公職選挙法違反の応援演説!稲田朋美防衛相
稲田朋美防衛相が6月27日、東京都板橋区で、7月2日に迫った東京都議選の応援演説を行い、「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」などと、自民党候補への支援を呼びかけました。公職選挙法第136条の2は公務員の地位を利用した選挙運動を禁止しており、自衛隊法の第61条は、自衛隊員の選挙権の行使以外の「政治的行為」を制限しています。憲法第15条は、「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定しています。
今回の稲田防衛相の発言は、防衛省を自民党のために政治利用したことに他ならず、稲田朋美防衛相のこの行為は憲法に照らしても確実にアウトであることは明白。「国家の私物化だ」として、強い批判を浴びています。森友・加計 両学園問題とも、公私混同という点で一緒です。 (日刊IWJガイド2017.6.29 日号参考 )
安倍晋三首相の「おともだち」の場合
明白に違憲・違法の不祥事であっても罰せられない
・首相、稲田氏続投を指示(2017.6.28 ロイター通信)http://jp.reuters.com/article/idJP2017062801000797
・稲田防衛相、改めて辞任を否定(2017.6.28 沖縄タイムス)http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/106354
・自民・下村氏∶「稲田氏は、この(違憲)発言を、イメージで言われたんだと…」
「これで辞任となったら続けられる人は、誰もいなくなるんじゃないか。」
http://digital.asahi.com/articles/ASK6X4H2LK6XUTFK00F.html(2017.6.28 朝日新聞)
・他の自民党議員にも「選挙違反の前科」あり
「ヒゲの隊長」こと佐藤正久参議院議員は2013年7月の参院選で、自身の「第一声」を防衛省正門前で実施。 当時、防衛大臣政務官を務めていた佐藤氏は、「防衛大臣政務官の佐藤です」と連呼し、部下にあたる自衛隊員らに対し、投票を呼びかけた。
安倍晋三首相の「おともだち」でない人の場合
・選挙違反「無党派の神様(斎藤まさし氏)」に有罪判決 静岡地裁
http://mainichi.jp/articles/20160604/k00/00m/040/054000c 毎日新聞 2016.6.3
選挙アドバイザーである 斎藤まさし氏が、共謀罪が成立する以前の2016年6月3日に、選挙違反で有罪判決を受けています。斎藤氏は、ボランディアで、山本太郎氏や三宅洋平氏の選挙など、1000回を超える選挙を手助けしてきた、自民党にとっては邪魔な存在です。判決は「未必の故意による黙示的な共謀」だそうです。
未必∶ 必ずしもそうなるものではなくても…
黙示的∶ 明らかな意思表示ということではないが、目配せなどによる意思表示があったとされる
1000回以上の選挙経験から見て、違反行為には極力注意していたと思われますが、
「ない」罪を「ある」ことに仕立て上げるのが警察や検察の仕事なのでしょうか?
「未必の故意による黙示的な共謀」なるものについて詳しくはこちら
➡「共謀罪」の怖さは「未必の故意による黙示的共謀」認定にあり
植草一秀氏http://www.twitlonger.com/show/n_1spnn7o (2017.3.22)
➡共謀罪で犯罪者に仕立て上げられる無実の市民
植草一秀氏http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=326759
・「未必の故意による黙示的な共謀」で有罪判決を受けた「市民の党」代表の斎藤まさし氏へ岩上安身がインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/360211 2017.1.30 前編 (イントロ動画15分10秒)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/364113 2017.2.18 中篇 (イントロ動画16分)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/364416 2017.2.19 後編 (イントロ動画15分25秒)
2017年 6月30日 セワヤキwww.sewayaki.de