加害者にも被害者にもなるな!
♣羽場久美子(青山学院大学名誉教授)× 鳩山友紀夫 UIチャンネル https://www.youtube.com/watch?v=54NRIlUP2IM 03.08.2026 (*以下、要約のみ)
国連核不拡散条約(NPT)再検討会議参加の報告。メディアが真実を報じていないが非常に重要な内容なので注目してほしい。
広島・長崎原爆投下の経験から、これまですべての国が「核先制不使用」を支持してきたが、今回の会議では、最終文書に「核先制不使用」を入れるべきという中国の要求が、米国・英国・フランスの「核先制使用権」主張によって却下された。世界の130カ国以上が「核先制不使用」を支持した(日本は不支持)のだが最終文書から削除されたのだ。また、中東(サウジ、エジプト、イラン等)が、共同で打ち出した「非核宣言地帯構想」という中東での平和要求も、上記3国によって拒否され、最終文書から削除された。
実に衝撃的なのは、これらについて朝日新聞を始め日本のメディアが全く伝えなかったことだ。(*それは今に始まったことではないのですが…)
半年前には米露が「新スタート」と呼ばれる侵略核兵器削減条約を止めることになり、核開発に歯止めがなくなった。こういう危険な状況下、日本はイスラエルがパレスチナで使用しているパランティアのAIドローンを導入しようとし、非核三原則の見直しさえ考え始めている。米国と日本によりアジアが核の危険に晒されようとしている。
一方、中国は日本と戦争をするつもりはなく、沖縄側も戦争になれば中国に対し白旗を上げると言っているが、中国が米国や日本から攻撃を受ければ、それには反撃せざるをえないだろう。日本列島には2000近いミサイルが中国に向けて配備されている現状を考慮するとき、偶発事件が起きないように、また、中国を挑発するような行為をしないように充分に注意する必要がある。
81年を経て、沖縄戦・広島・長崎から学ぶべき教訓は何か? このような悲劇を二度と起こさないためには、明治維新以降の日本が取ってきた帝国主義的政策(日清戦争、日露戦争等)を反省しなくてはならない。中国大陸における日本軍による様々な殺戮が、最終的には日本における悲劇を生み出したことを考えれば、私達は「加害者」であり、同時に「被害者」でもあった。(*加害がなければ被害もなかった!) 中国は寛大にも、戦争賠償金を要求さえしなかったのだが、それを日本人は忘れて、中国に対して憎しみと対立を生み出している状況は非情に恐ろしい。
広島市が近年パールハーバーと平和を作る提携(➡※)をしたが、そうであれば日本はむしろ中国の町々と平和の協定を結ぶべきではないだろうか。日本による戦争の加害はパールハーバーが起こる前のほうがずっと大きかったのだから。しかし実際には、長崎の原爆資料館が(外からの圧力を受けてか)「南京虐殺」を「南京事件」に書き換えるという事件さえ起きるようになった。沖縄の平和教育に関しても、文部科学省の大臣が「中立でなければならない」などの否定的な発言をしだした。その影響は大きく、これまで小中高の修学旅行は沖縄、広島、長崎がほとんどだったが、それを多くの学校がとりやめようとしている。平和運動に関わる人々を卑しめる偽情報で圧力をかけることさえ起きている。
1945年2月4日に近衛文麿が戦争終結を勧める上奏文を出したが、日本政府軍部と天皇が却下。理由は、敵に一矢報いて講和条件を有利にさせるため。また陸軍が「一億総玉砕」を考慮にいれた本土決戦に備えていた。戦争終結を遅らせたことで半年間に死者が集中(全体の3分の2)することになった。(*餓死、沖縄地上戦、神風特攻隊、都市の絨毯爆撃、広島へのウラニウム核爆弾投下、長崎へのプルトニウム核爆弾投下…) 7月26日にはポツダム宣言の受諾を迫られたが、国体護持が可能か不明だったために黙殺。それが原爆投下につながった。軍部の責任は大きいし、昭和天皇の戦争責任も否定はできない。
43:00「ツキディディスの罠」グレアム・アリソン、重要なチョークポイント、先進国側の新興国/グローバルサウスに対する恐怖
50:00誰が平和をつくるのか。被爆3世、4世、沖縄の若者たちが国連のNPT会議に参加して戦争反対と平和の希求をアピール。また、若い女性達が国会周辺や全国各地で何万人もデモに参加。また、日中韓で始まった「北東アジア地域自治体連合」が9カ国91自治体にまで広がり、平和維持、貧困解決等に取り組んでいる。
1:11:50 羽場氏から視聴者へメッセージ: 日本各地そしてアジア各地の自治体どうしの結びつきを通して、若者、女性を中心に平和運動を盛り上げていきたい。
※【白井聡 ニッポンの正体】「戦後」はこうして始まった~戦艦ミズーリとパールハーバー~(*広島市が近年パールハーバーと平和を作る提携したことについて)https://www.youtube.com/watch?v=nqDrlqmjWz8&list=PLtvuS8Y1umY_eyk0vhJr0D0LnQNn4vTM_&index=30 05.09.2023 白井聡 ニッポンの正体
9月は日本の敗戦が決まった月です。1945年9月2日、東京湾上に停泊していた米国の戦艦ミズーリ号の甲板で日本と米国を中心とした連合国との間で、日本の降伏文書が調印されました。ただ、日本人は8月15日の「終戦の日に比べ、この日をあまり意識していません。しかし、戦後から今日まで続く日米関係は、この日からスタートしています。その意味について、現地パールハーバー取材も紹介しながら考えます。 司会:高瀬毅
♣米軍は横須賀や厚木など日本各地からイランへ展開した。出典:Internationalist 360 2026.05.21 原文 筆者:星野潔 RIMPEACE(訳注:邦名「追跡在日米軍」。横須賀や佐世保、沖縄などの全国の主な米軍および自衛隊の基地の動向を監視・分析する民間ウェブサイト)編集委員/非常勤大学講師 <記事翻訳: 寺島メソッド翻訳グループ2026.07.09http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-3857.html>
もし我々がアメリカ軍によるこのような行動を無批判に容認し続けるならば、それは日本国民自身が侵略者の側に立つことを意味するだろう。
横須賀からのイラン攻撃
2026.02.28に、国際法を明らかに違反する米国とイスラエル軍による先制攻撃で始まったこの戦争は、日本にある米軍基地を攻撃の起点として利用している。(…)
厚木、佐世保、沖縄からの派遣
イラン攻撃に参加しているのは横須賀の軍艦だけではない。米軍は、攻撃に参加している空母ジョン・フィンの甲板上で、厚木基地所属の第51ヘリコプター海上攻撃飛行隊(HSM51)の乗組員がヘリコプターにミサイルを搭載している写真を公開した。HSM-51は、神奈川県の相模湾や横浜港、東京近郊などで、超低空飛行を含む訓練を通常実施している部隊である。
佐世保海軍基地からは、強襲揚陸艦トリポリ、ドック型揚陸艦ニューオーリンズ、ラッシュモアもアラビア海に向かっている。強襲揚陸艦はF-35戦闘機を搭載できる軽空母でもあるが、これら3隻の揚陸艦はいずれも海兵隊部隊を乗せている。(…)