「ウクライナ危機」――ウクライナはむろんのこと、ロシアもNATOも戦争をしたいとは思っていない。戦争を煽っているのはバイデン政権だけである――
♣中国攻撃に注力するためロシアとの平和を望んでも帝国主義戦争屋であることは変わらない2022.02.09 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-a4dff7.html
月曜日、共和党のマット・ゲッツ下院議員が、下院議場で、バイデン政権のロシアに対する危険なエスカレーションを非難したのは、(…)アメリカの攻勢を中国により集中させたいと望むためだ。(…)
♣東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ危機」が同時に迫る!《セワヤキ: ケンカの相手変われど主変わらず!》ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏 2022.1.27 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501593
(…)ウクライナでは2014年に首都キエフにおいて「*1ユーロマイダンという反政府デモが起こり、親露政権が倒れ、親欧米政権が成立する。その中で、ネオナチ的な民族主義集団による暴行が放置され、ロシア系住民が虐殺された「*2オデッサの虐殺」も起きた。 親欧米政権成立後、ロシア語の禁止など、ロシア語話者への抑圧が始まる。孫崎氏は、ウクライナにおけるウクライナ語話者とロシア語話者の比率を州ごとに比較しながら、特に多くがロシア語話者であるクリミア(9割、2014年*3住民投票で「独立」)、ドネツク州、ルガンスク州をどうするかが、ウクライナ危機の核心の一つだと指摘した。
(*1ユーロマイダン (☜クリック!) この引用記事によって、2014年2月のキエフにおけるマイダン革命でデモ参加者や治安警察官を乱射し、合計で80人余りを殺害したのは当時の反政府派、つまり、現ウクライナ政権の側が準備した狙撃者たちであったことが改めて明確になった…)
(*2オデッサの虐殺 (☜クリック!)ウクライナでは親ロシア派の市民達が親ウクライナ政府の市民達に立ち向かって暴動を起こしているかのように報道されていますが、実は、全く逆のことが起きているのが分かります…)
孫崎氏「ロシア人から見ると、ウクライナっていうのは、第2次世界大戦で、ソ連赤軍が多大な犠牲をだして、ナチスドイツから取り返した土地です。赤軍の功績だという気持ちがあるんです。(…)ドネツクは75%、ルガンスクは70%はロシア人なんです。(…)そもそも、ウクライナでは、長年、ロシア系住民とウクライナ系住民とが混住し、ウクライナ語と並んで、ロシア語も公用語として用いられてきました。ところが、米国の後押しを受けて、親欧米・反ロシアに傾いたウクライナ政府は、公用語としてのロシア語の使用を禁止するという暴挙に出ました。迫害を受けたロシア系住民は当然こうした政策に反発し、特に、ロシア系住民の比率が多い東部の2州では、ウクライナからの分離独立運動が立ち上がりました。これらの州では、義勇軍が出来上がっていて、自分たちでルガンスク人民共和国を名乗り、ドネツク州自治共和国を名乗っている。そこにウクライナ軍が入ってきて戦っているんですよね」
岩上「独ソ戦は、人類の戦争の歴史の中で最も凄惨をきわめた殲滅戦だったといわれていますね。ソ連が支払った犠牲は*2000万人ですから。スターリングランドまでドイツ軍が侵攻したのを、ソ連赤軍がひっくり返していって、ベルリンまで陥落させてヒットラーを自殺に追い込むところまで持っていった」
(*歴史家たちの推計によると、旧ソ連軍兵士2700万人が第二次世界大戦中に命を落としたとみられる。その数はほかの連合国の死者すべての合計数よりも多い。)
※「東の『台湾有事』危機と西の『ウクライナ有事』危機が同時に迫る!(続編)」~岩上安身によるインタビュー 第1067回 ゲスト 元外務省国際情報局長 孫崎享氏2022.2.3 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501693
(…)ウクライナはむろんのこと、ロシアもNATOも戦争をしたいとは思っていない。戦争を煽っているのはバイデン政権だけである。
※米国の元下院議員トゥルシ・ガバード氏(民主党、ハワイ選出)が、FOXニュースのインタビュー で「非常にシンプルな方法で危機を終結し、ロシアとの戦争を回避できる」、「(回避する方法は)ウクライナがNATO (☜クリック!)に加盟しないことを保証することだ」との見解を示しました。そして、バイデン政権がそのシンプルな方法を取らないのは「バイデン政権はロシアによるウクライナへの軍事侵攻を望んでいる」からだと分析しました。(日刊IWJ 2022.02.15)
※西側はウクライナに停戦合意の遵守を要求《すべきなのに》していない=露大統領《が批判》 2022.02.13 https://jp.sputniknews.com/20220213/10159862.html
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はジョー・バイデン米大統領と1時間にわたって行った電話首脳会談の中で、西側諸国がウクライナに対し、停戦協定のミンスク合意 (☜クリック!)に伴う義務を遵守させるために然るべく圧力を行使していない現状に懸念を示した。ユーリー・ウシャコフ露大統領補佐官(国際関係)が記者団に表明した。(…)
♣参考動画
※【ウクライナ・ロシア情勢①】世界の紛争最前線をわかりやすく解説!中田敦彦https://www.youtube.com/watch?v=1VxGJIMxB8Q
※【ウクライナ・ロシア情勢②】ウクライナの思惑とアメリカはどう動くのか?中田敦彦https://www.youtube.com/watch?v=yuVb9PncBQE