「被差別の歴史に共感する胸の痛みがあるか?」
悲しいかな、デマが世界中を飛び回るご時勢となりました。
日本では、1923年に根拠のないデマから、多数(6千?)の罪のない人々が、日本の普通の市民に殺害されるという悲劇がおきています。デマの出所は警察だったと言われています。そのデマをいとも簡単に民衆が信じてしまった!そして、その数知れない殺害事件は何の検証もされず、そのまま闇に葬られ、忘れられてしまった。そういうことを、連想させるこのごろの「空気」です。
関東大震災時・朝鮮人、中国人虐殺・追悼弾圧90周年記念集会 ――西崎雅夫氏 講演http://iwj.co.jp/wj/open/archives/168806 (2014.9.13 ハイライト動画6分41秒)
「今回のヘイトスピーチは凄まじかった」「ニュース女子」が辛淑玉氏に与えた深い傷!ボギーてどこん氏はIWJの取材に「茶封筒が反対派のものとは言ってない」と呆れた「言い訳」!(第2弾)http://iwj.co.jp/wj/open/archives/3561402017/01/13
辛さんは番組への抗議声明の中で、「ウチナンチュは日本国籍を付与された一方で島ごと奪われ、沖縄戦では『国体』や本土の日本人を守るための捨て石にされた。敗戦後は膨大な米軍基地を押し付けられ、いまも命・生活・人間の尊厳など多くを奪われ、抑圧されている。朝鮮人は、頼んでもいないのに帝国臣民にされ、日本兵の下請け・弾よけとして最も危険できつい労役につかされたあげく、敗戦後は日本国籍を一方的に剥奪され、国籍がないことを理由に戦後補償の対象から外され、『外国人』として排除、差別を受けてきた」
さらに辛さんは、「マジョリティが矢面に立って闘わなければ構造は変わらない」と指摘しています…(日刊IWJガイド2017.2.14 日号 )
デマには真実で対抗を! 日刊IWJガイドhttp://iwj.co.jp/ 10.02.2017
動画紹介! 『沖縄 さまよう木霊(こだま)~基地反対運動の素顔~』https://www.youtube.com/watch?v=S29cY84vYgI&sns=fb
2017年1月29日、MBS(毎日放送)報道局が、「ニュース女子」問題でも注目された沖縄の基地建設運動に対する偏見とデマを検証する60分番組を放送しました。大きな反響を呼んだのでご覧になった方もいると思います。番組の女性ディレクターである斉加尚代さんは11月初旬、大阪市内で「土人」発言をした機動隊員を擁護するデモを目にし、さらに沿道の人々がデモに共感している姿を見て、「虚」と「実」の真偽を確かめる番組を作らなければいけないという強い思いに駆られ、『沖縄 さまよう木霊(こだま)~基地反対運動の素顔~』を制作したといいます。
昨秋から沖縄・高江地区に入り住民の話を聞き始めた斉加ディレクターは、「過激派」とレッテルを貼られた人々に会い、「反対派住民が救急車を止めた」とSNSに発信した人物を訪ねます。IWJの取材とも重なる部分も大きく、より「人物」のに重きを置いた番組構成は私たちに新たな視点を与えてくれています。
さらに、MBS報道局は、「テロ等共謀罪」法案提出の動きが、沖縄を覆っている言説の背後に潜んでいるのではとも問題提起。斉加ディレクター渾身の60分番組です。