「核兵器は必要悪ではなく絶対悪」
サーロー節子氏のスピーチ (2017.12.10 ノーベル平和賞授賞式)
http://www.asahi.com/articles/ASKDB4H8VKDBUHBI008.html(日本語)
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/peace/laureates/2017/ican-lecture_en.html(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=jdoS8-vnbhM (サーロー節子氏の動画 1:04:12~1:24:31)
「(…)私の周囲全体にはひどい、想像を超えた廃虚がありました。幽霊のような姿の人たちが、足を引きずりながら行列をなして歩いていきました。恐ろしいまでに傷ついた人々は、血を流し、やけどを負い、黒こげになり、膨れあがっていました。体の一部を失った人たち。肉や皮が体から垂れ下がっている人たち。飛び出た眼球を手に持っている人たち。おなかが裂けて開き、腸が飛び出て垂れ下がっている人たち。人体の焼ける悪臭が、そこら中に蔓延(まんえん)していました。
このように、一発の爆弾で私が愛した街は完全に破壊されました。住民のほとんどは一般市民でしたが、彼らは燃えて灰と化し、蒸発し、黒こげの炭となりました。その中には、私の家族や、351人の同級生もいました。(…)」
「(…)それにもかかわらず、広島と長崎の残虐行為を戦争犯罪と認めない人たちがいます。彼らは、これは『正義の戦争』を終わらせた『よい爆弾』だったというプロパガンダを受け入れています。この神話こそが、今日まで続く悲惨な核軍備競争を導いているのです。(…)」
「(…)9カ国は、都市全体を燃やし尽くし、地球上の生命を破壊し、この美しい世界を将来世代が暮らしていけないものにすると脅し続けています。核兵器の開発は、国家の偉大さが高まることを表すものではなく、国家が暗黒のふちへと堕落することを表しています。核兵器は必要悪ではなく、絶対悪です。(…)」
「(…)核武装国の政府の皆さんに、そして、『核の傘』なるものの下で共犯者となっている国々の政府の皆さんに申し上げたい。私たちの証言を聞き、私たちの警告を心に留めなさい。そして、あなたたちの行動こそ重要であることを知りなさい。あなたたちは皆、人類を危機にさらしている暴力システムに欠かせない一部分なのです。私たちは皆、悪の凡庸さに気づかなければなりません。(…)」
「解かれた封印―米軍カメラマンが見た長崎(NAGASAKI)―」
http://www.at-douga.com/?p=6496(2008.8.7 NHKスペシャル 動画50分)
誤解しないでほしい
私はアメリカ人だ
アメリカを愛しているし
国のために戦った
しかし母国の過ちを
なかったことにできなかった
退役軍人は私のことを
理解してくれないだろう
私は死の灰の上を歩き
この目で惨状を見たのだ
確かに日本軍は中国や韓国に対して
ひどいことをした
しかしあの小さな子どもたちが
何かしただろうか
戦争に勝つために 本当に
彼らの母親を殺す必要があっただろうか
1945年 あの原爆は やはり間違っていた
それは100年たっても間違いであり続ける
絶対に間違っている 絶対に
歴史は繰り返すというが
繰り返してはいけない歴史もあるはずだ
― Joe O’Donnell(ジョー・オダネル)―
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