「今こそ停戦を!」ロシアではなくG7に停戦を訴えるのはウクライナ紛争が「米国の代理戦争」だからだ!――伊勢崎賢治氏
♣5月19~21日に、広島県広島市において、G7広島サミットが行われます。
「クラウド・ファンディングに参加を!」期限は5月7日。
2023年5月の広島G7指導者におくる日本市民の宣言「『Ceasefire Now!今こそ停戦を』『No War in Our Region! 私たちの地域の平和を』」
環境広告サステナによるこのウェブサイトでは、この「今こそ停戦を」の宣言の新聞広告を出し、G7広島サミット首脳に呼びかけ、実現するためのクラウド・ファンディングに参加することができます。
♣「今こそ停戦を」記者会見1) 伊勢崎賢治氏「『ロシアは侵略を止めよ。アメリカは代理戦争を止めよ』。この2つを同時に、同じ強さをもって訴えるのが『憲法9条の心』だと僕は思います」~4.5 広島G7サミットに集まる各国首脳へ向けて(元アフガン武装解除⽇本政府特別代表で東京外国語大学名誉教授の伊勢崎賢治氏、青山学院大学名誉教授の羽場久美子氏、東京大学名誉教授の和田春樹氏ほか7名)2023.4.5全編動画付き https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515202
♣「今こそ停戦を」記者会見 2) ロシアではなくG7に停戦を訴えるのはウクライナ紛争が「米国の代理戦争」だからだ! 伊勢崎賢治氏(元アフガン武装解除日本政府特別代表)、羽場久美子氏(青山学院大学名誉教授)ほか
2023.4.24 全編動画付きhttps://iwj.co.jp/wj/open/archives/515662
羽場久美子・神奈川大学教授「最も重要なことは、双方が核兵器を絶対に使わないことを確約すべきです。 3月末にイギリス軍は、劣化ウラン弾をウクライナに供与しました。これはもう過去形です。ロシアはそれに対して、ベラルーシに戦術核兵器配備を指示しました。これは準備を進めているということです。
イギリスが劣化ウラン弾をウクライナに供与したということは、非常に大変なことでありますが、イギリスは『劣化ウラン弾は核兵器ではない』と言っています。 劣化ウラン弾は核兵器であり、戦車を貫いて内部で爆発するだけではなく、人体と地球に残り、長期に地域と人々を汚染します。
イラク戦争で、アメリカとイギリス軍が劣化ウラン弾を大量に使ったことは、明らかになっています。セルビア・コソボ紛争でも、アメリカは劣化ウラン弾をセルビアで使い、イタリア兵が被爆してこれにEUが怒り、『ヨーロッパで核を使うのは何たることか』と大問題になり、アメリカはヨーロッパには謝罪しました。
これらを照らし合わせると、米英はウクライナ東部をヨーロッパとみなしていないということ、EUを含めて、ウクライナ東部では劣化ウラン弾を使うことを容認したということです。 これにロシアが戦術核を使えば、ウクライナ東部で核戦争になる可能性がありますが、ここではあまりにもロシア国境に近いがゆえに、ロシアが核兵器を使うことは、自国への影響を考えても使えないと思います。 ロシア国境といわゆるウクライナ東部は、数十キロから100キロ程度、東京中心から八王子、あるいは河口湖あたりのところですので、逆にロシア側が使えない、イギリスは『核兵器ではない』と言って使っているということです。 このことはすごく大きな意味を持っていて、劣化ウラン弾だけで東部のスラブ人は、ウクライナ人、ロシア人、そして植物・動物も含めて、長期の被曝が予測されます。 イギリスの劣化ウラン弾供与は、即時中止し、および撤去されるべきであります。事態はすでにウクライナでの核兵器使用に向かい、それをイギリスが、西側が始めたということです。
核の使用は、劣化ウラン弾を含めて即時中止し、劣化ウラン弾はイギリス本土やフランスにおいては絶対に使うことがありえないとすれば、この事実は、非常にカラード(有色人種)に対する、あるいは欧州の東部に対する人種差別、あるいはダブルスタンダードがあるということを認識すべきだと思います」
♣イラク戦争から10年、劣化ウラン弾の影響か?先天異常の新生児が3年間で1,000人以上 ~高遠菜穂子氏報告会「イラク戦争から10年、子どもたちの未来が奪われている。イラク・ファルージャ調査報告会」 2013.4.11https://iwj.co.jp/wj/open/archives/73538
(…)2009年からのデータによると、ファルージャ総合病院だけで、3年間で1,000人を超える先天異常の子どもが誕生している。その発症率は14.4%と異常な高さだが、「軽度のケースはデータから漏れている。14.4%では済まないのではないか」と高遠さんは指摘する。(…)
♣シーモア・ハーシュとゼレンスキー ~ 真実と嘘の境界 - 私たちが住むフェイクの世界において - Seymour Hersh and Zelensky(日本語字幕付き動画 9分43秒)https://www.youtube.com/watch?v=Ghaio7vydug
(…)日本の政府は、ゼレンスキーが政府の腐敗を一掃していると報道じていましたが、ゼレンスキーが潔白ではないことが明かされています。(…)
「まず第一に、誰もがウクライナとロシアの間の平和を望んでいるはずです。なぜ多くの兵器を投入し、ウクライナ人を誘惑するのか。ウクライナの指導者は変わりましたが、なぜ別のウクライナの指導者を誘惑し、戦争を拡大させようとするのか?平和をもたらすことを何よりも望んでいるのに。第二に、そのような兵器は最終的に誰の手に渡るのでしょうか?つまり、ウクライナのような場所では保証がないのです。」(…)
「(ジャーナリスト)ウクライナ人の斬首を撮影した恐ろしい動画が公開されました。(…)ゼレンスキーはこのビデオが本物であることを確信しているようで、欧州連合も同様です。」(…)
「(ロシア側のコメント:)まずはこのひどい映像の真偽を確認する必要があります。(…)それが起こったかどうか、起こったとすれば、どこで、誰によってそれが行われたのか。しかしまず、私達の住むフェイクの世界では、この映像の信憑性を確認する必要があります。」
「(ジャーナリスト)(…)しかし、確認にはどのぐらいの時間がかかるのか、また、誰がそれを検証するのか、(…)。このままでは、このビデオは情報戦の道具の一つに過ぎず、バフムートの主張と反論のゲームになりかねません。(…)この戦いは、世界で最も長く、最も血なまぐさいとことで激化しています。主張と物語については、人々は信じたいものを信じる。それが情報戦の全体的ポイントです。水を濁し、真実と嘘の境界を曖昧にするのです。」