コロナの抗体は時間経つと減少!! マスクの効果
♣【日刊IWJ 2020.11.13】より
英国の世界最高位の理工系名門大学とされる、インペリアル・カレッジ・ロンドンが36.5万人を対象に行った大規模調査の結果、新型コロナ感染でできた抗体が、時間が経つと減少すると報告されました。
これは衝撃的な意味を持ちます。 ワクチンが完成しても、効果が数か月しかもたないことになるのです。 また、抗体検査で陽性でも、免疫があるとは限らず、繰り返し感染する可能性もあります。
今回の調査では、医療従事者は抗体が減少しないことや、75歳以上の高齢者は抗体が大きく減少していることも判明しました。
今回の結果から、調査関係者は、ソーシャル・ディスタンス、PCR検査、マスクの重要性を改めて強調しています。
※重要!! 英インペリアル・カレッジ・ロンドンの報告概要をIWJが仮翻訳!https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484723
原文https://www.imperial.ac.uk/news/207333/coronavirus-antibody-prevalence-falling-england-react/
♣マスクが新型コロナの「重症化」を防ぐという仮説と、その後の議論や新たなエビデンスhttps://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201025-00204606/?fbclid=IwAR1uHDp6CfecXEzEUmBhQd00NYHBfcobRGn7UDlpumIcu6yGaxYDH9c0SS8
(…)一般論として、動物に最初に曝露させるウイルス量が多いほど、その動物は重症化しやすくなることが知られています。(…)東京大学医科学研究所の河岡先生らのグループが、新型コロナウイルスを用いた実験で「マスクを着用することで、吸い込むウイルスの量は布マスクでは17%、サージカルマスクで47%、N95マスクでは79%減った」ことを発表しました。
(…)この研究では、曝露させたインフルエンザウイルスの量が多ければ多いほど、インフルエンザの重症度が高くなり、症状の持続期間も長くなったという結論でした。(…)さらにこの研究では、通常ハムスターが新型コロナウイルスに感染すると重症化することが多いのに対し、マスクを着けて感染したハムスターは軽症であったことも報告されており、マスク着用によって暴露するウイルス量が減ることで、予防効果だけでなく重症化阻止効果もある可能性が示唆されています。(…)
「無症状の人も含めてマスクを着用する」という考え方をユニバーサルマスクと言いますが、このユニバーサルマスクの考え方が浸透することで、新型コロナの重症度が下がっているのではないか、とGandhi氏は主張しています。CDCは7月中旬時点で感染者全体のうち無症候性感染者の占める割合は40%と見積もっていますが、ユニバーサルマスクによってこの比率が80%以上になると言うのです。(…)すべての労働者に毎日マスクが配布され、マスクの着用が義務付けられていましたが、500人以上の感染者のうち無症候性感染者の割合はなんと95%で、軽症~中等症の症状が出たのは5%に過ぎませんでした。
しかし、この仮説はまだ科学的に証明されたものではありません。(…)自身の感染予防のためにはマスク着用だけでなく、3密を避けること、手洗いをこまめに行うことが重要です。