自民党とCIAのただならぬ関係
「安倍政権打倒!」が叫ばれているにもかかわらず、選挙となると、地方では相変わらず自民党立候補者に投票してしまう傾向があるようです。その立候補者が耳に響きのいいことをいくら主張していたとしても、当選後は、党の方針に従わなくてはならないことを考えて、一票を投じたいものです。
「自民党」というのは、そもそもどういう成り行きで結成されたものだったのか、以下の記事を読んで投票に備えてください。
★「岸信介(=安倍首相の祖父)は、アメリカにリクルートされたエイジェントだった。」この一文が無くては、自民党の本当の姿を理解出来ない。http://6707.teacup.com/gamenotatsujinn/bbs/2192 2013年10月26日
この一文を見のがしてはならないのだ。エイジェントとは軽い言葉ではない。アメリカのエイジェントとなったら日本のために働くのではなく、アメリカのために働くのだ。正確に言えば、岸信介はアメリカに魂を売ったアメリカの手先、「売国奴」、だったのだ。何度でも繰り返したい。この一文は非常に重い意味を持っているのだ。日本国民が、日本の首相だと思っていた人間が、実は日本人のためではなくアメリカのために働いていたのだ。我々日本人は「売国奴」を首相として崇めていたのだ。こんな事があっていいものだろうか。(・・・)
★ 自民党とCIAの秘密の関係が米公文書機密解除で明らかに!
CIA:緒方竹虎を通じ政治工作 50年代の米公文書分析 (毎日新聞 2009 年7月26日http://maiko.cocolog-nifty.com/kuma/2011/11/2009-a984.html 08.11.2011
1955年の自民党結党にあたり、米国が保守合同を先導した緒方竹虎・自由党総裁を通じて対日政治工作を行っていた実態が、25日、CIA(米中央情報局)文書(緒方ファイル)から分かった。 CIAは緒方を「我々は彼を首相にすることができるかもしれない。 実現すれば、日本政府を米政府の利害に沿って動かせるようになろう」と最大級の評価で位置付け、緒方と米要人の人脈作りや情報交換などを進めていた。 (・・・)(米国では30年経過後に政府の記録が機密解除される。)
米国が占領終了後も日本を影響下に置こうとしたことを裏付ける戦後政治史の一級資料と言える。マサチューセッツ大学の日本に関する権威、ジョン・ドワー教授は次のように語っている。
「この話は、米国人が戦後日本の汚職や一党独裁の民主主義にどれだけ大きな役割を果たしてきたかを初めて明らかにするものである。米国は自民党を見て、その腐敗と一党政治の民主主義を嘆くが、その歪んだ構造の形成を助けたのは我が国である。」
★ 続・自民党とCIAの秘密の関係 保守合同から安保条約をへて沖縄返還に至るまで――何億円もの資金を自民党がCIAから提供されていたという事実
http://maiko.cocolog-nifty.com/kuma/2011/11/cia-453c.html 09.11. 2011
(・・・)岸・佐藤兄弟というCIAのエージェントが日本の首相だったというのは、元CIAのフェルドマンがいうように、日本がCIAに「間接統治」されていたようなものだ。(・・・)重要なのは、(ニューヨーク・タイムズの現役記者、ティム・ウィナーが)「岸信介は、児玉誉士夫と並んで、CIAが日本政府をコントロールするためにリクルートした最も有力なエージェント(だった)」、と指摘していることである。
そのために、CIAは岸に巨額の金を注いだと指摘している。つまり、安倍前首相がもっとも敬愛する祖父、岸信介はあの無謀な戦争を指揮した戦犯であるだけでなく、売国の政治家だったことが改めて裏付けられたことになる。岸は1952年7月、追放解除者を集めて、自主憲法制定を旗印に日本再建連盟を結成する。
(・・・)アメリカの公文書公開審査に立ち会ったマイケル・シャラー(『日米関係とは何だったのか』)は週刊文春の取材に対して、CIAの未公開文書に「1958年にアイゼンハワー大統領の命令で、自民党の選挙資金として1回について20万~30万ドルの現金が何度もCIAから岸に提供された」と書かれていた、と証言している(当時の30万ドルは、当時の為替レートで約1億円、現在では10億円ぐらい)。
岸だけでなく、佐藤栄作も1957年と58年にCIAから同様の資金提供を受けたという。その後も、4代の大統領のもとで少なくとも15年にわたって自民党への資金提供は続き、沖縄に米軍が駐留できるように沖縄の地方選挙にまで資金提供が行なわれたが、その出所は岸しか知らなかった。彼は自分でも回顧録で「資金は入念に洗浄することが大事だ」と語っている。・・・
★ 中曽根康弘元首相のロッキード事件を語る
http://maiko.cocolog-nifty.com/kuma/2011/11/post-d1e3.html 10.11. 2011
中曽根康弘元首相がことばを慎重に選びながら語っているのは、「ロッキード事件は、[石油メジャー=米国政府]の意向を無視して、独自の石油獲得外交をおしすすめた田中角栄首相に対する[石油メジャー=米国政府]からの報復であり、事件そのものは陰謀(=でっちあげ)だった気がする。それは、当時米国政府の中枢にいたキッシンジャー大統領補佐官も認めている。つまり、田中角栄は無罪であった」ということだ。
・・・30年も経ってから、ロッキード事件に続いて、小沢事件が、同じ様に起きた。
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これらの記事を読んでどう感じられましたか。 何年か前、「週間金曜日」(週間誌)に、CIAと関係していた元自民党政治家のリストが顔写真入りで出ました。それを見て、私は、陰謀論じゃないかと記事の信憑性をまず疑いました。陰謀論ではないとわかったとき、私のイメージしていた「美しい日本」がガラガラと音を立てて崩れ落ちました。この何年かを振り返ってみたとき、福島原発事故も、TTPも、特定秘密保護法も、集団的自衛権行使容認も、安保法制も、マイナンバーも、教育改革も、自民党改憲案も、緊急事態条項も、辺野古基地建設を初めとする米軍基地問題も、全部一続きになっていることに、「そういうことだったのか!」と思い当たるのではないでしょうか。「安倍政権打倒!」ではなくて、「自民党政権打倒!」でなくてはならないでしょう。
それはそうとして、それをこれから修正していく力が、はたして日本国民にはあるのか、それが、今、一番気になっていることです。
2016年 3月 9日 セワヤキ www.sewayaki.de