米国発環境汚染 Ⅱ 遺伝子組み換え作物と除草剤/殺虫剤
♣遺伝子組み換え作物と除草剤「ラウンドアップ」でラットに腫瘍が多発! 国家も学会もメディアも支配し富を収奪するモンサントの正体! 岩上安身によるインタビュー 第965回 ゲスト カーン大学教授ジル=エリック・セラリーニ氏 (2014年出版「食卓の不都合な真実」の著者)2019.11.01 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/459999
ジル=エリック・セラリーニ氏自身が語るモンサントとの勇敢な戦い
これは、私の人生にとって重要な実験です。しかし、私の論文は即撤回されて、後になってやっと別の雑誌に再掲載されました。最も重要なことは、2005~2008年に市販されているラウンドアップの毒性を、人細胞で調査して、ラウンドアップは非常に低濃度の0,1ナノグラム/㍑でも高い毒性を示すことが証明されたことです。
この実験をしようと決めた時の仮説としては、GMO(遺伝子組み換え作物)の中には毒性が存在し長期間健康に害を及ぼすのではないかというものでした。当時私はフランス政府の専門委員を勤めていましたが、この実験を自分自身で行うことを決意しました。というのも、政府も企業もラウンドアップ含有のGMOやラウンドアップそのものに対して、長期間に渡る実験をしたがらなかったからです。監督に当たるべき米国環境保護庁(EPA)も独自の実験を全くしていませんでした。
GMOはこの世界有数の除草剤をたっぷり吸収しているので、GMOの餌を食べる動物と人間にとって、毒性がないかどうかを知ることは非常に重要でした。それまでラウンドアップの長期的実験もGMOの長期的実験も誰もやったことがなかったので、我々は、クラウドファンディングでその実験のための資金集めをしました。
モンサントがやった90日間だけの実験には非常に問題がありました。ラウンドアップは、グリホサートだけではなく、無申告の化合物をも含有し、それらがすべてのGMOに含まれているはずだからです。我々は2005年の段階ですでにそのことは承知していました。しかし、モンサントのたった3ヶ月だけのテストではラットの一生に対する影響を判断できません。(後に判明したことですが、モンサントは自らのGMOのテストで動物の肝臓と腎臓に毒性の徴候を実際に見つけていました。)ですから、こうしたラットが徴候だけでなくその後重篤な疾病に至るかどうかを実際に見るために、2年というラットの一生に当たる実験期間が必要でした。
実験では、同じ負荷をかけたラットを200匹に増やしました。負荷が同じというのが非常に重要でした。我々は3ヶ月というモンサントの実験期間を2年に拡大し5倍のラットを用いたのです。そして、100万個のパラメータを設定しました。ラットは、被実験グループによって条件をつけてコントロールしました。コントロールグループのラットには、除草剤非含有の水と餌を与えられることが非常に重要でした。というのはこのグループの食品にラウンドアップが少しでも含まれていれば、病気になる可能性があるからです。ごく低濃度の汚染でもこの現実は避けられません。そこで我々はこのラット達には有機の餌を与えることにしました。これは、現在でも唯一無二の実験方法となっています。これで、殺虫剤含有の餌と殺虫剤非含有の餌を与えた場合の違いを見ることができます。また、我々が気がついたのは、完璧な食事をとっているラットに非常に低濃度のラウンドアップが入った水を与えるだけで、数多くの腫瘍が生じるということです。ラット1匹当たり2つ~3つぐらいの腫瘍です。それも、接種後1年でです。更にわかったのは、肝臓と腎臓でそれぞれ、0,1ng/lの濃度だったということです。
GMOを食べているラットはラウンドアップの影響を受けます。GMOはラウンドアップが散布されている土地で育つのですから当然です。これとそっくりなのが、ラウンドアップが散布されたGMOを食べているアメリカ人であり、北米から輸入され同水準に汚染されたGMOを食べている日本人なのですが、我々はまさにそのことをラットで実験したのです。
一年間の食物摂取後ラットは肝臓と腎臓の疾病を起こし始めこれが原因で死亡しました。それだけではありません。ラットは性ホルモンのバランスを崩しホルモン依存性の腫瘍をもたらしました。そして腫瘍が原因でラットが死亡しても、モンサントは、肝臓や腎臓が原因ではなかったと主張していたのです。大きな違いは、有機の餌と純水を与えられたラットには1つか2つの腫瘍ができるだけなのに、ラウンドアップかGMOを与えられたラットにはその80%から90%にたくさんの腫瘍が発生したことです。
ラウンドアップには隠れた化合物つまりヒ素や石油の残渣物などの発ガン性物質が含まれているのを我々は発見しましたが、これらが長期的に疾病の原因になるのです。さらに付け加えると、ラウンドアップの遺伝子への影響は非常に毒性が高いのです。これらは無申告の化合物です。ですからモンサントは嘘をついたことに加えてこの化合物を申告していないという犯罪を犯してきたのです。これは大きな詐欺です。だからこそモンサントは米国で敗訴したのです。モンサントは隠された毒のことを伝えずに何食わぬ顔をしていたのですが、彼ら自身のモンサント論文の中でその毒について検討した議論があったのを、我々が見つけ出してしまったのです。
そして現在わかっているのは、有機の餌を食べたほうが影響が出ないため、コントロールされたラットにとって良いということです。我々が現在確信しているのは、全ての結論の特異度は高いということです。というのは、我々は評価の高い雑誌「ネイチャー・サイエンスディフィック・レポーツ」に発表できたからです。そしてモンサントはこの論文を撤回させようとして雑誌になおも圧力をかけましたが、成功しませんでした。ですから我々はただ繰り返してきただけでなく、現在可能なすべての技術を使用して、この実験が正しいことを繰り返し証明してきたのです。
(以下、「原子力村」ならぬ「モンサント村」が存在していることに関して)
我々はいわゆる「モンサント論文」を入手するために法廷でも積極的に働きかけましたから、彼らがどのように科学者を抱き込むのか正確に知っています。彼らが使う手は2つです。第一に製品の毒性を発見した科学者のキャリアを誹謗中傷して台無しにします。第二に彼らは政府機関を使って反対派の他の科学者を懐柔します。モンサントは買収しますし、健康よりも技術発展を望みますから、世界中の政府機関は実際に買収されています。世界の半分の富より多くの富を所有する世界の大企業は実際に広告代理店を所有することができます。メディアを持つことができます。科学機関を持つことができます。フランス科学学会がそうであるように(我々はその証拠を握っているのですが)学会を支配できます。さらに政府を支配し、公的科学集団のような大きな科学集団さえも支配できるのです。全員が腐っているとまでは言いませんが、これは事実です。モンサントの結論を見てそれに疑念を表明すればすぐにつぶされるし、モンサントの結論とは逆の結果を見出そうと実験する人間がいれば、その研究者を真っ先に潰します。このシステムの犠牲者の1人が私でした。
我々の実験結果の論文発表に際して、モンサント側から様々な妨害がありました。モンサントは「セラリーニは詐欺科学者でアクティビストである。なぜなら、2012年に自分の研究論文を撤回したからだ。それが世間の評価だ」と言って私の研究を攻撃しました。モンサントは裁判に負けたため100万頁に及ぶ全内部文書の公開を義務付けられました。実際にはもっと多く、私の次に出版する本では、モンサントが2012頁を削除していたことや、2005年以降の私の仕事を妨害するためにどんな犯罪を犯してきたかを説明しています。メディアをそそのかして私の仕事を妨害するために雑誌編集長を買収しただけでなく、世界中のアカデミーと政府機関の科学者を買収してきたのです。(その具体例が2.3挙げられたが省略)これは異常な犯罪です。それは時に物理的な暴力ともなりました。南アメリカで複数の実験を行ってきたカラスコ氏*の身に何が起こったのか?(*➡http://www5d.biglobe.ne.jp/~cbic/journal/no93/head.html)
実は殆どの農薬は健康を害します。ラウンドアップを含むGMOだけでなく他の使用可能な農薬もです。実際第二次大戦以降すべての工業国は農薬を許可してきました。1995年以降工業国はGMOを許可してきました。GMOが栽培されていないGMOフリーのEU以外の国ではGMOの表示はされていません。EUで我々がGMO表示化を求めたのは重要なことです。GMOがラウンドアップを大量に含有できるように遺伝子操作されているということに注意を喚起する必要があります。
ラウンドアップが毒性を帯びるメカニズムを解明した我々は、この問題の解決策が存在することもわかっています。第一の解決策は、企業や政府機関に透明性を求めることです。何故なら、政府の今の政策は嘘の毒物学をベースにしたものだからです。透明性を求める方法の例としては、政府に、米国から輸入されたラウンドアップの影響を受けた遺伝子組み換え大豆に対して実施されたテストのすべてを官邸のウェブサイトに掲載するべきだと求めること。もし国の長が現状に満足でウェブサイトへの掲載を望まないとしたら、それは、その国の市民だけでなく、全世界の人々の健康に有害な秘密が隠されることを意味します。表示がなければ、遺伝子組み換え大豆の餌を一日中与えられた牛、有害物質の濃度が高い牛を、そうとは知らずにその人達も食べることになるからです。
解決策
1番目は、GMOに関して透明性を求め、できるだけ多くの表示化を課すこと。
2番目は、ラウンドアップに関しても透明性を求めること。
3番目は、その組成における、隠れた毒物の存在を明らかにさせること。
4番目は、アグロエコロジーで育成された良い有機製品を食べること。
5番目に、伝統的な植物を組み合わせて解毒に用いること。
解毒についてはこの数年研究が進んでいます。殆どの国々で、伝統的な人々は、食事の時に消化の良い植物で解毒する習慣を持っています。日本で言えば、肉や魚を調理する時、伝統的な野菜や海藻を共に使うことで解毒しています。こういう習慣には一万年の歴史があるでしょう。ですから、その習慣を捨てずに保つことです。
GMO、農薬、ナノパーツのような工業食品は動物を虐待したり病気にするようにデザインされています。モンサントは不幸にも医薬品も販売しています。動物の成長を早める医薬品を豚に使えば、それを食べた世界の子供の成長が早くなり、病気になります。そのあげくは、モンサントの薬を飲むことになるのです。モンサントは市民の健康には興味がなく、自社の製品の売上だけに関心があるのです。モンサントが本当の毒性学的なテストをしないということになれば、それはモンサントが地球上のどの政府よりも強くなったことを意味します。モンサントは国家機関を抱き込んでいるのですから。我々はうっかりとこれまでの惰性で生活していてはいけません。
モンサントはバイエルに買収され、バイエルは、ラウンドアップに含まれていた毒物のグリホサートを抜いたものを市場にだそうとしました。ひどいことに、ラウンドアップに使われているその他の「無申告毒物」は放置したままでした。モンサントは、含まれている毒物はグリホサートだけだと嘘をついていました。しかし、実は、2019年10月1日に新欧州司法裁判所がラウンドアップの全組成を長期的にテストして公開するよう命じました。それで事態は一変したことに気づき、人々はラウンドアップが本当は有毒なのだと理解したのです。
しかし、なにがどうあろうといまだに至るところでラウンドアップは売られています。閣僚たちは「大丈夫、安全です」といいますが、その証拠はありません。だからこそ我々はすべての閣僚、すべての政府に対して、モンサントの安全性テストの結果を残らずウェブサイトに公開するよう求めるべきなのです。公開されれば、モンサントがラウンドアップの有毒性を知っていながら、政府には毒性がないと報告していることがわかるでしょう。人々がこれらの事実を知るようになれば、将来は変わると思います。
モンサントは現在、犯罪を犯していると我々は考えます。直接これで人間や動物を殺すだけでなく、長期間に渡って殺します。ヒ素の濃度が500ナノグラム/㍑ あれば、数年後から長期間に渡って、人間を殺し、癌にし、神経疾患やホルモン疾患にすることができるのです。ヒ素は戦争で有毒ガスとして使用され、農薬として1974年まで使われていました。誰もがヒ素が猛毒だと知っています。知っていながら、モンサントはラウンドアップの中にヒ素を入れているのです。我々はこれを測定して結果を公表してきました。ラウンドアップの40%はグリホサートで60%は未申告の毒物なのです。この事実は米国で、皮膚がんや白血病を理由にモンサントと戦って勝訴した裁判において大きな意味をもちました。自分のことしか考えないモンサントはどんどん敗訴しています。ラウンドアップが原因で発病したと訴えている患者19,000人に賠償せよという判決がモンサント(バイエル)に言い渡されました。
ネオニコチノイドなど世界の主要な22種の農薬にも、石油残留物やヒ素などの重金属が含まれていることがわかっています。だからネオニコチノイドだけでなくすべての農薬に注意をはらわなくてはなりません。2019年にワシントン州立大学の研究で、農薬の毒性の影響が複数の世代に引き継がれることが確認されました。放射能がそうであるように、癌になったり奇形児が生まれたりします。なぜなら、それらの毒物がDNAに付着するからです。現代化学はこの現象を「非遺伝的効果」と呼んでいます。一番問題なのは、ラウンドアップに含まれる石油残渣物の毒です。これらは、睾丸や卵子の中のヒトのDNAに付着します。そして、非常に低レベルの毒性物質でも精子や卵子に影響して突然変異を起こします。その変異は何世代にも渡って一族に引き継がれる可能性があります。我々が農薬を排除しなければと考える理由は、我々にだけでなく、将来世代にも影響するからなのです。
ゲノム編集作物をGMOではないと主張していますが、そのゲノム編集技術も突然変異を誘発します。政府も企業もこの技術の結果現れる突然変異は自然発生の突然変異と同じだと主張します。我々にとって幸いなことに、ゲノム編成されたものはそのDNAに痕跡を残します。我々は前農業大臣に、できたゲノム編集作物の種なり植物なりを提供してくれ、全DNA配列を解析すれば自然発生のものと同じかどうか判明するのでと申し出ています。解析費用は現在は12万円~24万円と安価です。配列が同じでないなら、政府や企業の嘘がばれます。そうすればゲノム編成作物表示化要請にはずみがつくでしょう。付け加えると、ゲノム編成作物は、GMOと同様、農薬に強い耐性があるので、農薬中の毒物を大抵たっぷり吸収しています。
表示がないせいで、世界の一般の人々はラウンドアップに隠された毒物が含まれていることも、GMOの中に隠されたGMOが存在することも知りません。世界中でモンサントが成功しているのは、GMOの表示がほとんど無いからです。それで彼らは新たなGMO(ゲノム編集作物)を作ると、それをGMOではないと主張します。企業はいつも何かを隠しています。フランスで、「ゲノム編集された植物にその表示を!」と訴えるNGOの裁判がありました。訴えたのは人口全体の少数派であったにもかかわらず、彼らは勝訴しました。理解を深めること、システムの透明性を高めることが、世界のどこで起きようとも、そのことが他国を助けることにつながると思います。この勝訴のおかげで、ゲノム編集の植物にはその表示がされなくてはならないと、我々は認識することになります。ですから、たとえ日本の裁判所で争われることが困難だとしても、現実を知るために他国での裁判の事例を利用することができるのではないでしょうか。近い将来、農薬の世界も変わるでしょう。今は企業だけが認識している農薬の真の毒性組成を、人々が知ることになるでしょう。
アメリカでの最初のモンサント裁判で、しかもあのトランプ政権下で、20億ドルの罰金を科す判決出るなどと誰が考えたでしょうか? 今や、1万9000人いる原告のうち3人が各々20億ドルを勝ち取ったのです。私は希望があると思っています。この判決でモンサント文書が出てきたことにより、そして独立メディア(大手メディアでない!)のおかげで、私達は透明性を確保でき、人々は事実を知ることができ、弁護士は確信を持って訴訟を起こすことができるのです。今では、モンサントの不誠実さを証明する現実的な証拠があるのですから。( ➡ 1兆円超の和解金で合意 日経2020.06.25 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60761910V20C20A6000000/)
原発とGMOには様々な共通点があります。第一に、透明性がなく、どのようなリスクがあるのか、人々にどのような影響があるのか、どこで廃棄物の処理をするのかなど、本当のことを言いません。例えば、スイスにある国際原子力機関はチェルノブイリに関することで透明性を望んではいません。第二に、両者とも、長期的影響があるということ。GMOは自ら増殖し、放射線は長期間影響が持続するのです。
私は「リスク・質・持続可能な環境センター」の所長もしています。人類と気候によって起こされるリスクと、原発とGMOによって起こされるリスクとの間にも共通点があることを発見しました。透明性の欠如、研究の欠如、長期的な影響を十分に考慮していないというリスクがその共通点です。だからこそ将来人々は透明性を確保し、未来のためにこの地球をもっと大切にしなければいけないのです。そうしなければ、気候についても同じで、私達の手で私達の地球を破壊してしまいます。
今日の集約的農業は、GMOと農薬を前提としています。そして、集約型農業では石油製品の残渣が大量に使われるため、気候変動も起こしています。実際、モノカルチャーと工業的農業、GMOと農薬には関連があります。さらに、こういうことが起こるのは、政府からの工業的農業に対する多額の補助金があるからです。これは、我々の収入の約30%が米国からの輸入農産物もしくはモノカルチャー作物の栽培への補助金に使われていることが原因です。フランスでは、集約型農業を広め気候変動を起こし自らに毒を盛ることに私達の収入が使われているのです。モノカルチャーは政府からの助成金なしではやっていけないのです。つまり助成金がなければ毒もないのです。
日本ではあまりモノカルチャーは行われていませんが、大量の農薬を使っています。日本は島国なので、農薬は食物連鎖の中で濃縮されます。農薬使用は避けなければなりません。というのも、あなた自身に毒を盛るのに、あなたの収入が使われるからです。そしてこのことは、同様に(公的資金が特許を通じて大企業に投入されている)特許問題よりも深刻なのです。特許は公的研究で育てらた恩恵があって取れるものです。実際のところ、あなたは、毎日農薬のかかった工業的作物を食べることによって、間接的にこれらの大企業にお金(助成金)を支払うことになります。企業にとってはそれが唯一の収入源です。ということは、今日、大企業の利益は、販売する良い商品からではなく、我々の収入の一部を直接的、間接的に大企業に支払うという政治的選択があることから生じているからです。政治的助成金がもし世界の最も裕福な層(1%)に行かず、すべての国の多くの人々(99%)の間で分かち合えたら、この状況を変えることは容易になるでしょう。
私達はこの世で1人ではありません。あなたのような人が世の中にはたくさんいます。NGOなどで働いている人達がそれぞれの立場で、同じような仕事をしています。私たちはひとりひとり小さいハチドリにすぎません。ハチドリはとても小さい鳥で、森が火事になったときに、そのくちばしで運べるわずかの水を運び他の生物たちから「火事は大きいのだからそんなことをしても無駄だ」と笑われても、「少なくとも私は自分にできることをやりました」と言ったのです。
私がこのような活動をしているのは、子供達のためです。「1人の子供にとっての良い人生は、モンサントやバイエルやその他の会社がもたらすどんな利益にも勝る」と考えるからです。