北朝鮮大使「戦争になれば日本が最初に被害受ける」
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000098839.html(テレビ朝日、2017. 4.18)
日刊IWJガイド2017.4.19 日号
17日には、米国のペンス副大統領が韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相と会談し、韓国に米軍の新型迎撃ミサイルTHAAD(サード)を配備することを確認、北朝鮮に対し、強硬姿勢を見せています。緊張が高まれば、日本が戦争に巻き込まれる可能性もぐっと上がるということですので、対岸の火事ではありません。
軍事ジャーナリストの田岡俊次氏(元朝日新聞記者)は、緊張高まる朝鮮半島情勢について、米国による先制攻撃の非現実性を強調。田岡氏は、米国が1994年にも北朝鮮の原子炉や再処理施設の爆撃を計画したものの、開戦後最初の90日間の死傷者が米軍5万2000、韓国軍49万、民間人の死者100万以上になるとの在韓米軍の試算を受け、攻撃を断念した経緯を指摘。現代の核弾道ミサイルが原子炉などと比べ偵察機や衛星などを使っても発見するのが難しいこと、即ち先制攻撃によって完全に破壊できず、各戦力は残存し、反撃を食らう可能性が高いことを指摘しています。
さらに田岡氏は、米国が早々にアサド政権の仕業であると断定した、シリアでのサリン攻撃についても、既存メディアとは異なる視点から分析。2013年にシリア政府が国連に提出した化学兵器禁止条約加盟のための文書を受け、シリアの化学兵器の搬出・処理を見届けたのは米国の専門家であったというのです。すでに非西側諸国の報道では、今回のサリン使用疑惑を証拠もないままアサド政権側の仕業と決めつけたのは、米国の「捏造」であるとするものもあります。
★軍事評論家田岡俊次氏「攻撃するなら、ほぼ同時にすべてのミサイルを破壊しないと相手は残った核ミサイルで反撃してくることも考えねばならない。『敵基地攻撃論』は戦争を現実的、具体的に考えない『平和ボケのタカ派』の空論と言うしかない。」https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201839(日刊ゲンダイ、2017.3.20)
★「金正恩よりトランプ大統領の方が危ない」カール・ビンソンはインド洋にいた!? それでも予断を許さない朝鮮半島情勢――軍事評論家・田岡俊次氏にインタビュー! 2017.4.19 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/374670 (イントロ動画15分12秒)
★ 柳澤協二氏・元内閣官房副長官補「『米国の抑止力が効いていれば戦争にならない』というのは日本人の平和ボケの所以。相手の意志に働きかけてミサイルが飛んでこないようにすることが大事」2017.3.16 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/368714 (ハイライト動画 5分 4秒)