「民族浄化」Ⅲ 【世の中の誤解を解くために】イスラエルは敬虔なユダヤ教徒たちの国ではない! イスラエルは嘘の上に建国された!
♣ジョン・ミアシャイマー教授 (前半)プーチンは戦争を望んでいなかった (後半)ガザの紛争について 2023.12.19 日本語字幕
必見➡https://www.youtube.com/watch?v=oPOYafzdYFQ
(…)西側諸国にもイスラエルに厳しい批判をする人々がいる。その多くはユダヤ人だ(…)
♣「イスラエルとは何か」ヤコブ・M・ラブキン著 。
近代国家主義の権化であるシオニズムによって建国されたイスラエルは、ユダヤ教徒たちの国ではない。
レビューの一例: 本書は、歴史学者でもある敬虔なユダヤ教徒が書いた、現代イスラエル国家への疑問符である。本書でイスラエルに向けられた批判の先には、イスラエルの建国を後押しし、今もイスラエル国家の所業を無批判に擁護しようとする世俗的なキリスト教と(世俗的な)ユダヤ教への批判がある。
♣「トーラーの名において シオニズムに対するユダヤ教の抵抗の歴史」ヤコブ・M・ラブキン著
レビューの一例: 「イスラエル国家建設も、シオニズムも、ユダヤ教に反している」というのがその理屈。その、ある意味で平均的非ユダヤ人の常識というか固定観念を覆す理屈を、多数の史実、文献を用いて説明
♣シオニズムを批判するユダヤ人たちhttps://ameblo.jp/ranyokohama/entry-12421684499.html
(…)「正統派ユダヤ教徒の大半は、パレスチナの地にユダヤ人のための民族の郷土を設立するというシオニストの野望に反対である。(…)なぜならば、シオニストは大半が脱宗教的であり、伝統的なラビの権威よりも、社会主義や民族主義といった『非ユダヤ的』なイデオロギーを優先しているからである。(…)」(…)
♣ イスラエルの欺瞞の文化 賀茂川耕助氏の翻訳➡ブログNo. 1963 2023.11.03
原文by Chris Hedges https://www.unz.com/article/israels-culture-of-deceit/
イスラエルは嘘の上に建国された。パレスチナの土地の大部分は人がいなかったという嘘。1948年、シオニストの民兵による民族浄化の際、75万人のパレスチナ人が家や村から逃れたのはアラブの指導者にそうするように言われたからだという嘘。イスラエルが歴史的なパレスチナ領土の78%を奪取した1948年の戦争を始めたのはアラブ軍だったという嘘。1967年にイスラエルは消滅に直面し、パレスチナの残り22%とエジプトとシリアの土地を侵略し、占領せざるを得なくなったという嘘。イスラエルは嘘によって支えられている。イスラエルは公正で公平な和平を望んでおり、パレスチナ国家を支持するという嘘。イスラエルは中東で唯一の民主主義国家だという嘘。イスラエルは「野蛮の海に浮かぶ西洋文明の前哨基地」だという嘘。イスラエルは法の支配と人権を尊重しているという嘘。
イスラエルのパレスチナ人に対する残虐行為はいつも嘘で迎えられる。私はそれを聞いた。記録した。ニューヨーク・タイムズの中東支局長時代にはそれを記事にした。 (…)
イスラエルの堂々たる嘘にガザから取材した私たちは唖然とした。(…)これらの嘘は、イスラエル軍、イスラエルの政治家、イスラエルのメディアから反射的かつ即座に発せられた。それらはイスラエルのよくできたプロパガンダ・マシンによって増幅され、国際的なニュースメディアで不愉快なほど誠実に繰り返された。
イスラエルは専制的な政権を特徴づけるような、あっと驚くような嘘をつく。それは真実を変形させるのではなく、反転させるのだ。現実と正反対の絵を描くのである。(…)イスラエルはオーウェルのような語彙を発明した。イスラエル人に殺された子どもたちは、銃撃戦に巻き込まれた子どもたち、となる。何十人もの死傷者を出した住宅地への爆撃は、爆弾製造工場を狙った攻撃となる。パレスチナ人の家の破壊は、テロリストの家の解体行為となる。
(…)イスラエルの支持者たちは、こうした嘘を渇望している。彼らは真実を知りたがらない。真実を知れば、自分たちの人種差別、自己欺瞞、抑圧、殺人、大量虐殺への加担を検証せざるを得なくなるからだ。
(…)イスラエル首相、外相、国防相、イスラエル国防軍(IDF)報道官は、2022年にアルジャジーラのジャーナリスト、シリーン・アブ・アクレが殺害されたのはパレスチナの武装勢力のせいだと即座に非難した。イスラエルは、「PRESS」(報道機関)と書かれた防弾チョッキとヘルメットを着用したジャーナリストを射殺したとするパレスチナ人戦闘機の映像を流した。(…)この嘘は、占領地イスラエル人権センター(B’Tselem)が調査したビデオ映像が、ビデオに描かれたパレスチナ人銃撃犯の位置を特定するまで流布された。人権団体が発見したところでは、ビデオはシリーンが殺害された場所とは別の場所で撮影されたものだった。(…)
2000年9月、ガザ地区のネツァリム交差点で撮影されたドラマチックな映像がある。そこで私は19歳の少年がイスラエルの狙撃兵に射殺されるのを見た。フランス2TVが撮影したこの映像では、父親がトラウマを受けた12歳の息子ムハンマド・アル=ドゥラーをイスラエルの銃撃から守ろうとし、その結果、彼は死亡した。
この少年の殺害はイスラエルによる典型的なプロパガンダ・キャンペーンとなった。イスラエル当局はこの殺害について何年も嘘をつき続け、最初は銃撃をパレスチナ人のせいにし、後には現場は捏造されたと示唆し、最後には少年はまだ生きていると主張した。
2003年、イスラエル軍兵士が23歳の学生でアメリカ人活動家のレイチェル・コリーを殺害した。パレスチナ人医師の家の違法な取り壊しを阻止しようとした彼女を、ブルドーザーで圧死させたのだ。イスラエル軍はこの事故はコリーに責任があると述べた。
ニューヨークを拠点とするジャーナリスト保護委員会(CPJ)の2023年の報告書によれば、イスラエル軍は2001年以来、「少なくとも」20人のジャーナリストを殺害してきた。「ジャーナリストが治安部隊に殺害された直後、イスラエル当局はしばしばメディアの報道に対する反論を押し出す」とCPJは結論づけた。これにはパレスチナ人による「無差別銃撃」のせいにしたり、殺害されたジャーナリストを「テロリスト」として貶めようとしたりすることが含まれる。
イスラエルは、ガザとヨルダン川西岸で行っている残虐行為や戦争犯罪に関する独立人権団体の活動を妨害している。占領地での戦争犯罪の可能性に関する国際刑事裁判所への協力を拒否している。国連人権理事会にも協力せず、1967年以来占領されているパレスチナ地域の人権状況に関する国連特別報告者の入国を禁止している。イスラエルは2018年、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(イスラエル・パレスチナ)のオマール・シャキール所長の労働許可を剥奪し、追放した。 2018年5月、イスラエル戦略問題・パブリック・ディプロマシー省はEUと欧州諸国に対し、「テロと関係があり、イスラエルに対するボイコットを推進する」パレスチナや国際人権団体への直接的・間接的な財政支援と資金提供を停止するよう求める報告書を発表した。
病院爆破の後 イスラエルはまず病院を攻撃したパレスチナ・イスラム聖戦(PIJ)のロケット弾を映したとするビデオを公開した。その映像が、病院を空爆した40分後に撮影されたものであることがタイムスタンプで記者にわかると、イスラエルは急いでその映像を削除した。(…)
アムネスティ・インターナショナルは2014年にイスラエルがこれら3つの病院を攻撃したことを調査し、イスラエルが提示した攻撃の「証拠」を虚偽であると断じた。「イスラエル軍がツイートした画像は、アル・ワファ病院の衛星写真と一致せず、別の場所を撮影したものである」と報じられた。
イスラエルの嘘を暴けば、あなたはイスラエルとその支持者から反ユダヤ主義者、テロリストの擁護者として攻撃される。主流メディアから追放される。この問題について発言する場も与えられず、私のように大学の行事からも外される。
これはいつもの手口であり、私は記者として何度も何度も経験してきた。私はイスラエルとそのロビーが吐いた嘘の傷跡を背負っている。一方でイスラエルは虐殺を続け、ジョー・バイデンを含む西側の政治指導者らに支持され、賞賛さえされている。彼らはワーグナー合唱団のようにイスラエルの嘘を一緒に奏でているのだ。