トランプ流「世直し」 米露交渉―ロシアの反応と欧州の混乱ぶり
♣歴史的な米露電話会談を、ロシア国内の政治家・ジャーナリスト・専門家はどう受け止めたか? 筆者:ゲオルギー・ベレゾフスキー(Georgiy Berezovsky)、ウラジカフカスを拠点とする記者 出典:RT 2025.02.13<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ 2025.02.27 http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-2992.html>
昨日おこなわれたロシアのウラジーミル・プーチン大統領と米国のドナルド・トランプ大統領との電話会談は、一時間半続いたが、この出来事は今週の、そしておそらく今月の最大のニュースになった。この会談では、両首脳は双方の捕虜交換やウクライナ紛争の解決、対面会談の可能性について話し合った。ロシアの政治家や専門家は、両首脳のこの会話について以下のように発言している。
ドミトリー・メドベージェフ元大統領: ロシアと米国の両大統領の話し合いがついに持たれました。その話し合いがあったこと自体、非常に重要なことです。米国の前政権は、高官段階での接触を封鎖し、ロシアを罰し侮辱しようとしてきました。(…)米国が示していたこの振る舞いは大きな間違いでした。というのも、そのせいで地球の表面に住んでいる人々の多くを消し去ることになったからです。こんな企みをおこなった政権は、老バイデン政権以前は、これまで存在しませんでした。わが国が米国と激しい言い争いをしてきたことも事実ですし、戦争の瀬戸際に追い込まれたこともありました。しかし、キューバのミサイル危機の際にフルシチョフに個人的な制裁を課す政権はありませんでしたし、アフガニスタンの戦争の際にブレジネフにそうする政権もありませんでしたし、両国の国家元首間の接触を断とうとする政権もありませんでした。それどころか、米国の指導者は相互のやりとりができる線を繋いだままにしておいたおかげで、危機を解決することができたのです。(…)
HSE大学世界軍事・経済・戦略協会ドミトリー・トレーニン指導教授:
双方が始めた両者の話し合いが、ロシアが軍事作戦の目的を達成することに役立つかもしれない、という希望が持てます。しかし、最終の結果は戦場の状況によっても決されることになるでしょう。外交的解決がロシア側を満足させるのは、ロシア側が自国が勝利したと受け止められ、ロシアの指導者層がこの戦争の根本原因とみなされているものがはっきりと言及された場合のみでしょう。騙されないようにしましょう。西側諸国の政策はこれまで何度もわが国を失望させてきました。
欧州諸国はいまだに米国の利益圏内にあります。トランプ政権が矛先の焦点を中国に移動させ始めているいまでもそうなのです。欧州諸国にとっては、米国のこの方向転換は痛いものです。今の米露関係からわかることは、トランプ大統領がこの紛争を解決することに熱心なのは、この紛争に気をとられて、この件よりもはるかに重要視している問題に集中できないと考えている、ということです。この紛争を終わらせれば、アジア・太平洋地域の問題、具体的には対中問題に集中できるだろうからです。(…)
♣「EUとウクライナ抜きでの米露会談がなぜ平和への唯一の道なのか」筆者:タリック・シリル・アマール(Tarik Cyril Amar :イスタンブールのコチ大学でロシアやウクライナ、東欧、第二次世界大戦の歴史、文化的冷戦、記憶の政治について研究しているドイツ出身の歴史家) 出典:RT 2025.02.18<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ 2025.03.03 http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-3002.html>
サウジアラビアの首都リヤドでおこなわれるロシアと米国の高官級会談が歴史に残るものとなることはすでに確実だ。
ウラジーミル・プーチン大統領とドナルド・トランプ大統領の最近の電話会談、およびドイツにおけるJ・D・ヴァンス米副大統領とピート・ヘグゼス国防長官の発言と合わせて、リヤド会談は、非常に危険な状況が終わったことを示している。すなわち、米国の妨害行為によって課せられていた、世界最大の二大核保有国間の奇妙な非対話期間が終わった、ということだ。(…)
EUが米国よりもさらに好戦的になり、米国の支援がなくてもウクライナ戦争を継続するために頑固な同盟をまとめようとする現在の必死の試みは、感心できない。その理由は単純だ。米国の関与があったとしても、西側諸国とウクライナのゼレンスキー政権はロシアに敗北したからだ。米国の関与がなければ、敗北はより悲惨なものになるだけだったろう。さらに、ラブロフ外相は、ロシアがNATO 軍を「平和維持軍」として裏で投入することには同意しない、と明言している。
そして、リヤドの会議での最期の要点は、NATO-EUの欧州「支配者層」とゼレンスキー政権を締め出すことは、効果的であり、成果や協力、平和を促進するものになる、ということだ。おそらく、欧州-ヨーロッパとウクライナの国民も、自分たちの「支配者層」を排除し始めるべきだろう。
♣トランプ、ゼレンスキーを公然と凌辱!ウクライナ戦争のシナリオを逆転!https://www.youtube.com/watch?v=oHiCU8gTuao&list=PLx5jRojYkAtxHvuV3fBIYdvs_W-cdApHD&index=3&t=129s ☜クリックして必見 AIによる日本語吹替29分18秒
(日本語字幕付きhttps://www.youtube.com/watch?v=vtcEOS_s8NI 25分11秒)
※ゼレンスキー大統領と決裂後のトランプ大統領は何を思うのか。【日本語訳付き】https://www.youtube.com/watch?v=NTv2bDXHbf4&t=247s 12分17秒
♣米露交渉で欧州大混乱!元外交官イアン・プラウドの見解 Neutrality Studies 26.02.2025 必見➡https://www.youtube.com/watch?v=gS-qURiXSkQ
【パリ、ベルリン、ブリュッセル、ロンドンから、ヨーロッパ全体が、かつての「敵ナンバーワン」との関係改善のために米国が同盟国を見捨てたことにパニックとショックを受けています。何が起こったのか、そしてヨーロッパのメディアはこれをどのように報じているのか?「外交政策」と呼べるものはあるのでしょうか?短い答えは、ありません。 イアン・プラウドは1999年から2023年まで英国の外交官を務めました。彼はタイ、アフガニスタン、ロシアで働き、最近「モスクワのミスフィット:ロシアにおける英国外交の失敗」という本を出版しました。 今日は、ワシントンとモスクワの間で進行中の和平交渉に対するヨーロッパの深刻な危機について議論したいと思います。イアンはこれについてSubstackでいくつかの素晴らしい記事を発表しており、彼の考えを聞くのが待ちきれません。】
♣激動の世界、米露対欧州! 2025.02.22 モスクワ在住ニキータさんのロシアの手ほどき 必見➡https://www.youtube.com/watch?v=oZBVhaL2K4w&t=816s
♣トランプの圧力、欧州キエフの反抗? 2025.02.26 モスクワ在住ニキータさんのロシアの手ほどき 必見➡ https://www.youtube.com/watch?v=O4w6UBDCMoo