命は食にあり! 「中国プロジェクト」(China study)が示す食生活
♣【癌 原因 肉食】家族3人が短期間で癌で亡くなった衝撃の真実。精肉店を経営していた青木一家が全滅したのは肉食に原因があった。 2025.05.04(*16分15秒~China study について)https://youtu.be/FmyE9VcVsb0?si=qmfsmE1LPDoWCwkS
♣中国プロジェクト中国研究 - T.コリン・キャンベル栄養研究センター
(*英語の本文は画面上部にある翻訳選択ボタンから日本語を含む世界各国語に翻訳できます。また、本文中に掲載のThe China Study Documentaryという動画は、1990年代初頭、コーネル大学のドキュメンタリー制作チームが中国各地、及び、オックスフォード大学とコーネル大学それぞれの研究施設を数ヶ月に渡って撮影してできたものだそうです。英語ですが、画面の下部にある「設定」ボタンを押して出た画面中の「字幕」を選び、その右端の矢印をクリックして、そこに表示されたもの中から「自動翻訳」を選択するとアルファベット順に並んだ言語が表示され、そこから「日本語」を選択できます。)
1980年代初頭、(*米国の)コーネル大学の栄養生化学者T・コリン・キャンベル博士は、(*英国の)オックスフォード大学および中国予防医学院の研究者と共同で、これまでで最も包括的な栄養研究の一つである「チャイナ・プロジェクト」に着手しました。当時の中国は、研究者にとってまたとない機会をもたらしました。(*当時)中国人は生涯を通じて同じ地域に住み、地域特有の同じ食事を摂る傾向がありました。彼らの食事(低脂肪で食物繊維と植物性食品を豊富に含む)は、西洋諸国の豊かな食事とは著しく対照的でした。中国の農村部の食事は真に植物中心であるため、研究者は植物中心の食事と動物中心の食事を比較する機会を得ました。(…)
中国プロジェクトの歴史 (*以下はセワヤキによる要約です。)
パート1 陳俊士博士との出会い
1981年当時、世界保健機構のフェローシップによりニューヨーク州アルバニーの毒物学研究室に勤務していた陳俊士博士との出会いと彼についての紹介。陳俊士博士は文化革命時に極貧の僻地で医療活動に従事していた。その土地の奇病が実は食事の際のセレン不足にあるのではとの疑問を持つことになった。それがきっかけで、後に、セレンが人間にとっての必須栄養素であることが実証されることとなった。
キャンベル博士のチームは、食生活と癌との関係を研究するという共通のテーマで陳俊士博士と一致した。9ヶ月の滞在を終えて彼が中国に帰ったあと、中国全土のセレン摂取量と中国全土の癌罹患率との関係を調査するという企画がでてきた。
パート2 癌疫学者李俊耀氏との出会い
毛沢東政権下で首相だった周恩来氏は、60年代後半に肺癌に自らが罹ったことをきっかけに、中国全土の癌の発生についての調査を科学者に委託した。科学者はその際この調査を癌だけでなく全疾患に広げることにした。1973年~1975年に中国医学科学院の癌疫学者李俊耀の指揮下で中国全土で調査が行われた。
1981年、当時偶然にも滞米中だった李俊耀氏は、キャンベル氏と陳俊士博士にコーネル大学に招かれた際、中国で彼が指揮して得られた調査結果であるところの癌死亡率の中国全土における分布図が表示されたカラー地図とそのデーターを持参した。この癌分布図を分析すると、中国は地方ごとに癌死亡率にはっきりとしたばらつきがあることが判明した。そのばらつきの原因をつきとめる手段に血液検査を利用するのだが、その作業時に、他の多くの関連疾患についても容易に測定できるので、それも調べることにした。
パート3 リチャード・ペト氏との出会い
もう一つの出会いはオックスフォード大学の講師であったリチャード・ペト氏とのものであった。彼は「既成概念にとらわれない」思考を持ち、これまでにやられたことのない血液検査の測定方法を提案した。それは、各血液サンプルを個別に検査するのではなく、サンプルをプールして(グループをひとからげにして)測定することにより、効率よく調査できるようにするというものだった。全国で75郡あるが、その各郡からそれぞれ2村を選び、そこの35歳~65歳までの男女それぞれ25人をプールすれば、各郡につき4回の測定ですませられるという案だった。
一方、陳俊士氏の努力で複数の省レベルの調査チームが中国で編成され、数百人の医療専門家やその他の専門家の参加によって、村から村への現地調査が可能となった。
様々な困難を乗り越え、米国の国立衛生研究所への助成金申請も承認され、この前例のない米・中・英の共同研究が帆を上げることになった。
♣医者と病院にさようなら――キャンベル博士『チャイナ・スタディ』(最新改訂増補版)学習会参加への呼びかけ 百々峰だより 寺島隆吉 2024.08.29 http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-686.html
私(*寺島隆吉氏)が主宰する研究所の「月例研究会」の一環として、このたびキャンベル博士『チャイナ・スタディ』(最新改訂増補版)を取り上げて学習会をやることにしました。 この本は、コーネル大学・オックスフォード大学・中国予防医学研究所による大規模な共同研究であり、「健康と栄養」に関してこれまで行なわれた研究のうちで、最高峰とされるものをもとに書き下ろされたものです。(…)
(*以下は、寺島氏のブログよりコピーさせていただきました。『チャイナ・スタディ』は900ページ近くありますので、その目次を寺島氏がブログに掲載してくださったことは本当に有り難いことです。この目次に目を通しただけでも、概要がつかめます。私は一時帰国の折に書店で注文して一気に読みましたが、「5000円はちょっと…」という場合は図書館に購入をお願いするといいと思います。)
『チャイナ・スタディ』 もくじ
第1部「動物タンパク神話」の崩壊
第1章 私たちの体は、病気になるように作られているわけではない
心臓発作の父を救えなかった悔しさ
病気になる人のサイン
医療制度は私たちの体を本当に守ってくれているだろうか
医療費世界一を誇るアメリカの寂しい現状
「特定の栄養成分で健康になれる」という幻想
健康を手に入れるために知っておくべきこと
すべての研究は、「人々の健康」のために
遺伝に優る栄養摂取の影響
膨大な研究結果が示す「病気予防の結論」
「父の悲劇」を繰り返さないために
第2章 「タンパク質神話」の真実
「タンパク質神話」成り立ちの秘密
「肉への崇拝」を支えた学者たち
「良質=健康に良い」という、大いなる誤解
「低質の植物タンパク」こそ最もヘルシー
「良質タンパク」による飢餓根絶プロジエクト
栄養失調の子供たちと発ガン物質
肝臓ガンになるのは、裕福な家庭の子供たちだった
研究人生における「究極の選択」
結論に至るまでの科学的プロセス
「食生活と病気」を結ぶ、相関関係と因果関係の捉え方
偶然を否定する「統計的有意」の信頼性
真実の可能性が最も高い証拠とは
第3章 ガンの進行は止められる
「発ガン性」という言葉に敏感な国民
マスコミによる誇大報道の危うさ
ガン発生の真犯人を見つけた
動物実験について動物愛護との狭間で)
ガンはこうして作られる
イニシエーション(形成開始期)きっかけは発ガン物質
プロモーション(促進期)成長は食べ物しだい
プログレッション(進行期)――致命的なダメージの始まり
タンパク質の摂取量とガン細胞形成の関係
「ガン病巣の成長」に与えるタンパク質の影響
ガンをコントロールすることは可能か
ガンの促進要因は、「カゼイン(牛乳タンパク)」だった
「ネズミによるタンパク質研究」に関するQ&A
「100対0」という結果が示す信頼度の高さ
「カゼイン」が発ガン物質を刺激する
発ガン物質の量よりも重要なもの
新たなる研究チャンスの訪れ
第4章 史上最大の疫学調査「チャイナ・プロジェクト」の全貌
幸運がもたらした「ガン分布図」の入手
アメリカと中国では何が違うのか
大型研究プロジェクトのスタート
「中国農村部の食習慣」を徹底分析する
「貧しさが原因の病気」か「豊かさが招く病気」か
コレステロールはどのようにして病気を招くのか
「コレステロール値が低いとガンのリスクが高くなる」というまやかし
血中コレステロール値の改善により回復していく病気
血中コレステロール値を改善する食習慣
脂肪に関する多くの疑問
遺伝子リスクよりも優先すべきもの
中国農村部で乳ガンが少ない理由
「乳ガンと動物性食品」の深い関係
食物繊維はなぜ必要なのか
食物繊維をたくさんとれば、コレステロールは減っていく
抗酸化物質は自然界からの美しき贈りもの
サプリメントより丸ごとの果物・野菜
アトキンス・ダイエットの致命的欠陥
「セールスヘの貢献システム」が支えるダイエット法
「炭水化物の健康価値」を正しく学ぶ
体重はこうして増えていく
人体の複雑なメカニズムが教える「正しい減量法」
「動物タンパクでなければ大きくなれない」という嘘
プラントベースの食事のすばらしさ
動物実験と人を対象とした研究データの一致
「チャイナ・プロジェクト」の成果を阻害するもの
明日への道を照らすもの
自らの人生を一変させた「真実」の力
「チャイナ・プロジェクト」の調査方法について
第2部 あらゆる生活習慣病を改善する「人間と食の原則」
第5章 傷ついた心臓が甦る
心臓病は100年変わらぬナンバーワン・キラー(死因第一位)
誰にでも訪れる心臓病発症のリスク
心臓発作はプラークの堆積から
「フラミンガム心臓研究」のはかりしれない恩恵
限られた地域での頻発発症の理由
モリソン博士が示した治療のヒント
希望を遠ざけた「動物性食品」擁護
男らしい男だけが心臓病になる?
心臓病の死亡率低下のからくり
結局は期待はずれに終わるテクノロジー治療
エセルスティン博士の大いなる功績
「食事改善後の患者トラブル」はぜロ
「ライフスタイル転換」を導入したオーニッシュ博士の成果
一人当たり三万ドル(約三〇〇万円)の医療費削減
政府の指導に従うか、自分で希望をつかむか
第6章 肥満の行き着く先
自分の体格指数(BMI)を知る
心増え続ける子供の肥満問題
肥満を助長している社会システム
ベストの減量法は長寿につながる
やせられない人には理由がある
肉食者より多く食べてもスリムでいられる理由
一日わずかのエクササイズが及ぼす相乗効果
肥満原因の解消は誰にも可能
第7章 糖尿病追放への道
心糖尿病の持つ二つの顔
なぜ糖尿病はお金がかかるのか
糖尿病は食生活次第で消えていく
研究が明かす本当の「原因と結果」
「糖尿病協会の推奨食とベジタリアン食」の対照研究
食習慣を変えることは、非現実的なのか
第8章 ガン対策はどのように改善されるべきか
乳ガン、大腸ガン、前立腺ガンを語ることの意義
「乳ガン遺伝子発見」の報道が招いたもの
乳ガン発症、四つの危険因子
既存の「乳ガン対策」を再検証する
①遺伝子に対する考え方
②乳ガン検診に対する考え方
③予防薬と切除手術に対する考え方
④環境化学物質に対する考え方
⑤ホルモン補充療法(HRT)に対する考え方
現状の「乳ガン治療」に対する結論
大腸ガン罹患率の地域格差
「結腸ガンと肉の摂取」の関係
食物繊維の効能は、どこまで明かされているのか
今わかっていることだけで、大腸ガンは防げる
カルシウムに富む食事はガンと闘えるのか
運動の効能と検査に対する姿勢
前立腺ガンの発症パターン
文献が証明する「乳製品と前立腺ガンの関係」
前立腺ガン形成のメカニズム
①成長ホルモンに関するメカニズム
②「ビタミンDの代謝」に関するメカニズム
現代医療への挑戦
第9章 自己免疫扶患根絶のために
自己免疫疾患は一つの壮大な「病」である
侵入物に対する驚くべき免疫力
免疫システムについてわかっていること
I型糖尿病発症のプロセス
一卵性双生児が「二人ともI型糖尿病になる」確率
「牛乳は危険な食品」を裏付ける研究
「牛乳否定」すりかえのための論争
多発性硬化症患者に起こっていること
スワンク博士の追跡調査
遺伝の心配よりも食習慣の見直し
自己免疫疾患すべてに共通すること
「タブーの打破」から始まる根絶への道
第10章 食が改善する「骨、腎臓、目、脳の病気」
食習慣が左右する「老化現象」
骨粗懸症発症のメカニズム
骨折率と食べ物の相関関係
乳製品は強い骨を作れるのか
骨粗懸症予防のためのアドバイス
腎臓結石を患う人の特徴
ロバートソン博士の結論
眼疾患の改善
①黄斑変性症予防の切り札は濃い緑葉野菜
②白内障の手術を回避するために
認知症、アルツハイマー病も改善
植物に含まれる抗酸化物質が脳を守る
果物と野菜でリスクを除く
最良の食習慣が「最良の健康」へと導く
補填「ビタミンDの働き」について
◎「体内ネットワーク」が教えてくれるもの
◎二つのビタミンDの活躍
◎日光浴がベストの「ビタミンD摂取法」
◎カルシウムのとりすぎが招くもの
◎ガンを増殖させるもの
◎「生命のネットワーク」の驚異
第3部
科学が導き出した「究極の栄養摂取」
真実を覆い隠す最悪情報の洪水
「食べるべきもの」を判断するのは、あなた自身
第11章 私たちの健康と食べ物に関する「8大原則」
食習慣が与えてくれる恩恵
【第1の原則】栄養の正しい定義とホールフードの価値を知る
【第2の原則】サプリメントヘの警鐘を知る
【第3の原則】植物性食品の意義は甚大である
【第4の原則】遺伝子の働きは栄養次第である
【第5の原則】有害な化学物質以上に有害なものがある
【第6の原則】正しい栄養摂取が回復をもたらす
【第7の原則】正しい栄養は体全体に貢献する
【第8の原則】体はすべてつながっている
自分の問題から、地球への貢献へ
第12章 「食べ方の基本」を学ぶ
良いものはシンプルである
肉はどこまで排除すべきか
肉食はやめられる
新しい「食の発見」を知る
食生活改善時のアドバイス
心ある食事改善の実践記録
第4部「正しい情報」はいかにして葬られるのか
「どうして知らなかったのか」という素朴な疑問
第13章 癒着に支えられている「科学」の暗部イカサマ商法と健康詐欺
「科学の砦」の中での役割
政府系「栄養委員会」新設の裏側
業界支持派メンバーとの対立へ
インチキ扱いされた『マクガバン報告』
「公衆栄養情報委員会」の廃止と再結成
『食物・栄養とガン』への風当たり
「米国ガン研究協会」の創設と「米国ガン協会」の反発
「米国ガン研究協会」への組織的中傷
裏切り者キャンベルの追放運動
真実と欺踊の判別
第14章 消費者に届く情報、届かない情報
サプリメント・メーカーのいかがわしい主張
特定の栄養素だけをとり上げることの愚かさ
恥ずべき悪例「ナーシーズ・ヘルス・スタディー」
研究対象の看護師は平均的米国人女性より肉食中心だった
低脂肪食の落とし穴
脂肪と動物性食品の無意味な比較研究
一億ドルをかけた研究でわかったこと
疑問の多いハーバード大学の研究結果
「ハーバードの結論」に対する反論
ハーバード大学の犯した過ち
「ナーシーズヘルス・スタディ」の致命的欠陥
「要素還元主義」の危険性
栄養学研究者が心すべきこと
第15章 業界の発信する情報は、はたして「科学」なのか?
巨大食品企業のマネーパワー
スパイ活動を行なう科学者たち
学校現場における牛乳普及活動の実態
乳業協同組合が指導する栄養教育とは
「牛乳は体に良い」という思い込み
業界が作り出す「健康効果」の真偽
巧妙な実験とメディアの責任
どのようにもアレンジできる「業界の科学」
自然との調和より「加工」というテクノロジー
「オレンジはビタミンCの王様」と誰が言ったのか
第16章 政府は私たちの味方なのか?
マッチポンプの一元凶
政府が決める推奨量は誰のための数値か
タンパク質の推奨量はどのように設定されたか
砂糖の制限量を増加させた脅迫
業界が政府組織に介入していくからくり
政府の決めた推奨量が及ぼす波紋の大きさ
国立衛生研究所の「栄養関連予算」は12.6%
「生物医学研究」という名の新薬開発
人々の犠牲の上に成り立つ「栄養政策」
第17章 医者は誰の健康を守っているのか?
「食の改善」を治療にとり入れた二人の名医
全米を代表する外科医の苛立ち
ドクター・スプラウトの誕生
食事療法を否定する医者の心理
医者の治療に勝るもの
栄養教育の欠如が招く危機的状況
マクドゥーガル博士の挫折と挑戦
卒業の日に告げられた言葉
製薬業界からの甘い誘い
「薬を使わない治療法」が存在しない理由
食事療法と心臓病科の衝突
患者の回復を望まない病院
全快した理由を聞こうとしない主治医
拒絶されたエセルスティン博士の提案
現状の医療は、私たちの健康を守ってくれない
初版以来の出来事~トーマス・M ・キャンベルより
●医学教育期間中に痛感した「医療における栄養学への認識の欠如」
●『チャイナ・スタディー』の初版が医学界にもたらした好ましい変化
●栄養教育の普及を妨げているのは保険償還制度
●今日の医療は病人を救うことを願う医師の生き甲斐を奪っている
●「プラントベース栄養学は最高の医療」であることの裏づけ
第18章 アカデミア(^学術界/学界)の裏側
●「アカデミア」のあるべき社会での位置づけ
●学問の自由への挑戦――コーネル大学の場合
●むき出しの悪意ある権威
●浸食され続ける「学問の自由」
●理想的なアカデミア
第19章 歴史から学ぶべきもの
●驚くべき血縁
●先人たちが知っていたこと
●プラトンが予測した未来
●「食べ物と健康」の結論――すでに私たちは証拠を握っている
●未来への希望
あとがき:
改訂増補版に寄せて T・コリン・キャンベル