねばと思わせることです。軍事主義というものは、人々に植え付けられる恐怖と人々の間の対立、そして秘密、この3つのもとに大きく育ちます。ベトナム戦争もイラク戦争も、もともと嘘や偽り、誤った情報から始まったものでした。(…)平和的な憲法を持つ日本こそが、コスタリカのような平和を求める国々と協力し合って国際的な平和システムを構築していくべきです。(文、動画1分34秒)