トランプ流「世直し」 Ⅱ バンス米副大統領のミュンヘン演説
♣日刊IWJガイド2025.02.17 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54427
ヴァンス米副大統領が、ミュンヘンで欧州首脳らに「三行半」!? 欧州の安全保障上の最大の懸念はロシアではなく、「民主主義が後退していること」だと痛烈批判! 価値観を共有する同盟関係も否定! 先にイーロン・マスク氏が、ドイツ急進右派AfDを支持表明したことを後押し! ウクライナ支援反対、不法移民反対の勢力に肩入れ! NATOの5条(集団安全保障)を守らず、対露戦のために米軍を欧州へ派兵しないことも断言! トランプ政権に変わった途端に梯子を外された欧州指導者達は、米国が頼るべき相手ではないことにようやく気づく! 欧州の姿は明日の日本の姿、どうやって教訓を活かすか、我々日本人は真剣に考えるべき!
♣J.D. ヴァンス米副大統領 ヨーロッパを驚かせたスピーチ ~ ミュンヘン安全保障会議 2025.02.14必見➡https://www.youtube.com/watch?v=GWflGhJ2cyw
演説全文https://anonymous-post.mobi/archives/60810#google_vignette 拡散新聞
本日お話ししたいことの一つは、われわれが共有する価値観だ。昨日の恐ろしい攻撃に動揺している中で、ドイツの人々のもてなしには、とても感銘を受けた。私が初めてミュンヘンへ来たのは、本日ここに一緒にいる妻との個人的な旅行だった。それ以来、私はミュンヘンの街を愛し、人々を愛している。
われわれは非常に動揺しており、われわれの思いと祈りはミュンヘンと共にある。この美しい地域社会で悪の影響を受けたすべての人と共にある。
もちろん、この会議は安全保障を議論するために集まったものだ。安全保障というと通常、外部の脅威を意味するだろう。本日、とても多くの偉大な軍の指導者が集まっている。だが、トランプ政権は欧州の安全保障を非常に懸念している。
ロシアとウクライナは合理的な解決に達することができるだろうし、今後数年間で欧州が自国の防衛力を強化することも重要だ。だが、私が欧州に対して最も懸念する脅威とは、ロシアではない。中国でもなく、他の外部の面々でもない。
懸念するのは、内なる脅威だ。欧州が、米国と共有すべき最も基本的な価値観から後退していることだ。
これは安全保障会議であり、皆さんは、新たな目標に沿って今後数年間で国防費をどの程度増やすつもりかについて議論の準備をしてきただろう。だが、そもそもわれわれが何を守っているのかを知らずに、予算編成の問題について考えられるだろうか。
自国民を導く声や意見、良心を恐れるとき、安全保障などあり得ない。欧州は多くの課題に直面している。だが、欧州が直面している危機、われわれ全員が共に直面している危機は、われわれ自身が作り出したものだ。
あと何度挫折しなければならないのか
この会議に集まった国々が直面しているすべての差し迫った課題の中で、大量移民ほど緊急な課題はない。現在、ドイツに住むほぼ5人に1人が海外から移民してきた。もちろん、史上最高数だ。米国でも同様で、過去最高を記録した。欧州連合(EU)域外からEUへ入国した移民の数は、2021年から22年の1年間だけで倍増した。もちろん、それ以降もはるかに高くなっている。
現在の状況は決して何もないところから現れたわけではない。10年といった期間に、欧州や世界中の政治家が行った一連の意思決定の結果だ。われわれは昨日、まさにこのミュンヘンで、彼らの決定がもたらした恐怖を目の当たりにした。ミュンヘンの美しい冬の一日を台なしにされた無残な犠牲者のことを考えずに、再びこの話を持ち出すことはできない。われわれの思いと祈りは彼らと共にあり、これからも彼らと共にあり続ける。
だが、そもそもなぜ、このようなことが起こったのだろうか。
今回の事件はひどい話だが、欧州ではあまりにも何度も耳にしてきたことであり、残念ながら米国でも何度も繰り返されてきた。難民申請者の多くは20代半ばの若者で、すでに警察は認識していることだが、その一人が群衆に車で突っ込み、地域社会を粉々にした。
連帯とは。われわれは、こんな恐ろしい挫折をあと何度経験しなければならないのか。われわれは進路を変え、共有すべき文明社会を新たな方向へと導くことはできないのか。
難民に門戸を開く投票した人はいない
欧州の有権者の中で、難民審査を待つ何百万人もの移民に門戸を開くために投票した人はいなかった。有権者は何に投票したのか。英国ではEU離脱(ブレグジット)に投票した。賛成か反対か意見表明した。
欧州全土で、制御不能な移民に終止符を打つと約束する政治指導者に投票する有権者が増えている。私はたまたまこれらの懸念の多くに同意するが、もちろん、あなたがたが私の意見に賛成する必要はない。
ただ、人々は自分の故郷を大切にしていると私は思う。人々は自分の夢を大切にしている。自分たちの安全や、自分自身と子供たちが生活していけるかどうかを気にかけている。
人々は賢明だ。私が政治に携わった短い期間に学んだ最も重要なことの一つだが、ダボス会議が開かれる山の向こう側での議論とは裏腹に、すべての国民は、一般的に自分たちを「教育を受けた動物」だとか「グローバル経済の交換可能な歯車」とは考えていない。彼らが指導者に振り回されたり、容赦なく無視されたりしたくないのは当たり前のことだ。こうした大きな問題に投票で決着をつけることが、民主主義の役割だ。
民意無視なら民主主義は生き残れない
米国であれドイツであれ欧州であれ、何百万人もの有権者に対し、彼らの考えや懸念、願望、救済を求める訴えは無効であり、考慮する価値さえない――そう人々に告げるなら、民主主義は生き残れない。
民主主義を信じることは、市民一人一人が知恵を持ち、発言権を持っていることを理解することだ。もしわれわれがその声に耳を傾けることを拒むなら、われわれの最も成功した戦いでさえ、ほとんど何も保証しないだろう。
欧州でも世界でも最も並外れた民主主義の擁護者の一人だった教皇、故ヨハネ・パウロ2世はかつてこう言われた。「恐れるな」と。われわれは、国民が指導者に賛成しない意見を表明したときでさえ、恐れるべきではない。
皆さま、ありがとうございました。
幸運を祈ります。神のご加護を。
♣【時事ネタ】ミュンヘン会議と米露外相会談 2025.02.19 17分22秒 ロシア在住ニキータ氏の解説 必見➡https://www.youtube.com/watch?v=yMMbG_btVxE