自民党一皮むけば統一教会、二皮むけば…!
♣【日刊IWJガイド2022.10.16 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51417より】
第210回国会(臨時会)で、立憲民主党の小西洋之参議院議員は10月4日、「文化庁が宗教法人法第八十一条の解散命令の請求を裁判所に行わないことが違法であることに関する質問主意書」を提出しました。
小西議員は、統一教会には「解散命令の事由に該当する疑いは十分にある」と指摘、政府が統一教会の解散命令に踏み切れないのは、宗教法人法の解釈の問題などではなく、統一教会との癒着から解散命令請求を行いたくないのではないか、と問うているのです。
これに対し、政府は14日、岸田総理の名前で答弁書を返しました。(…)つまり、岸田内閣は、統一教会が「社会的に問題が指摘されている団体」と認識はしているが、詳細は把握しておらず、宗教法人法にもとづく「解散命令」の請求は十分慎重に判断すべきだ、という一点張りです。
岩上安身が14日にインタビューを行った、鈴木エイト氏は、統一教会という団体の反社会的な性格について以下のように説明しています。(詳しくは ➡インタビュー報告・後編)
「『天法は地法に優先する』という教え方をしています。地法というのは、この人間社会における法整備。天法はそれよりも勝るものだということなので、完全に法律を無視しても構わない、と」
「要は日本の政治のトップであるとか、国の中枢をつかさどる人を取り込んで、統一教会の思う政策を行わせるっていうところが実質的な『日本征服』です」
宗教法人という形をとっていても、このように反社会的で、「日本の征服」をもくろむ政治的な団体に対して、解散命令を出そうとしないのが自民党であり、岸田内閣なのです。
小西議員が指摘するように、「統一教会との癒着から解散命令請求を行いたくない」のだとしたら、自民党が政権を持っている間は、日本政治にしっかりと食い込んだ統一教会との癒着が解消される見込みはありません。
♣【臨時国会目前、鈴木エイト氏と緊急対談‼細田衆院議長「説明」問題、旧統一教会側スラップ訴訟】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」
必聴➡https://www.youtube.com/watch?v=j5Djdf8WwKI (動画 45分20秒)
♣旧統一教会は「警察に強い国会議員への働きかけ」や「裁判対策」に毎月1億円をかけている!! ~7.25 旧統一教会被害対策本部「統一教会等による消費者被害についてヒアリング」―講師:有田芳生参議院議員 2022.7.25 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508946 (全編動画)
有田氏「国際勝共連合の赤坂にある事務所から派遣された、女性信者たちのチームで国会を回るんです。ロビー活動で。そして、いろんな統一教会の教えを、自民党の国会議員さんたちにいろいろな広報をやってお願いをして、(中略)日常的に回っているんです。月に500万使って。飲食費、交通費です。
そして、たとえば、『こども庁』のことだって、『こども家庭庁』にしたのは、皆さん(法案反対で)努力されていたが『子ども家庭庁』になった。で、その後、統一教会系の組織のホームページを見ていただければ、『心ある国会議員の皆さまの力によって、こども庁ではなく、こども家庭庁になりました』と、堂々と言っている。そういう浸透をさせるために『PRチーム』が動いている。
また、『対策』と称して、毎月1億円、毎月ですよ。この『対策』とは何かというと、『警察に強い国会議員への働きかけ』および『裁判対策』なんです。
私は1995年秋のオウム真理教の事件の後、警察庁の幹部と警視庁の最高幹部と話をしたときに、(中略)彼らは『オウムの次は、統一教会を摘発するんだ』と明確に言ったんですよ。そして、今でも忘れませんけど、『相当の情報源ができた』ともおっしゃってました。『相当の情報源』。で、それから待てど暮らせど、何もなくて、10年後に池袋で、警視庁の幹部2人と会ったときに、『(摘発なんて)何もなかったじゃないですか』と聞いたら、『政治の力です』と言ったんですが、それがこの『対策』なんです。
毎月1億円ですよ。『PRチーム』は月500万円ですよ。だけど、警察対策には1億円、毎月お金が動いているということ。これが、今皆さんがいらっしゃる、国会をめぐる状況なんですよね。だから、そこにどこまでメスを入れていくことができるのか、目に見えているのは霊感商法や献金被害ですから、それを消費者被害として扱っていくのは当然ですけども、同時に、全体像を歴史的に見ていかなければ、統一教会の問題は見えないのではないかというふうに思っております」。
♣統一教会との「政策合意」は自民だけじゃない!「維新、国民民主ら数十人」現役信者の証言をジャーナリスト有田芳生氏が明らかに!〜10.21 講演会「統一教会と改憲策動」―登壇:有田芳生 前参議院議員 2022.10.21
必聴➡https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511829(全編動画)
「(…)国際勝共連合は『非合法軍事組織』。これが警察の表現なんです。 統一教会は『非合法軍事部隊』。それも警察の表現なんですよ(…)」
♣岸、児玉、笹川にCIA。統一教会と自民を繋いだ「黒幕」たちの魂胆
2022/08/10 https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-548142.html
CIA 逆コース 日本を反共の砦として
(…)1997年、アメリカのドラルド・フレイザー下院議員は、統一教会への調査を開始。444ページにおよぶその報告書では、賄賂、銀行詐欺、違法なキックバック、そして武器販売について、「ムーニー」とよばれる統一教会の2万人の信者が関与していると主張。同時に、統一教会そのものが、韓国中央情報局(KCIA)により「つくられた」存在であると明らかにした。
報告書では、ムーニーたちは、アメリカの外交政策に影響を与える“政治的道具”として、KCIAの長官であったキム・チョンフィルと協力。また、そもそもCIA自体が、第二次世界大戦後にKCIAを設立した主要な機関であった。
統一教会の文鮮明と日本の“ファシスト的”な仲間である児玉誉士夫と笹川良一は、1960年代にKCIAエージェントの援助を受け、アジア人民反共産主義連盟を結成する。 戦後、アメリカにおける対日政策を大きく転換、それは「逆コース」と呼ばれた。逆コースにおいて、対日政策はリベラル政策一辺倒というよりも、日本を「共産主義の防波堤」にしたいアメリカの思惑が動く。その思惑のもと動いたのが、岸信介や児玉誉士夫、笹川良一であり、彼らの潤滑油として統一教会と国際勝共連合が機能したのだ。