独裁政治との戦い始まる 『学問は人類全体に寄与! 時の政権の為に非ず! ガリレオ裁判に通ずる暴力』 イタリア学会の批判声明
♣路上のラジオVol.39 「スガーリンの恐怖政治を乗り越えて民主主義を取り戻そう」ゲスト:前川喜平さん(元文部科学事務次官)2020/11/10 https://www.radiostreet.net/radio/661/
♣菅首相に抵抗し飛ばされた元総務官僚・平嶋彰英がジブリの雑誌で青木理に語った恐怖支配の実態!「あそこまでひどい人はいない」2020.11.11
https://lite-ra.com/2020/11/post-5696.html 1~4
(…)「正直、私はいまも怖くて仕方ない」とさえ口にする平嶋氏だが、官僚としての矜持を失わなかったその勇気にあらためて拍手を送りたい。そして、その勇気を称えると同時に、いま進行中の日本学術会議問題をはじめとする菅首相の暴走を止めなければならない。そうでなければ、菅首相のこの危険な独善性と強権性がさらに増長することは、火を見るより明らかだからだ。
♣日本学術会議問題 【国会ハイライト】
辻元清美(立憲民主党)VS菅義偉内閣総理大臣 2020.11.04衆議院予算委員会
必見→https://www.youtube.com/watch?v=sOOJTFbIXRg
小池晃(日本共産党)VS菅義偉内閣総理大臣 2020.11.06参議院予算委員会
必見→https://www.youtube.com/watch?v=gPVbq7jXaF4
♣日刊IWJ 2020.11.9 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47765
【国会ハイライト】
日本学術会議問題で政府が選考・推薦段階で政治介入していた新事実発覚! 共産党小池晃氏の追及に菅総理の答弁無能が露呈! 官僚のレクに野党から「自助!」と野次られ茂木外相にも笑われる始末!
菅氏:(2020.11.05自民党の二之湯智議員の質問に答えて)「以前は学術会議が正式の推薦名簿を提出する前に、様々な意見交換の中で、内閣府の事務局などと学術会議会長との間で一定の調整が行われていた」「(今回は)推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らなかった者が生じた」
※参議院予算委員会(参議院インターネット審議中継 2020.11.05)
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
これまで菅総理は、日本学術会議の会員6名の任命拒否について様々な言い訳を繰り出しては、矛盾点を指摘されてきました。 しかし、任命以前、推薦名簿を提出する前の選考や推薦の段階で「一定の調整をしてきた」との菅総理の発言は、「学術会議が会員の候補者を選考し、内閣総理大臣に推薦する」と定めた日本学術会議法第17条に反する、明かに違法な政治介入です。
※参議院予算委員会(参議院インターネット審議中継 2020.11.06)https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
学術会議6名の任命拒否をめぐっては、前述の5日の参院予算委で加藤勝信官房長官が、立憲民主党の蓮舫議員への答弁で、杉田和博官房副長官と内閣府のやりとりが記録として保存されていることを明らかにしました。菅総理も杉田官房副長官から任命除外に関する報告を受けたことを認めました。その一方で、加藤官房長官は「人事に関する記録だ」との理由で、記録の国会提出を拒否しました。
※人文系226学会 共同声明 初めて連携 学術会議任命拒否の撤回要求https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-11-07/2020110701_02_1.html
♣学問は人類全体に寄与! 時の政権の為に非ず! ガリレオ裁判に通ずる暴力 日本学術会議の任命拒否に対するイタリア学会の批判声明2020.11.5 https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/19071 (抜粋)
「学問は、国家や時の権力を超越した真理の探求であり、人類に資するものである。与党に資するものだけを学問研究とみなすことは大きな誤りである。学問研究によって得られる利益は人類全体に寄与するものでなければならず、時の政権のためのものではない。判りやすい例を挙げれば、日本は西洋から数学や物理・化学を始め、あらゆる分野で多大な恩恵を無償で受けた。万有引力定数や相対性理論を発見したのは日本人ではない。その恩恵と利益を受けながら、その使用料は払っていない。なぜなら学問成果は全人類の共通善として無償で開放されているからである。日本国には受けた恩恵を人類に返すべき義務があることは言うまでもない」
「国からお金をもらっている以上、政権批判をしてはならない」というのは手前勝手な考え方だと批判している。それは「公務員は政権の《しもべ》ではないから」であり、「公務員は国民全員の利益のために働く。政権が間違った判断をすれば、それを国民のために批判することは、むしろ公務員の義務である。古代の中国では臣下が君主に行ないを改めるよう諫言することは褒むべき行為とされた」
古代ローマの時代には、時の政権の勝手な振る舞いから国民を守るための公的機関である護民官が設置されていた。護民官は現代の公務員に匹敵するもので、今日から見ても時の権力を批判・牽制するために作られた驚くべき官職である。