“韓国の成功事例”が憎い?!――「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」
◆ドライブスルー検査も「韓国の医療崩壊の象徴」とバカにして3カ月遅れに!安倍政権とメディアの“嫌韓”がコロナ対策を遅らせたhttps://lite-ra.com/2020/04/post-5393_2.html
(…)ようするに、厚労省は客観的事実や科学的裏付けとはまったく関係なく、“韓国の成功事例”だからドライブスルー検査を拒否し続けてきたのだ。
この背後にはおそらく、安倍政権全体を覆う嫌韓意識がある。安倍首相はじめ、政権幹部の韓国ヘイト体質はいまさら説明するまでもないが、それは官僚にも広がっている。たとえば、昨年3月には厚労省の賃金課長が韓国の空港で「I hate Korean! I hate Korean!」(韓国人が嫌いだ! 韓国人が嫌いだ!)と差別暴言を吐き、空港職員に暴行をはたらき、身柄拘束されるという事件を起こしている。
(…)「韓国のやっていることが日本より優れているはずがない」「韓国が正しいことをしているはずがない」「韓国のことは死んでも認めたくない」……。(…)韓国で国内初の感染者が確認されたのは1月20日で、TBSの報道によると、発熱外来(選別診療所)が設置されたのはその わずか2日後の1月23日、ドライブスルー検査を始めたのは2月26日のこと。対して日本では、国内初の感染者が確認されたのは1月15日とほぼ同時期だが、発熱外来は一部地域で取り入れられているものの厚労省が「地域外来・検査センター」の導入を都道府県に連絡したのは4月15日、ドライブスルー検査を厚労省が推進し始めたのも4月15日。実に、2カ月遅れ、3カ月遅れという有様だ。(…)
発熱外来にしても、雲泥の差だ。韓国は問診票の記入、医師の診察、検体採取をそれぞれ別のコンテナでおこない、医師の診察では透明な仕切りがあるだけでなく、コンテナに入る際に自動消毒器まで設置、さらに検体採取するコンテナは陰圧室になっているという完全防備体制を築いた。 しかし、日本はどうか。コロナを疑われる発熱患者とそれ以外の患者の保護は、病院の自主的な努力頼み。それどころか、PCR検査を抑制した結果、陽性者がそうとは気づかず病院に来院し、院内感染を拡大させている。
さらに特筆すべきは、韓国では欧米のような都市封鎖や外出禁止などの措置は取っていないことだろう。徹底的に検査をし陽性者を隔離することで、封じ込めてきたのだ。また情報公開の徹底で危機意識を共有し検査へと促した(政府の情報の扱いに関して透明性・信頼性が担保されていない国では難しいと思うが)。 感染者に対するサポートもきめ細かい。軽症者用施設の整備はもとより、自宅待機者に対してもITを駆使しての健康管理に加え、食料や生活必需品、マスク、消毒などを届けるなど手厚くサポートしている。
とにかく何から何まで雲泥の差なのだ。これで政府からもメディアからも韓国に学ぼうという動きがまったく見えてこないのが不思議でならない。
4月はじめには、新型コロナ検査をめぐり、世界121カ国から韓国に支援を求める要請があり、韓国政府は検査キットの輸出や人道支援の方策を精査しているという。検査体制も病床もキャパオーバーを起こし医療崩壊の危機にある日本は、それこそ物資や人員の支援を求めるべきだと思うが、そんな動きはまったく聞こえてこない。嫌韓感情が韓国のコロナ対策に対する正当な評価を妨げ、国民の命と安全を危機に晒しているのだ。
今回の安倍政権の後手後手対応にはこれまで以上に大きな批判の声が起きている。しかしこれらの後手対応は不幸な偶然によって生まれたものではない。補償や生活支援をケチる自己責任至上主義・弱者切り捨ても、そして、検査・医療体制構築を遅らせた嫌韓意識も、安倍政権が発足以来ずっともっていた体質だ。 いま日本国民が追い込まれているのは、コロナのせいだけじゃない。安倍政権を長年放置してきたことが、この危機をさらに過酷なものにしているのだ。(セワヤキ: これに懲りて、次回の選挙には、みんなで誘い合って行き、みんなで有能な議員に投票しよう!)
❖韓国総選挙の投票率66.2% 2020.04.15 https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200415005200882
❖日本参院選の投票率48.80% 2019.07.22https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20190722-OYT1T50220/
❖厚労省SNSが「ドライブスルー検査」を“医師の診察がないから感染拡大”とフェイク拡散! https://lite-ra.com/2020/03/post-5313.html
◆韓国の新型コロナ対策、世界の手本となるか2020.3.13 https://www.afpbb.com/articles/-/3273107
▶▶韓国は新型コロナの大流行にどう対応してきたのか
(…)11日時点で確認された韓国での感染者数は7755人で、世界で4番目に多い。だが死者数は60人にとどまっており、世界保健機関(WHO)発表の世界平均をはるかに下回る。(…)
韓国では、感染が拡大した都市を封鎖する中国の方式を採用せず、情報の開示、国民の参加、検査の拡大という形で取り組んできた。ウイルス感染が確認された各患者の接触相手を調べ、その関係者に検査の機会を提供したのだ。
政府当局は、感染者の過去14日間の動きを、クレジットカードの利用履歴や監視カメラの映像、携帯電話のデータなどから割り出し、それを政府の公式ウェブサイトに掲載している。また、新たな感染者の出現時には、その地域に居住あるいは働いている人々に警告メッセージを送付する。(…)
▶▶どうやって大人数を検査したのか
韓国では1日に15000件以上の検査が可能となっており、3月11日時点での実施件数は22万件に上る。指定のクリニックは500か所を超え、それには患者と医療従事者との接触を最小限に抑えるドライブスルーの施設40か所も含まれる。
この準備態勢の背景にあるのは過去の苦い経験だ。2015年の中東呼吸器症候群(MERS)流行時、韓国では検査資材が不足したために厳しい対応を迫られた。この時の教訓が生かされ、今回の認可迅速化につながった。中国での流行の始まりから数週間以内に、韓国ではわずか6時間で結果を出すCOVID-19検査キットが政府の緊急認可を受け、診療所での利用が可能となった。
▶▶なぜ致死率が低いのか
このウイルス感染による致死率の世界平均3.4%に対して、韓国では0.77%という低さとなっている。これには、幾つかの要因がある。早期の治療を可能とする早期発見と広範な検査で軽度および無症状の感染者が確認されることだ。これにより、感染件数の総数は押し上げられるが、その一方で致死率は下がる。
セワヤキ: 「過去の失敗から学ぶ」のか、それともそれを「隠蔽・改竄する」のか が分かれ目に! 「ヘイト」なんてしている場合か! ばかものよ!